20051008 おぼくさま
毎朝炊いたご飯$${^{*1}}$$を仏壇に供える$${^{*2}}$$。お供えしたご飯を名古屋地方では「おぼくさま」という。この言い方はこの地方だけなのか、ある宗派$${^{*3}}$$の言い方かは判らない。漢字では「御佛供様」と書くらしい。夕食頃に仏壇から下げる。おぼくさまを下げるのは子供の仕事だ。
一日中仏壇に供えてあったので「おぼくさま」の表面は乾燥して固くなっている。捨てるのは勿体ない。それに供え物を捨てるのは以ての外だ。そうはいっても固くなったご飯を食べるのは辛い。
そこで考え出されたのは「おぼくさまを食べると頭が良くなる」である。これによって乾燥した供え物は子供の胃袋に収まる。何でもかんでも勿体ないとするのは窮屈になり易い。これは今も昔も同じだろう。だからこういった工夫が必要だが、現代は情報が氾濫しているので、そういったことを信じ込ませるのはなかなか難しい。
ところが地球規模でこういった工夫がなされ出した。地球温暖化問題である。因果関係はよく判っていない$${^{*4}}$$が、何らかの活動をすると問題が解決する$${^{*5}}$$らしい。
*1 仏具のいろいろ
*2 純金 仏飯器(単品)
*3 20010818 五十六億七千万
*4 20050609 地球温暖化(5)
*5 20050811 環境問題と借金