結果を残す人の特徴
今日は「結果を残す人の特徴」について書いていきます。私は恵まれていることにこれまで多くの「結果を残す人」に出会ってきた。彼ら彼女らを見て学ぶところはとても多く、何か共通していることはないかとずっと考えていた。
・努力できる力
改めて言うほどのことではないけれど、努力ができる。努力ができる体質になっている。やるべき時がきたら当たり前のように努力ができる。
努力ができる人にも2種類のタイプがいる。周りからの影響を受けるタイプと受けないタイプ。前者は10代の時からの環境要因が大きい。周りにすごく努力する人がいて、その人の影響を受けて「自分もやらなかったらやばい」と感じて努力を始める。
育った環境がとても重要になる。もし、彼らが全く努力をしない人ばかりの環境で育っていたら、彼らは努力できない人間になっていた可能性はある。だから彼らには育った環境が重要なのだ。自分の子供には進学校に通わせる親が多いのは、自分の子供に悪い虫がつかないようにするためだ。
一方、周りからの影響を受けないタイプは自分の中の使命や目的が明確に決められていて、常に自分にベクトルが向いている。彼らは環境の影響を受けない。こういうタイプはとても少ないが。
・集中力
努力できれば十分かというとそんなことはない。ここぞという時の集中力が非常に高い。努力量が多くても集中力が持続しなければ、大きなアウトプットを得ることはできない。
大学時代、世間一般で言ういわゆる高学歴の人たちと一緒に過ごしてきたが、試験前の追い込みと集中力の高さには驚いた。単純に努力量が多いだけでは到底達し得ない成果を上げていた。
集中力の最大の敵はスマホである。スマホは無尽蔵に時間を蝕んでいく。私が高校生の時はスマホが誰もが持っている時代ではなかったので、集中力を阻害されるものはゲームぐらいであった。集中力を保つためには環境整備も重要になる。
・好奇心が旺盛であること
好奇心が旺盛であることも譲れない条件の1つだ。好奇心が旺盛な人は物事への探究心が高い。自分が納得するまで物事を咀嚼し、言葉にしてアウトプットするレベルにまで持っていける。好奇心が旺盛な人は夢中になると、努力を努力と思わず、集中して取り組むようになる。いわゆる「ハマる」と状態になる。この状態を作れると強い。
逆に、その分野に対して好奇心が湧かなければ、努力できる力と集中力が仮に十分あったとしても、どこかで限界を迎えて脱落してしまう。しかし、好奇心を向けるべき対象がそれでなかっただけで、好奇心の湧くものを見つけることが出来れば良いだけである。
・発揮力
これまで結果を出してきた人たちだけあって、本番での実力の発揮力はとても強い。どれだけ努力ができたとしても、本番で実力を発揮できなければ意味がない。発揮力を身につけるためには、日頃から本番を意識した練習をどれだけしてきたかが重要になる。例えば、TOEICの試験であれば、リスニングはイヤホンではなくスピーカーで聴く、マークシートを常に用意するなど。小さなことからもしれないが、こうした小さなことの積み重ねが本番でいつも通りの力を発揮する原動力につながる。
・強運の持ち主
強運を持っているかどうかも結果を残す上では重要になります。これまで結果を残してきた人はもちろん、努力、集中力、発揮力に長けていて、好奇心旺盛だったかもしれない。ただ間違いなく強運の持ち主であったということも忘れられない要素の1つだ。強運の持ち主もいれば、不運な人も確実にいて、運の要素が明暗を分けることもある。こればかりはどうすることも出来ない。
・最後は粘り強さ
なんだ結局運ゲーかよと思ったかもしれない。しかし、運の度合いが同程度であった時に、明暗を分けるのは努力できる力、集中力、好奇心、発揮力である。そしてそれらを支えるのは粘り強さだ。粘り強さはここぞという時に努力できる力、発揮力を後押しする。
例えば、大学入試では1点2点の差が明暗を分けることが少なくない。その1点、2点の差はどこから生まれているのか。試験が終わる最後の1秒まで自分がケアレスミスをして取りこぼしたところがないかを確認する粘り強さ、普段の勉強でもこの問題が分かるまでこの単語を覚えるまで勉強を辞めない諦めない粘り強さの積み重ねではないでしょうか。
最後に明暗を決めるのは、その人がどれだけ粘り強さを持っているかによるのだと私は思っている。
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いかがだったでしょうか。割と当たり前なことが多かったかもしれません。しかし、私を含めこの当たり前のことがなかなか出来ない。逆にいうと当たり前なことを確実に出来れば結果はついてくるということ。いきなり全ては無理かもしれないが、1つでも身につけるだけで結果を残す人に近づくことが出来るかもしれない。
じゃあ、またいつか会いましょう!
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