天疱瘡 メンタル面のこと


入院3週間が経ちました。

今回は
尋常性天疱瘡の診断を受けてからの、精神的なことを振り返ろうと思います。


正直、あ、わたし、死ぬのか、と思いました。


何十年も先だと思っていた「死」が、
急に見えるところに現れてしまって。

インターネットには怖いことがいっぱい書かれているからね。
「しばしば死に至る(5年以内)」とか「致死的」とか。

ネットであれこれ調べるのは良くないとはわかってるけど、それはそれとして知らないと怖い、知りたい気質なので

調べてはメソメソ、調べてはメソメソ。
夫や子供とあとどれくらい一緒にいられるの…?メソー。


ま、そうは言っても

人間意外としぶといし、私が悲劇のヒロインになるわけない

だけど

人間案外脆いもんだよ、死ぬこともあるよ

交互に来て、またメソメソ。
20代で病死した同級生2名に思いを馳せたり。
(周りに割といるんだよなぁ…若年死)


同じく闘病中の方のブログ等を見たりして、
とにかく情報収集で生き延びてる人を見つけて安心したりする。
(でも更新が止まってるとまた怖くなったりする)





…………とまぁ、入院3日目くらいまでは不安定な気持ちは消えず。


実際のところ、治療に入ってしまいさえすれば
酷かった頭皮、背中、口腔内の症状は順調に治まって
身体が楽になれば気持ちも楽になってきまして。


気になってたことは色々と医者&看護師に聞いてみて

「ここ、天疱瘡の患者さん常にいますよ〜」

難病!?希少な症例!?の不安が減る。


「難治性って言われると構えちゃうけど、これ基本全部難治性だから」

天疱瘡の中でも難治性で厄介!?と思ってた。天疱瘡自体が厄介だから難治性ってことらしい。


みたいな感じで、
あ、こりゃまぁ生きていけるわ、の活力は割とすぐに回復しました。


もちろん、現在は入院生活で全て管理されているという安心感がある上で、

これが日常生活に戻った時にどれくらいのリスク(投薬による合併症、効果の持続性、再燃の可能性)と向き合っていくのかは未知の世界なのですが


無用のストレスは溜めずに……ですね。

まぁでも基本的に「何とかなるべ」の気質なので。そんな日々の繰り返しで、なんとか生きていこうと思います。

病気とは長い付き合いになっていく。
それは長くなればなるほど、良いもんね。死ぬより。

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