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20040409 石垣島・西表島(9)

 旅行五日目である$${^{*1}}$$。西表島での最後の朝を迎えた。四日間ずっと天気が悪かったが、最終日には朝日を見ることができた$${^{*2}}$$。

 何とかセマルハコガメを見つけたいがため$${^{*3}}$$、民宿の辺りを小一時間ほど探したが、やはり見つからなかった。亀を探している間に雲がどんどんなくなり空は晴れてきた。

 今日はもう移動するだけなのである。それなのによく晴れている。天気をこれほど恨めしく思ったことはない。

 西表島から高速船で石垣島に渡り、お土産などを買って$${^{*4}}$$飛行機に乗った。よく晴れているので飛行機から石垣島の姿がよく見えた$${^{*5}}$$。ああ、悔しい。

 それにしても石垣島・西表島$${^{*6}}$$はいいところである。この四日間は愛知県よりも寒かったが、大抵は暖かくて飯も美味い。そして自然が一杯である。こういった場所をむやみに開発するのは勿体ない。自然を十分活かした観光産業を根付かせる必要がある。一度破壊された自然が元に戻らない。自助努力を期待していては、とてつもない時間を必要とするし、民衆の都合ではあらぬ方向に行くため手遅れになる。

 強制力が必要だ。自然保護に基づかない勝手な観光地化を防がなければならない。更に観光客の協力も必要である。自然保護法$${^{*7}}$$、環境基本法$${^{*8}}$$や条例など規則だけでは生ぬるい。違反者には徹底した罰則が要る。

 どうすればよいか。日本から独立$${^{*9}}$$するのである。環境観光立国する。格段に強化された法律により科学的な計画に基づいて自然保護をしながら観光地化を進める。沖縄県がシンガポール$${^{*10}}$$のような国になるのである。

 完全な独立ではない。経済と法律だけを独立させる。治安の維持や国防などは日本に任せる。ただでは済まないから日本政府に対しては治安防衛費を上納する。連合国家みたいなものだから諸外国から見れば何も変わらない。

 一国二制度$${^{*11}}$$と何が違うのか。実現するまでに掛かる時間が違う。一国二制度は日本の国家制度そのものを変えなければならない。日本が大きな変革をするには外圧がないとできない。いつになるか判らないのである。この間に自然は崩壊してしまう。

 沖縄が一方的に独立宣言すればあっという間に連合国家の形成は進むだろう。日本から見れば新しい特別地方公共団体$${^{*12}}$$を作ったと考えればいいだけなので、それを阻止する理由は特にない。

 アメリカ軍の基地$${^{*13}}$$はどうなるか。残念ながら何も変わらない。アメリカにとって基地が日本国にあろうが「沖縄国」にあろうが関係ない。沖縄独立が実現すれば、日米安保条約$${^{*14}}$$の条文中の「日本国」が「日本国及び沖縄国」に修正されるだけだろう。

*1 20040408 石垣島・西表島(8)
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*3 20040406 石垣島・西表島(6)
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*6 知・旅・住 離島総合情報サイト 沖縄のしまじま
*7 自然環境保全法
*8 環境基本法
*9 20000815 沖縄の廃藩置県
*10 シンガポール政府観光局
*11 民主党21世紀沖縄ビジョン
*12 20000225 都庁所在地
*13 今週のわからん 沖縄の普天間基地の移設問題 '99/11/28 放送
*14 日米安全保障条約

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