20000913 星条旗の星
建国以来、国旗のデザインを何度も変更している国はアメリカ合衆国$${^{*1}}$$ぐらいであろう。州の数が増える度に星条旗の星の数を州の数に合わせて増やしている。
これまでに26回変更されている。太平洋戦争時代のアメリカ合衆国の国旗$${^{*2}}$$を映像で見る$${^{*3}}$$と星の並びが現在の並び方と違うことに気付く。太平洋戦争時代の星は格子状$${^{*4}}$$に並んでいるが現在は交互$${^{*5}}$$に並んでいる。
太平洋戦争時代の星の数は48個であった。横8個、縦6個に並んでいる。当時、アメリカは48州でアラスカとハワイはまだ州になっていなかったようだ。
1959年にアラスカが州になり$${^{*6}}$$、1960年にハワイが州となった。この1959年から1960年の間は州の数が49個だった。その間も国旗が変更された。これが49州時代の国旗$${^{*7}}$$の意匠である。現在の星の並びとよく似ているが、星の並びの左右の端が違うのが分かる。49州だと横7個、縦7個にしたくなるのだが、そうしなかったのは星が描かれる青地の部分が長方形だからだろう。36州時代$${^{*8}}$$、25州時代$${^{*9}}$$も同様である。
法律上はどの時代の国旗のデザインでも正式な国旗$${^{*10}}$$のようである。従って国旗が変更されているのではなく、星条旗は一つだが様々な種類があるということなのだろうか。将来の51州になったときの国旗$${^{*11}}$$も紹介されている。
*1 Clickable map of the United States
*2 History of the Stars and Stripes (United States)
*3 Banner of Hope: Joe Rosenthal’s Image of Iwo Jima
*4 48 Star Flag - (1912-1959) (United States)
*5 United States of America
*6 20000815 沖縄の廃藩置県
*7 49 Star Flag - (1959-1960) (United States)
*8 36 Star Flag - (1865-1867) (United States)
*9 25 Star Flag - (1836-1837) (United States)
*10 Legal aspects
*11 51 Star Flag - (future) (United States)