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20040723 鳥瞰図
人工衛星から日本を撮影した写真$${^{*1}}$$で思い出した。吉田初三郎のという人が描いた鳥瞰図$${^{*2}}$$である。
この人が描く日本地図には見えるはずのない地形が書き込まれている。例えば琵琶湖近辺の鳥瞰図$${^{*3}}$$に樺太$${^{*4}}$$が書き込まれていたりする。
鳥瞰図を描く時、吉田初三郎の頭の中ではこの写真$${^{*5}}$$のような光景が浮かんでいたのか。
少し気になることがある。この人工衛星からの写真のように本当に地球の丸みが見えるのだろうか。吉田初三郎の鳥瞰図に地球の丸みは出てこない$${^{*6}}$$。撮影に使われたレンズのせいで地平線が丸く歪んでいる$${^{*7}}$$のではないだろうか。この写真の撮影には焦点距離が40mmのレンズが使われた$${^{*8}}$$らしい。
宇宙に持っていくレンズなので極端な歪みが出るような安物は使わないだろう。
*1 20040722 日本の青
*2 20020220 吉田初三郎
*3 吉田初三郎:地図の想像力
*4 稚内市ウェブサイト
*5 STS059/STS059-218-44.JPG
*6 パノラマ地図を旅する
*7 四角の物がゆがんで写るのはナゼ? / デジタルARENA
*8 Earth from Space - Image Information