20061001 謝らない店
また一つの物欲を遂げた。「欲を遂げる」というのは変だ。遂げるのは本懐や目的である。欲は「満たす」であった。今回の物欲は数ヶ月悩んだので何となく「やり遂げた」という感じになった。
買ったのはテンピュール$${^{*1}}$$の商品である。以前にテンピュールの枕を買った$${^{*2}}$$。触感が大変気に入っているのだが、とにかく値段が高い。枕一つが一万円近くする。
今回の買い物は二万円近い。少し大きめのクッションである。クッションに二万円も出すのは相当勇気が要る。オークションで安く出ていないか探していたが、なかなか見つからない。いくら待っても安いのが出てこない。待っている内に一生が終わってしまうと詰まらないから、思い切って買うことにした。
「ベッドウェッジ$${^{*3}}$$」というくさび形のクッションである。一辺が50cm程度ある。二万円もするので三年保証になっている。中にスポンジが入っているだけなのに何を保証するのかというと、三年以内にスポンジが弛んで何もしないのに2cm以上の凹みができた場合は無償で交換してくれるらしい。ただし焦げや切り傷などによる損傷は対象外である。
家にはベッドがないので、名前が示すような本来の使い方はしない。壁か応接椅子に持たれ掛けて床に座る、うつ伏せになって本を読む、寝ころんでDVDを鑑賞する時の枕にするつもりである。
通信販売で購入した。早速使ってみると丁度いい柔らかさで、気持ちが良い。買ってよかった。
商品は問題がないのだが、買った店が何とも変な対応をしてきた。インターネットで商品を見た時、クッションの色は紺色だった。説明文でもはっきりと紺色と書いてあった。しかし届いたのは「灰色」だった。色は全く問題にしていないのでどちらでもいいのだが、納品書に添えられていた手書きの手紙に買い上げのお礼と共に「色がダークブルーからグレーに変わりました」と書いてあった。注文した物と色が違うのだから詫びの一言でも添えればいいと思うのだが、注文の色と違うという事実のみが述べられている。これは一体どういうつもりなのだろう。返品を主張されると困ると考えたのだろうか。注文した物と違う物を送っているのだから返品されても仕方がない。当然覚悟すべきである。それを覚悟で謝るのが普通だろう。
JR東海$${^{*4}}$$にしてもこの店にしても一体どういう神経をしているのだろう。
*1 Welcome to Tempur Japan
*2 20020928 テンピュール(3)
*3 テンピュール商品一覧_小物 ベッドウェッジ
*4 20060925 謝らないJR東海
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