20020601 ラジエターの故障
自動車$${^{*1}}$$を運転していたら、水温計$${^{*2}}$$の示す針の位置がいつもと違うことに気付いた。
本当に水温が上がっているのか、それとも水温センサ$${^{*3}}$$がおかしくなっているのか。エンジンの調子はいつもと変わらないので、水温センサを疑いながら走っていた。
水温計の針を注意深く見ていると、自動車が停止しているときはほんの少しずつだが針が上がっていき、走り出すと少し下がる。どうも水温センサがおかしいのではない、エンジンの冷却水の温度にちゃんと連動しているようだ。そうなるとラジエター$${^{*4}}$$に何か異変が起こっていることになる。
水温計の針を心配しながら家に辿り着いた。自動車から降りてボンネットの方に目をやると湯気がフロントグリル$${^{*5}}$$の上から立ちのぼっている。やはりラジエターか、と思いながらボンネットを開けてみる。
ラジエターの上の部分に15cmぐらいにわたって亀裂が出来て、そこから勢いよく蒸気が噴き出している。亀裂が発生したところは溶接部分ではなく金属の一枚板の部分であった。こんなところに亀裂が生じるのは一体何が原因なのだろう。少し丸みを帯びた部分なのでプレスの時に発生した内部応力によって$${^{*6}}$$出来たのだろうか。
ラジエターが冷えるのを待って蒸発した分の水を補給して修理工場に持っていった。応急処理はできないという。部品交換しかないらしい。部品を取り寄せてもらい直すことにした。6、7万円かかりそうだという。購入してから10年もするといろいろな部分が壊れだして$${^{*7}}$$、金がかかって仕方がない。使用年数10年、走行距離174,300km。エンジン関係の故障はこれで2回目である。
*1 20000627 MOMO
*2 解説書 ― 構造と作動 ウォーターテンパラチャゲージ
*3 液温センサー1
*4 エンジン冷却装置
*5 20020324 MRワゴン
*6 Welcome To 材料技術部
*7 20010324 JAF