20060731 佐渡旅行(7)
佐渡旅行$${^{*1}}$$の二日目は砂金取りと金山跡巡りだ。とは言ってもこれらはすぐに終わりそうなので、途中で寄り道をしていくことにした。砂金取りは、佐渡西三川ゴールドパーク$${^{*2}}$$と言うところでやれる。そこに行く前に宿根木(しゅくねぎ)$${^{*3}}$$と言うところに行くことにした。
一日目の宿泊地「小木(おぎ)$${^{*4}}$$」から西に少し行ったところに宿根木$${^{*5}}$$と言うところがあり、そこには江戸時代に千石船で栄えた町並みが残っているらしい。古い町並みが好きなので、まずそこに行ってみることにした。朝八時に旅館に人にレンタカー屋まで送ってもらい、そこから予約しておいたレンタカーで宿根木に向かった。
少し道に迷った。そのおかげで宿根木に行く前に私好みの場所を見つけることができた。こう言った場所は、家族の中では私のみが好きなのである。宿根木も当然、私好みだ。子供達は早く砂金取りに行きたいのと眠いのとでこの段階での動きが鈍い。
岩屋洞窟$${^{*6}}$$と呼ばれる史跡だった。鬱蒼とした森の中$${^{*7}}$$にその洞窟がある。洞窟には古そうな仏像$${^{*8}}$$や朽ちかけた仕切$${^{*9}}$$や鳥居のような物$${^{*10}}$$があり、私の興味は尽きない。家族の他の者は早々に退散したがっているので、名残惜しかったが、その場を後にした。
宿根木$${^{*11}}$$に着いた。狭い路地や水路、隙間なく立てられた家などの特徴$${^{*12}}$$は他の地方の沿岸の集落と同様である。公開されている家屋$${^{*13}}$$を見学した。その日の一番だったので、見ていたのは我々だけ$${^{*14}}$$だった。係りの人が中を説明しながら案内すると言うので、お願いした。外観からは思いもよらぬ豪勢な造りに感心する。見学の後、管理人のおばあさんに菓子を頂いた$${^{*15}}$$。そして町並みを一通り見て、砂金取りに向かった。
砂金取り$${^{*16}}$$は、自然の川ではなく水と砂とが入った生け簀みたいなところ$${^{*17}}$$でやった。砂金取り会場の入り口で長さ5cmほどの細長い小さい透明容器とを渡される。生け簀の縁には砂金と砂とを上手く選り分けられるように工夫された砂金取り皿$${^{*18}}$$が並べてあった。係員にその皿の使い方を聞きながら生け簀で砂金を取る$${^{*19}}$$。何やら団体旅行のバスで土産物屋に連れ込まれ、仕方なく物色しているような雰囲気だったが、やり出すと面白くなってきた。取れた砂金は渡された小さな透明容器に入れる。
一時間程度すくった結果がこの通り$${^{*20}}$$である。隣ですくっていた余所の子供が「全然、取れない」と怒っていたので、結構取れた方だったかもしれない。取れたと言っても大きな耳糞$${^{*21}}$$程度である。これでいくらになるのだろう。そしてこれは本物なのか。「愚者の金」と呼ばれる黄鉄鋼$${^{*22}}$$ではないか。ゴールドパークなのでそんな筈はない。
客が砂金をすくった後の生け簀の砂はどうするのだろう。取り尽くした時点で生け簀の砂を全部入れ替えるのだろうか。砂をいちいち入れ替えるのは面倒臭そうだ。できるだけぎりぎりまで砂を入れ替えたくない。そうすると取り替える寸前の砂には殆ど砂金が入っていない。これでは客から文句が出そうだ。となると砂金を定期的に生け簀にばらまくのか。まぁ、その方が砂を入れ替えるより圧倒的に楽だ。
砂金取りを満喫した後は金山跡に向かった。
*1 20060730 佐渡旅行(6)
*2 佐渡西三川ゴールドパーク
*3 宿根木
*4 佐渡島 小木温泉 源泉かけ流し 旅館かもめ荘
*5 佐渡の観光・アクセスガイド~小木・宿根木
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*11 宿根木(しゅくねぎ) 佐渡小木町【新潟県・港集落】
*12 宿根木│佐渡にこいっちゃ│勝手に佐渡観光情報サイト
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*16 「佐渡百選」 --- 西三川金山遺跡
*17 佐渡西三川ゴールドパーク[砂金とり体験]
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*21 20021007 耳糞の味
*22 鉱物・化石アルバム(鉱物編) 黄鉄鉱
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