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20001114 青色発光ダイオード

 最近、青色の発光ダイオード$${^{*1}}$$を自動車やオートバイの装飾にしているのをよく見かける。青色は私が好きな色だからなのか、路上でよく目立つ。店舗の電光掲示板$${^{*2}}$$のアクセントとしても青色発光ダイオードはよく使われている。電光掲示板に使われる発光ダイオードは主に橙色か赤色である。青色の発光ダイオードは橙や赤に比べて値段が十数倍高いのでふんだんに使われることはない。
 機能的に意味は全くないが、自分のパソコンのパイロットランプは黄緑色発光ダイオードから青色発光ダイオードに変更してある。とにかく青色発光ダイオードの青色の光が好きなのである。

 路上で目立つ色の代表は赤だろう。信号の「止まれ」やパトカーや救急車の屋根のランプは赤である。これは赤色は可視光線の中でも波長が一番長いため空気中の埃や水滴等で光が回折、散乱されにくく、遠い距離からも認識されやすいと思っていた。しかし青色発光ダイオードでも結構目立つ。もしかしたらそれ程、目立つことに関して光の波長というのは関係ないのかも知れない。

 夜間に自動車などの運転する場合、200m先に障害物があるかどうかが判れば十分だろう。例えば青色の発光ダイオードで障害物の位置を知らせることが出来るのは200m程度だとする。それを赤色の発光ダイオードにして250mになったとしてもあまり意味がないだろう。つまり注意を促す色は「赤」である必然性はあまりない。

 アメリカの高速道路のパトカーの屋根のランプは青色が使われている$${^{*3}}$$。夜間に赤色のランプを点けて路上で停車していると、意識の朦朧とした運転者の運転する自動車が赤いランプをめがけて突っ込んでくると言う。それを防止するためのようだ。確かに夜間にぼーっと前を見て運転していると、前方車のブレーキランプに吸い込まれていくようなきがしてドキリとする事がある。これは人間の赤色に対する生理的な反応でどうしようもないらしい。

 だから自動車の尾燈は青にすべきだ、という人がいた。自動車の燈火類の色は法律で決められているので勝手に変えることは出来ないが、青色発光ダイオードの尾燈というのもなかなかよさそうである。ただし、信号機に使われている青緑に近い発光ダイオードの色$${^{*4}}$$は好きではない。真っ青の光を出す青色発光ダイオードが色としていい。

*1 ■オプトE事業部製品
*2 らくらく表示ボード | LED電光看板・電光掲示板の電光ファクトリー
*3 California Highway Patrol Cars
*4 LED信号機の整備 - 愛知県警察

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