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20000904 BMW
乗用車の扉の内側の取っ手は進行方向前よりに付いている。運転席であれば右手をハンドルから少し動かすだけで体をねじらなくても手が届く位置に取っ手が付いている。最近の自動車はこのように手がすぐ届くように取っ手が付けてある。
しかしBMW車$${^{*1}}$$の取っ手は手を伸ばせばすぐ届くところになかった。進行方向少し後ろよりに付いていた。体を少しひねらないと取っ手に手が届かないような位置にある。これは扉を開ける際に強制的に後方を確認させるためであるらしい。扉の設計上どうしてもその位置にしか取り付けることが出来なかったための言い訳なのか、勝手に購買者が解釈したのか、はっきりしないが、BMWが本当にそのつもりでやっているならば、知ると嬉しくなる構造である。
何でも電子的に制御する仕組みを持たせた日本車と比べて何となく製造業者の思想が伝わってくる感じがする。ただ、現状のBMW車もそういう構造になっているのかというとそうでもない。購買者に不評だったためか、それともやはり構造上の都合だったのか、前の方に移動してしまっている。
BENZ$${^{*2}}$$の制動灯の凸凹は泥や雪が付着しても視認性が確保できるようにするためであるらしい。本当にそういう効果があるかどうかはどうも疑問であるが、この形のこだわり続けている。こういう何となく意味のあるようなないようなこだわり姿勢が購買者の共感を呼ぶこともあると思う。
*1 BMW
*2 Mercedes Benz - Personenwagen - Limousinen - E-Klasse - Photo-Galerie