20090511 四面体オセロ
そのメモ帳$${^{*1}}$$を見ると「四面体オセロ」と書いてある。
四人将棋$${^{*2}}$$と言うのがある。太田満保と言う人が1993年に考案した$${^{*3}}$$。通常二人で対戦する将棋を四人で対戦できるようにしたもの$${^{*4}}$$である。
オセロ$${^{*5}}$$も駒というか石を白黒の二面ではなく四面にすれば四人で対戦できるようになる。こんなゲームがあるのだろうか、と思いメモ帳に書き留めた。メモ帳の2頁目に書いてあった。メモ帳を使い出したのは四年程前だから、かなり長い間放置されてきた。
「Rolit$${^{*6}}$$」というゲームがあることを知った。まさに四人オセロ$${^{*7}}$$である。四人で対戦できるようになっている。ルールはオセロと同じで自分の色で挟んだら挟んだ駒を自分の色にする$${^{*8}}$$。四人で対戦するので、すぐ自分の色がなくなる場合が出てくる。なくなっても単独で他の駒の隣ならどこでも置けることになっている。これは二人対戦の通常のオセロと大きく違う。違うと言っても二人対戦のオセロでこのルールが適用されても意味がないだけだ。
Rolitがよく考えてあるのは、駒の形である。私が考えていたのは正三角形四つで構成される正四面体$${^{*9}}$$であった。これをオセロの駒の様に扱うには盤面の升目それぞれに三角の穴をあけてそこに四面体の駒を底面が水平になるように逆さまに入れなければならない。駒がすっぽり入る深さだと取り出すのが面倒なので倒れない程度の深さにしておく。とは言え、挟んだ時はいちいち三角の穴にはまっている駒をつまみ上げ、自分の色の面を上にして盤面の升目に挿し直す。面倒極まりない。二人対戦オセロのような白黒の駒をパタパタ返す優雅さが全くない。
Rolitはその辺りがよく考えられている。駒は正四面体ではなく球形になっている。球面を四分割しそれぞれ色付けしている$${^{*10}}$$。この球は盤面の升目の穴の中で簡単にどの方向にも回転するようになっている。自分の色に変える時は、球を撫でて転がすだけでいいのである。そしてこの「球を転がす(Roll it)」がゲーム名Rolitの由来になっている。
*1 20090510 メモ帳(2)
*2 4人将棋
*3 日本財団図書館(電子図書館) 全国学生4人将棋大会 各地区大会棋譜集
*4 四人将棋
*5 日本オセロ連盟 Japan Othello Association
*6 Encaps PHP Image Gallery - BeNeLux - 70756 Rolit Classic R.jpg
*7 Unser Spieleangebot Rolit%20ganz%20gross%2001.jpg
*8 How to play Rolit | Official Rules | UltraBoardGames
*9 数学切り抜き帳 正四面体の体積
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