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依存先を増やす

今日は依存先を増やすという話をしていきたいと思います。何か1つのことに夢中になるのは良いことです。しかし、物事にはいつか必ず終わりが来ます。次の行動に移すことも必要です。

会社を辞めると抜け殻のようになってしまう定年後のサラリーマンをよく見かけます。このサラリーマンは仕事に依存していたため、依存先を失い、抜け殻になってしまったのです。

サラリーマンに限った話ではありません。

子育てを一生懸命にしていた母親にしてもそうです。子供はもうとっくに自立しているのに、いつまでも手のかかる子供のようにお節介を焼いてしまう母親も子供に依存しているのです。

仕事を一生懸命にやってきたこと、子育てを一生懸命にやってきたこと、これらは言うまでもなく、素晴らしいことです。

しかし、何にでも必ず終わりが訪れます。いつまでも、あの時のまま時間を止めることはできないのです。そして、次のステージに向かって歩き続けていく必要があるのです。


次のステージに向かって歩き続けるためにはどうしたらいいのか。

常に2の矢、3の矢を用意しておく

どうせこんなことやっても無駄だ、どうせ後10年で死ぬんだし。このように依存先がなくなってしまった場合はどうすればいいのか。

物事には必ず終わりがあります。しかし、終わる前に2の矢、3の矢を用意しておくことが重要になります。

これが終わったら次これをやろうと候補をリストアップしておくのです。

例えば、サッカー日本代表の本田圭佑選手はロシアW杯が終わった6時間後にプログラミングを学ぶため、プログラミングスクールに連絡を入れたそうです。試合を観ていた日本国民全体があのベルギー戦の敗戦を引きずっていた時に、彼にとって最後のW杯が終わった直後に、もうすでに次のことに行動を移していたのです。彼はおそらく大会前や大会中から、これが終わったらプログラミングを学ぼうという2の矢を用意していたはずです。だから、あれだけ早く次の行動に移ることだできるのです。常に2の矢を用意しておきましょう。

依存先を増やす

常に依存先を複数持っていれば、既に終わった過去のことに執着することなく生きていくことができます。自分の趣味でも良いですし、今まで片手間にやっていた副業を本格化させても良いでしょう。

自分の中の手札が多ければ多いほど、やることには困らないはずです。本格化させてみて「これは片手間にやるくらいがちょうどいいや」と思えば、それもまた良い発見で、次にやる2の矢を探せば良いのです。

依存先を増やせばストレスの低減につながる

依存先を増やすことは精神の安定にもつながります。依存先が1つしかない時は「これがなくなると自分は終わる」と何が何でも執着しなければなりません。

例えば、仕事が良い例です。仕事に対してどうしてストレスが貯まるのか。今の仕事は嫌だけど、辞めても他では働くことができないから、嫌だけどこの会社にい続けるしかない。この会社に依存してしがみ付くしかないのです。

一方、どこでも働くことができるスキルを身につければ、少しでもストレスがかかるならば、この仕事をやめて他の仕事をすればいいのです。


一流の人は行動の切り替えが早い

先ほどの本田圭佑さんのエピソードで言えば、その切り替えの早さも驚きます。一流の選手は切り替えがとても早いのです。

例えば、イチローがある時、ダブルヘッダー(1日2試合)で合計7本ヒットを打った時がありました。彼はその日の試合後のインタビューで

「今日が終わった事が本当に残念です。だってこの瞬間に今日のことは終わっている。明日に向かって僕はやらねばならないので、今日のことはこれでおしまい。」

過去の余韻に一切浸る事なく、今しなければならない事つまり明日の試合に向けて最高の準備をする事にベクトルが向いています。

一流の人は行動の切り替えが早い。

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まとめると

・依存先を増やすことで1つ依存先が終わってなくなったとしても、次の行動に移すことができる
・次の行動に移せないのは過去に執着していて、今依存先がないから。
・依存先を増やすメリット。依存先を増やすことはストレスの低減にもつながる。会社が嫌でもしがみつく必要もない。
・どうやって依存先を増やすか。常に2の矢3の矢を用意しておく
・一流の人ほど行動の切り替えが早い


じゃあ、またいつか会いましょう!

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