見出し画像

20040211 早漏模写

 声帯模写$${^{*1}}$$というのがある。大昔は声色と言ったが、この声帯模写という言葉は古川緑波が作った$${^{*2}}$$らしい。

 最近は「声帯模写$${^{*3}}$$」とは言わなくなった。声だけではなく仕草などの真似も加えて「ものまね芸」と言われるようになっている。

 体の一器官である「声帯$${^{*4}}$$」を模写するとは、考えてみれば不思議な言葉である。

 声帯模写に良く似た芸で「早漏模写」というのがあった。「感じるジョーク早漏模写」である。全く有名にはなっていない。オホホ商会の古賀清$${^{*5}}$$氏が作った。松田優作や武田鉄矢など男性の有名人が自慰$${^{*6}}$$をする姿や映画の一場面を射精にからめて面白おかしく再現する。映画はスピルバーグ$${^{*7}}$$の「ジョーズ」やヒッチコックの「サイコ$${^{*8}}$$」などが取り上げられていた。その理由は映画の題名である。芸の最後には「おジョーズ!」とか「もう、サイコー!」と叫んでいた。

 芸の最初には「聞いてソーロー(候)、見てソーロー(候)、早漏模写でイッツソーロー(It's so longか)」と歌う。余りにも馬鹿馬鹿しい芸であった。馬鹿馬鹿しさが度を超えているので、大変笑えた。

*1 Mainichi INTERACTIVE 演芸ニュース 声帯模写芸歴還暦記念
*2 早稲田と文学(古川緑波)
*3 geinin.jp: 桜井長一郎
*4 2001/10/23|気になるのどの調子/声がかすれる|福田宏之 国際医療福祉大学東京ボイスセンター所長
*5 古賀清
*6 「間違った」マスターベーションで腟内射精障害に
*7 Steven Spielberg Fansite - Goodies: desktop wallpapers
*8 映画瓦版 サイコ

いいなと思ったら応援しよう!