20060408 珍しい太陽
夕方五時頃、末娘$${^{*1}}$$の自転車の練習に付き合わされて外に出た。昨日は暖かかった$${^{*2}}$$が、今日は風が強く寒い。朝方は晴れていたが、昼近くには雨が降った。
寒い寒いと思いながら、娘の自転車こぎ具合を見ていた。数日前から補助輪無しでこげるようになっている。あとはブレーキが思ったように掛けられるようになれば一人前だ。練習に使っている自転車は一番上の息子が保育園に通っていた頃両親に買って貰った。十年ぐらい前の自転車でここ数年、手入れなど一切していない。そこら中錆びだらけになっている。ペダルが錆でかなり重くなっていたが、チェーンやペダルの回転部分に油を差してやると滑らかに動くようになった。上の娘$${^{*3}}$$もこの自転車で数年前に練習をした。
空はどんよりと曇っている。ふと西の空を見ると空は曇っているのにはっきりと太陽$${^{*4}}$$が見える。これは珍しいと思い、写真を撮った。娘は見たことのない太陽を怖がった。
黄砂現象$${^{*5}}$$だった。黄砂の時はもう少し空が黄色くなる気がしていたが、今日の空は若干黄色みがかった灰色であった。黄砂による空の色は、砂自体の色ではなく、太陽光の内黄色い光が黄砂粒子によって散乱されて黄色く見えるのかと一瞬思ったが、黄砂の粒子は数μm~数十μmもある$${^{*6}}$$ので青空や夕日のような空気分子による光の散乱$${^{*7}}$$ではない。空気分子は黄砂よりもはるかに小さい。黄砂自体が黄色$${^{*8}}$$だから、空も黄色くなる。
今日の黄砂は比較的粒が小さかったのだろうか。そのため空はそれ程黄色くならなかったのかも知れない。更に太陽がはっきり見えたのも砂粒の大きさが小さめだったからだろうか。
*1 20060326 末娘の敬語
*2 20060407 亀の冬眠明け(4)
*3 20041111 モナリザと花魁
*4 IMG_0773.jpg
*5 気象庁 | 黄砂に関する基礎知識
*6 保環研ニュース 第48号 2003.6
*7 20040716 空の赤
*8 kousa2_b.jpg