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20100327 iPhoneでの表示最適化(3)

 iPhoneでの雑記草の表示の最適化を再度行った。前回に色々試してみて$${^{*1}}$$何となく落ち着いたが、どうも物足りなかった。こんな感じに表紙の構成が少しずれていた$${^{*2}}$$。この時、様々な設定で表示を確認したが、このずれはどうしても直らなかった。

 暫くして、webページの表示の仕方を定義するCSSファイル$${^{*3}}$$の記述を

body{ width: 960px; -webkit-text-size-adjust: 300%; }
table{ width: 320px; -webkit-text-size-adjust: 110%; }

から

body{ width: 960px; -webkit-text-size-adjust: 300%; }
table{-webkit-text-size-adjust: 125%; }

に変えてみた。ページ内の「table$${^{*4}}$$」の部分が表紙の大きさやこの部分の字の拡大縮小を定義する部分である。すると表紙のずれが解消された$${^{*5}}$$。しかし表紙の部分は全体的に小さくなっている。表紙の枠を大きくしようと思って、表紙の部分の文字の拡大率$${^{*6}}$$を変えるとiPhoneの画面に上手く収まらなくなる。

 何となく次のようにしてみた。

body{ width: 960px; -webkit-text-size-adjust: 300%; }
table{width: 100%;-webkit-text-size-adjust: 175%; }

すると表紙は目一杯広がって最も具合の良い状態$${^{*7}}$$になった。表紙の幅を決定する、つまり「table」の幅を「width: 100%;」にするという設定を追加することによって上手く表示されるようになったのである。この設定は試行錯誤で偶然見つけたのだが、そもそもこれらの決まりは全て人間が作ったものだから、「偶然上手くいく」というのはあり得ない。必然的に、こうすればこう表示される、はずである。一から勉強すれば最初から意図通りに表示されるように設定できたのだろう。

 それとも文法や適用する対象の組み合わせはいくらでもあるので、その決まりを作った人も想定していなかった現象が起こる場合もあるのかもしれない。何となくコンピュータに弄ばれている気分になる。これはコンピュータの話だが、もしかしたら地球全体がそのようなものかもしれない。どこかに「創造主」が存在して、ある決まりに従って動作する「地球」を作ってみた。「地球」を作った創造主にしてみれば地球上の出来事はすべて必然的なことで、偶然など一つもない。「地球」に住んでいる人間は創造主の「ある決まり事」など知る由もないので、「偶然」が起こっていると思ってしまう。ただ、「地球」も複雑になってきたので、「創造主」も想定していなかった事象が地球で起きているのかもしれない。

 「地球」上にすむ我々が「創造主がどこかにいて、遠い昔に地球を作った」ということを証明すること、もしくは明確にこれを否定することはできないだろう。「創造主」が天から現れて「私が地球を作ったのだよ〜ん」と言った時、初めて全てが判る。しかし「創造主」がいると言うことは、彼によって作られた世界というのは全てが必然であるはずで、感情も思考もあり得ない。つまり、もともと「地球」上には「証明」という作業は存在しないことにもなる。たとえ「創造主」が現れても「地球」の人々にとって何の意味もないことになる。ちょうどコンピュータのモニタ画面に投影されているゲームの主人公に向かってマイクを通して「君は私が作ったのだ$${^{*8}}$$」と語りかけるのと同じように。

*1 iPhoneでの表示最適化
*2 zakki_cover1.jpg
*3 とほほのスタイルシート入門(基礎知識)
*4 <table> - テーブル(表)
*5 zakki_cover2.jpg
*6 iPhone対応Webサイト構築入門(前編) ・テキストのサイズを調整する
*7 zakki_cover3.jpg
*8 20100307 トランジスタ技術

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