20020404 家庭用赤外線治療器
薬局に行ったら凄い物を見つけた。森下仁丹$${^{*1}}$$から発売されている「ヒカリバン$${^{*2}}$$」という治療器である。
この「ヒカリバン」は高輝度の近赤外線発光ダイオードを使った治療器で筋肉痛や肩こりの部分にこの発光ダイオードから照射される近赤外線を当てることによって痛みを緩和させるのである。
凄いのは薬局で発光ダイオードが売られているということだ。近赤外線で筋肉痛や肩こりを和らげることではない。薬局で発光ダイオードが治療器として売られていることが今までにはなかったことである。
筋肉を暖めて血行を促進させ痛みを和らげるのは昔から行われていた。暖めるのに発光ダイオードを使用するという発想はどこからきたのだろう。
普通の赤外線治療器$${^{*3}}$$と違うのは、指にはめられるぐらい小さいこと、発光ダイオードを直接皮膚に押し当てて赤外線を照射するので指圧効果もある。半導体レーザを使ったレーザ治療器$${^{*4}}$$もあるが、ある程度の強さの光を出すことが出来ればレーザ光である必要はない。
テレビジョン受像器などのリモートコントロールの先端に小さな豆電球みたいな物が付いていることがあるが、それが赤外線発光ダイオードである。透明な樹脂で出来ており先端が丸く$${^{*5}}$$なっている。もともと先端が丸くなっているのでこれを指圧に利用しているわけである。
指にはめて皮膚に押し当てると赤外線が出てきて約3分後に自動的に電源が切れるようになっているらしい。製造費用の関係からか電池交換が出来なくて、50回使用の使い捨てである。乾電池か何かで充電出来るよう$${^{*6}}$$にした方がいい。
*1 森下仁丹
*2 森下仁丹 ヒカリバン
*3 赤外線治療器
*4 レーザ治療器の紹介
*5 赤外発光ダイオード トップビュータイプ
*6 20010330 自走ミニカー