20040515 キャッスルとカストロール
「キャッスル・オイル$${^{*1}}$$」という日本製の自動車用オイルがある。ローマ字で書くと「Castle」である。
何故、「城」なのだろうか。商品の名前や商標は創業者やその商品に関係する言葉などから作られやすい。一見、全く関係がないように思えても少し考えるとなるほどそういう意味なのかと納得できる場合がある。そうでない場合も当然ある。例えば、「ペンギンワックス$${^{*2}}$$」という商標がある。まさかペンギンの脂$${^{*3}}$$が原料となったワックスではあるまい。ペンギンと言えば南極大陸、南極は氷原、氷原はぴかぴか光る、ぴかぴか光るワックスであろう。
靴墨の「Kiwi$${^{*4}}$$」はどうか。まさかキーウィ$${^{*5}}$$の脂が原料となった靴墨ではあるまい。Kiwiの創業者の奥さんがニュージーランド出身だったのでそれに因んだ$${^{*6}}$$らしい。万年筆のペリカン$${^{*7}}$$の場合は、創業者から事業を引き継いだGuenther Wagner$${^{*8}}$$という人の家紋が由来$${^{*9}}$$である。
エンジンオイルで有名な商標$${^{*10}}$$に「カストロール$${^{*11}}$$」がある。ローマ字で書くと「Castrol」である。語源は「Castor Oil(ヒマシ油)$${^{*12}}$$」らしい。
それにしてもキャッスル「Castle」オイルの由来は何なのだろう。創業者の名前$${^{*13}}$$なのか、事業所が城$${^{*14}}$$の近くだったのか。
*1 SLオイル
*2 ペンギンワックスのウェブサイトへようこそ!
*3 11 Penguin/Sea Birds (Japanese)
*4 KIWIシュー&フットケアセット
*5 <データファイル>キーウィ
*6 Kiwi Shoe Polish and Design Technology
*7 Pelikan
*8 Auktion
*9 タテ株式会社>万年筆の話
*10 オイル・ケミカル石油製品
*11 Home
*12 世界におけるカストロール
*13 ジェットストリーム
*14 名古屋城公式ホームページ