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太宰治「ダス・ゲマイネ」を読みました

太宰治の「ダス・ゲマイネ」を読みました。文春文庫から出版されている11篇が収められた文庫版。38ページの短編作品です。

4人の登場人物が出会い、ともに雑誌をつくろうとするも互いの個性がぶつかり合い、初回の会合から物別れに終わり、主人公が電車にはねられ死亡するという結末を迎えます。
なお、太宰治という新人作家も登場します。

登場人物

佐野次郎

主人公。上野公園内の甘酒屋の店員・菊に恋をする。

馬場数馬

上野公園の甘酒屋で佐野次郎と知り合う。音楽学校に在籍しているが、8年目になる。その理由は試験を1回も受けていないからで、曰く「人が人を評価するのは無礼」。

佐竹六郎

馬場の親類で画家。馬場の紹介で佐野と知り合う。馬場の事をよく思っておらず、佐野に「馬場の事は信用するな」と忠告する。

太宰治

新人作家。作家としての能力は高いが、周囲からは嫌われている。

読書後の感想

主人公が死ぬというのはあまり読んだことない作品でした。自身と同じ名前の「太宰治」をとても嫌な奴として書いているのは太宰治なりのメッセージなのでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。

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