20041124 モーグ・シンセサイザー
モーグ$${^{*1}}$$と言えばシンセサイザーである。シンセサイザーといえばスイッチト・オン・バッハ$${^{*2}}$$であり、ワルター・カーロスである。現在、ワルター・カーロスは性転換をしてウェンディ・カーロス$${^{*3}}$$と名乗っている。
モーグ・シンセサイザー$${^{*4}}$$を知ったのは「スイッチト・オン・バッハ」というLPレコード$${^{*5}}$$買ってからだ。幼少の頃、試聴盤に入っていた電子的な不思議な音で奏でられたこのバッハのレコードが猛烈に欲しくなり何とかして手に入れた。
レコードのジャケットにはバッハに扮した人の後ろにシンセサイザーが鎮座ましましている$${^{*6}}$$。沢山のスイッチやダイヤル、差し込み端子。音がこの装置によって生み出されているのを想像しながら、何度もレコードを聴いていた。装置に備え付けられたそれぞれの差し込み端子に配線をすることで様々な音を作っていく。手許にレコードがあるので、当然、モーグ・シンセサイザーは既に存在していた$${^{*7}}$$のだが、その仕組みは近未来に思えた。
数年後のある日、テレビジョンを見ていたらエレキギター$${^{*8}}$$でバイオリンやピアノの音を出している人が生放送で出演していた。来日したモーグ氏だったのか、それとも全く違う人なのか。モーグ氏が開発した様々な楽器$${^{*9}}$$を探したら似た物$${^{*10}}$$はあったが、テレビジョンで見た装置は見つからなかった。違う人だったのだろう。
*1 20041123 ラーガとテルミン
*2 帰ってきた「スイッチト・オン・バッハ」
*3 Wendy Carlos HomePage
*4 シンセサイザー小史
*5 20011224 レコード盤の生産
*6 SOBNew.jpg
*7 moog77.jpg
*8 20040114 エレキギター(2)
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*10 Moog Archives moog liberation