Geats〜それぞれの願い〜 第3話
第3話
ー4ヶ月前ー
とある広場にて
〇〇:はぁはぁ…
〇〇を含む人々がジャマトに襲われていた
警察官:うわっ…!
〇〇:刑事さん!!くそっ…
〇〇はやむおえなく、倒れた警察官の拳銃をとり、ジャマトに向かって発泡した
バンッ
ジャマト:ジャマ…
〇〇:クッ(びくともしない。何なんだよこいつら!)
何もかも飽きらめかけたその時
ズキューン
ジャマト:ジャマァー!!
謎の閃光がジャマトに命中し爆散したのである
〇〇:え…(一体何が…)
??:大丈夫か?
〇〇が声のした方に振り向くとそこには狐の仮面の戦士がいた
〇〇:あんたは…?
ギーツ:ギーツ。仮面ライダーギーツ。
“その言葉をお前は信じるか?”
〇〇:ハッ!
ー現在 (2024年4月) ー
(新〇〇宅)
〇〇:夢か…。(まさか、過去の出来事が夢に出てくるなんて、本当にあるんだな。)
〇〇はカレンダーを見ると
〇〇:あっ!そういえば、今日からか。
えっと、時間は…よし、まだ余裕だな。
〇〇はベットから起き、テレビを付けて朝食を取っていると
アナウンサー:「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮世英寿様が本人が主催するイベントに出席され、多くのファンに神対応をしたと話題になっております!」
〇〇:相変わらずの目立ちたがりだな(苦笑)
(でも、これにも理由がありそうなんだよな…。)
そう思いながら、朝食を済ませ、
支度をするためにバックの準備をするため、机に移動すると
〇〇:え?
机の上には〇〇のコアIDが付いているデザイアドライバーとマグナムバックルが置いてあった
〇〇:なんで…。(まさかデザイアグランプリの出場のお知らせか?)
(いや、それならツムリさんがいるはずだ。)
〇〇は落ち着いて考えていると
〇〇:(まさか…英寿か?)
〇〇は英寿にドライバーのことを聞くためにスマホを立ち上げると
〇〇:(英寿からだ!)
英寿からLineメッセージが届いていた
英寿L:「おはよう〇〇!自分の所にドライバーが置いてあってびっくりしてるだろ?これは俺がデザ神になって叶えた願いだ。これでお前は“デザイアグランプリに関係なく”仮面ライダーに変身する事ができることになったぞ。これで乃木坂の皆さんを守れるな。じゃ、仕事頑張れよ!」
〇〇:(やっぱり、英寿の仕業だったのか…にしても、またデザ神になるなんてどれだけ強いんだよ。)
(多分、道重も参加してるよな…余計にイラついてなければいいけど…)
〇〇はスマホをしまい、改めてドライバー達をみていた
〇〇:(英寿の仕業だということがわかったが、それで逆に疑問もある。確かにこれで乃木坂のみんなを守れるけど、もしかして今後乃木坂のみんながジャマトの脅威に巻き込まれるというのか?)
〇〇:(それだけじゃない。英寿は数え切れないほどデザ神になっている。俺がデザ神になり英寿がゲームマスターに姿を見せた時、まるで敵対してるかのような気配があった…。
もしかして、英寿は自分で叶えた願いを運営が逆手に取って何かを…じゃあ、デザグラとジャマトには何かしらの協力関係が…?)
ますます増えていく疑問に〇〇の頭はオーバーヒートしそうになっていた
〇〇:(ってここまで疑問に思っても埒が明かないな…。英寿も…)
英寿:『とにかく、今はこれからの人生のことを楽しめ。』
〇〇:(って言ってたもんな。そうだ。とにかく今はこれから始まる新しい人生を楽しまないと!)
ピピッ(時計の音)
〇〇:うおっ!そろそろ時間だ!
〇〇は仕事に行く支度を整え
〇〇:さてと、行くか!
荷物を持って新たな家を後にした
その荷物の中には仕事関係のもの以外に、英寿が願いを叶えて出現した〇〇のコアIDがついているデザイアドライバーとマグナムバックルが入っていた
(乃木坂事務所)
〇〇:おはようございます。
蘭世:おはよう!遅刻しなかったね。
〇〇:流石にしませんよ(笑)
改めて、今日からよろしくお願いします!
蘭世:うん。よろしくね。じゃ、早速メンバーのところに行こうか?
〇〇:はい!
ガチャ
美月:あ、〇〇くん!!
遥香:2週間ぶりです!
理々杏:待ってたよ!
〇〇:お久しぶりです。
蘭世:はーい!みんな集まって…るわね。
改めて、今日から新たに乃木坂のマネージャーになった〇〇くんよ。
〇〇:改めて、今日から乃木坂のマネージャーをすることになりました神﨑〇〇です。よろしくお願いします。
乃木坂:お願いします!!
蘭世:(みんな元気ね。ずっと、楽しみにしてたもんね。)
よし!ここからは午後までレッスンの時間もないから。みんなは〇〇くんと色々おしゃべりとかしてもいいわよ。
〇〇:え!?
美月:本当ですか!!
蘭世:うん。
〇〇:でも、仕事の内容とか…
蘭世:それは午後になったら教えるから。
メンバーのみんなと交流してお互いのことを理解するのも仕事だから。
〇〇:な、なるほど。
蘭世:じゃ、あとはよろしくね。
〇〇:え!ちょ、蘭世さん!?
ガチャン
〇〇:(まじですか…これ、2週間前と同じ流れだったような…え、ということは…)
乃木坂:ダダッ
〇〇:うおっ!(いや、本当に全く同じじゃないかい!!)
梅澤:〇〇くん。改めてよろしくお願いします!
乃木坂:よろしくお願いします!
〇〇:あ、はい…
さくら:まだ、緊張してますか?
〇〇:まぁ、そうですね。
実際、1ヶ月前まではただの乃木オタだったわけですから、まさかマネージャーになるなんて思わなかったですからね。
和:その気持ちわかりますよ。私もさくらさんを前にすると緊張して喋れなくなっちゃいますもん。
さくら:え?そうなの?
和:は、はい…///(可愛すぎる///)
〇〇:(苦笑)(和ちゃんのはもう次元が違うような…)
彩:でも、これから慣れていけば大丈夫だと思いますよ。
〇〇:そうだね。ありがとう。
美空:彩が先輩してる!可愛いなぁ ギュー スリスリ
彩:美空、やめて〜
〇〇:ア、アハハ…(通常運転のみーきゅんと彩ちゃん…)
美月:ねぇ?
〇〇:はい?
美月:せっかくお隣さんになったのに、一緒に行こうとか思わなかったの?
〇〇:いや、なぜそういう発想になるんですか?!
週刊とかに撮られたら問題が起きるでしょ!?
美月:マネージャーっていえば、話が済むじゃん。
〇〇:でも、何故マネージャーさんが同じマンションに住んでいるんですかって言われたらどうなりますか?
それこそ、本末転倒ですよね?
美月:た、確かに…。
〇〇:美月さんのお隣さんになれたのは嬉しいですけど、迷惑はかけたくないんです。
美月:そっか…そうだよね。ん?今、お隣さんになれて嬉しいって言った?
〇〇:え?言いましたけど?
美月:へ、へぇ〜そうなんだ///
〇〇:?
梅澤:(うん。ガチで照れてる。)
史緒里:(それにしても、〇〇くんは鈍感なのかな?)
理々杏:ねぇ。せっかく時間があるんだし、各期ごとで〇〇とおはなし会とかしてみない?30分交代とかで。
真佑:理々杏さん。それはいいアイデアだと思います!
史緒里:各期ごとなら、メンバーに謙遜することなく〇〇くんに質問ができるもんね。
梅澤:よし!じゃそうしますか!
〇〇くん。どの期生と話したい?
〇〇:え。えっと…
美月:3期だよね?
遥香:ジィー(4期を選んで…。)
彩:〇〇さんとお話したいなぁ〜
〇〇:(こんなに純粋な目で見つめられたら決められないよ〜…こういうときは!)
〇〇:3,4,5の順番でいいですか?
美月:やったぁ〜!!
遥香:(2番目ならまだいいのかな?)
彩:(なんで最後〜)
梅澤:(うん。決められなくて、この順番にしたね。)
(3期生)
〇〇:とはいっても何を話せば?
美月:うーん…確かに難しいね。
梅澤:こういうときは無難にこの前と同じように質問タイムじゃない?
史緒里:そうだね。
祐希:じゃ、はい!
〇〇:はい。与田さん。
祐希:好きな食べ物は?
祐希以外:(子供か?!)
〇〇:えっと…好きなものがありすぎて迷いますけど、強いて言うならきつねうどんですかね?
祐希:へぇ。そうなんだ。
理々杏:結構シンプルだね。
〇〇:子供の頃からよく食べていたので、つい食べてしまうんですよね。
史緒里:あ!それわかるかも。
梅澤:だから、狐の仮面ライダーに?
〇〇:それは分からないですけど…。
(え?コアIDって本当にそれで決まってるの?)
綾乃:じゃ、何かゲームとかはやってたの?
〇〇:スマホだと乃木坂のゲームは全部やってますよ。
他だと、マ◯オシリーズとか…FFとかですかね?
あ、あとカードゲームもよくやってますよ。
綾乃:なんのカードゲームなの?
〇〇:ポケカです。
理々杏:え!そうなんだ!!
〇〇:理々杏さんもやってますもんね。YouTube見てますよ!
理々杏:ありがとう!良かったら、今度対戦してみない?
〇〇:良いですよ!
理々杏:やったぁ〜
〇〇:(可愛いな〜)
美月:むぅ〜(いいなぁ〜)
〇〇:そういえば、美月さんもやってるんですよね?YouTubeにも2回程理々杏さんと出てましたし。
美月:え?あ、うん。そうだけど?
〇〇:美月さんもいつか対戦しましょ?
美月:え!良いの!!
〇〇:もちろんです!
美月:ありがとう〜(嬉しい〜)
梅澤:(やま、良かったね。)
そうして、あっという間に30分過ぎ
(4期生)
真佑:ここからは4期生でーす!
4期生:イエーーイ!!
〇〇:(元気だな…)
奈於:じゃ、私から質問です!
〇〇:な、なんでしょう?
奈於:かっきーを推すようになったきっかけは?
〇〇,遥香:え!?
遥香:ちょ、弓木!いきなりなに質問してるの〜///
柚菜:かっきー、顔真っ赤!!
紗耶:可愛い!!
〇〇:うーん。まずは笑顔ですかね。賀喜さんの笑顔を見るとなんかこっちまで笑顔になるんですよね。
遥香:はう…///
さくら:それ、すごくわかります!私も落ち着きますし。
〇〇:後、同期とか後輩の前だと男前な一面があるけど、先輩達の前では甘えんぼな妹キャラみたいな感じになるギャップ萌えがあって…可愛いんですよね。
遥香:か、か、可愛い!?///
真佑:確かに、美月さんとか、飛鳥さんの前だと乙女なところがあるかも。
〇〇:飛鳥さんへ突撃のショート動画の賀喜さん可愛かったな〜
璃果:あの…〇〇さん。もう大丈夫ですよ?
〇〇:え?
璃果:だって…
璃果が見た方向には
〇〇:あ…
顔が真っ赤な遥香の姿が
遥香:///
〇〇:ご、ごめんなさい!!言い過ぎました!!
遥香:え!?いやいや!!私、こういうのに慣れてないだけなので!
〇〇:いやいや!それを知らなかった自分に問題があったので!マネージャー失格です…
さくら:でも、〇〇さん。マネージャーになってまだ、数時間しか経ってませんよ?これは仕方がないですよ。
〇〇:そうなんですかね?
真佑:それに〇〇さんは悪気があって言ったわけじゃないよね?
〇〇:あるわけないないですよ。大好きなんですから!
遥香:///(だ、だだ大好き!?)
4期生(遥香以外):(あ、かっきーの顔がまた真っ赤に…)
真佑:じゃ、〇〇さんもかっきーも誰も悪くないよ?
だから、〇〇さんは気にしなくて良いの!
〇〇:田村さん…ありがとうございます!
真佑:全然いいよ!
〇〇:でも、さすがに何かお詫びをしたほうが良いような気も…
柚菜:真面目なんですね。
真佑:じゃあさ。4期生メンバー全員〇〇さんに呼んでほしい呼び名で呼んでもらうとかは?
〇〇:え?
真佑:そうすれば、距離感も近くなってお互いに話しやすくなるかもしれないじゃん?
〇〇:それはそうですけど…(恥ずかしいよな…でも、それくらいはしないといけないかもだから…)
〇〇:分かりました。
真佑:よし!じゃ、私はまゆたんで!
紗耶:まゆたん早いよ〜!
私はやんちゃん!!
明香:私はくろみんかな?
柚菜:ゆなはゆなで!
レイ:私はレイちゃん!
璃果:私は下の名前で璃果かな?
瑠奈:私も下の名前で!
美佑,美緒:私も〜!
奈於:私は弓木でいいかな?なおって女の子の中じゃよく呼ばれるし。5期生にも奈央ちゃんがいるから…。
〇〇:それならご心配なく、富里さんはなおなおって呼ぶことにしてますから。
奈於:え?
〇〇:2週間前に会った時に、5期生は既に呼び名が決まっていましたから。
奈於:じゃ!奈於でお願いします!
〇〇:分かりました。(やっぱり、下の名前で呼んで欲しかったんだな。)
〇〇:っていうか、奈於の方が年上だからタメで良いんですよ?
奈於:へ///
〇〇:ん?どうかしました?
奈於:う、ううん!何でもないよ!じゃ、タメで!
〇〇:は、はい…。
奈於:(いきなりの、奈於呼びにドキッ!ってしちゃった/// 悪くないかも///)
真佑:(あ、弓木も落ちちゃったかも…
私もうかうかしてられない!)
遥香,さくら,あやめ:…
真佑:あれ?さくちゃん達、どうしたの?
さくら:なんて呼ばれたらいいのかなって。
あやめ:わたしも。
遥香:…うん。私も。
真佑:かっきーは恥ずかしいだけだよね?
遥香:なんでそうなるの〜///
真佑:だって、そうとしか考えられないんだもん。今も顔真っ赤だし。
遥香:うぅ…///
〇〇:(可愛い…じゃなくて!)
あの賀喜さん、無理しなくて良いんだけど?
遥香:い、いえ!私も〇〇さんといっぱいお話したいので!
〇〇:本当に?
遥香:もちろんですよ!
〇〇:なんか、周りから脅してるようにも見えてないかな?
さくら:〇〇さん心配しすぎなんですよ。
あやめ:気にしなくて大丈夫ですよ?
何かあったら、ちゃんと言いますから。
〇〇:了解。その時は頼むよ。
あやめ:あ!じゃ、私達のは〇〇さんに決めてもらおうよ!
遥香:へ?
さくら:確かに、それが良いかも!
遥香:(〇〇さんに///)
〇〇:それで良いの?
さくら:いいですよ(笑)
あやめ:決められなかったので大丈夫です。
〇〇:じゃ、さくちゃん。
さくら:はい!
〇〇:あやめん。
あやめ:はい。(よく呼ばれるあだ名だ。)
〇〇:かっきー。
遥香:は、はい!!
〇〇:よく呼ばれる呼び名だと思うんだけど、良いかな?
さくら:大丈夫です!
あやめ:わたしも。
遥香:コクッコクッ
〇〇:じゃ、改めてよろしくお願いします!
4期生:よろしくお願いします!
ピピッ
真佑:あ、時間だ。
〇〇:結局、俺が4期生の皆さんに呼ぶあだ名が決まっただけでしたね。
さくら:あ、確かに…。
あやめ:ここから、もっと話せばいいだけですよ。
〇〇:そうだね。
というか、あやめんはやっぱり大人だね。
本当にまだ10代?
あやめ:そうですよ。
でも、もうすぐ20歳ですけど。
真佑:とうとう、4期みんな20代になっちゃうんだ〜早いな〜
あやめ:そして、まゆたんはもう少しで30(笑)
真佑:ま、まだまだだよ!!
〇〇:(これがあやめんの饒舌パワー…でも、まゆたんはまだ25だから、まだまだですよ…)
(5期生)
姫奈:やっとキター!
いろは:1時間って短いようで長く感じちゃうよね〜
アルノ:それはそうと、何を話しますか?
〇〇:そうだな〜?
彩:はい!
〇〇:ん?どうしたの?彩ちゃん。
瑛紗:何か話すテーマが決まったの?
彩:うん。あの、〇〇さんは美月さん、賀喜さん、理々杏さんが推しなんですよね?
〇〇:ファン時代はそうだったけど、今はマネージャーになったのでいませんよ?
5期生:(本当に真面目だ…)
彩:でも、5期生はいなかったですよね?
〇〇:理由があるんだよ。
美空:理由?
〇〇:うん。これは自分のやり方なんですけど、いきなり推しを決めるとかじゃなくて、少し経ってからこの子を推そう!っていうシステムなんです。
奈央:なんか、凄い…
〇〇:でも、他の先輩方もそうだったけど、5期生のみんなそれぞれに魅力的なところがあるからなかなか決められなくて…
茉央:推しが決められないと…
〇〇:そうだね。大差はない順位くらいならつけられそうだけど…
彩:じゃ!その一位って誰なんですか?
〇〇:え?今言わないとだめ?
5期生:駄目です!!
〇〇:(い、息がピッタリ…)
咲月:みんな、〇〇さんに推して欲しいって思っているんです!
美空:だから…決めてくれん?
〇〇:うっ!(出た!みーきゅんの上目遣い…)
彩:ちょっと美空〜!〇〇さんをつろうとしないの!
美空:え?そのつもりはないけど?
彩:(思いっきりやってたでしょ…)
〇〇:分かった。じゃ、言うね?
5期生:ドキドキ
〇〇:茉央ちゃんです。
茉央:え!?まおですか!?
〇〇:うん。
美空:どうして、まおなの?
〇〇:まず、自分が茉央ちゃんと同じく剣道をやっていたところからかな?
咲月:〇〇さん剣道やってたんですか?
〇〇:中学生の時だけだけどね。その時になんか親近感が湧いてね。
彩:でも、この前の戦いは…
〇〇:確かにね(笑) でも、あの時は剣系の武器のバックルを持ってなかったから。
彩:なるほど。
〇〇:後、おっとりとしているけど、どんな事もしっかりと出来てるイメージかな?和ちゃんやいろはちゃんとかもそうだけどね。
和:え、ホントですか?!
いろは:でも、先輩先輩に比べたら、まだまだですよ…
〇〇:でも、俺から見たらみんな本当に凄いよ…
俺も見習わないといけないって思ってるし…
咲月:〇〇さん…。
(良い人過ぎます…。)
〇〇:ごめん、話がずれちゃったね。
茉央ちゃんの話に戻るけど、ここ最近あった超乃木坂スター誕生!LIVEの酸っぱいドリンクを飲んだときのリアクションも推す要因かな?
和:あぁー!あれかぁ〜(笑)
美空:あの時のにゃぎ神様。まだ許してないからね…
〇〇:(怖っ!!)
茉央:あの時は本当にびっくりしましたよ…
〇〇:ガチで驚いていたもんね。
あの時の茉央ちゃん。可愛かったな〜
茉央:///(か///可愛い///)
奈央:茉央、顔真っ赤だよ(笑)
茉央:う、うるさいよ〜///
彩:むぅ~
美空:あれ?あーや、もしかして嫉妬?
彩:そんなんじゃないよ!
美空:大丈夫だよ?美空がいるからね〜
彩:こ、来ないで〜!!
〇〇:(こっちのみーきゅんは違う意味で怖い…気をつけよ…)
咲月:でも、これからはもっと〇〇さんに近くで見てもらえるってことだから私たちの頑張り次第で順位も変わりますか?
〇〇:え?ま、まぁそうなんじゃない?
咲月:よし!私負けません!
〇〇:(いや、誰に?)
和:私もだよ。
奈央:なおもです!
茉央:ま、まおだって!
彩:あやだって!
美空:あーや〜…(でも、私も負けられない!)
〇〇:(も、もしかして…俺の5期生推しランキングで…え、まじ?)
〇〇が困惑している中気がつくと30分間が終わった
〇〇:終わっちゃいましたね。
美月:なんか、長かったような短かったような感じだね。
史緒里:この後どうしようか?
蓮加:じゃ、みんなでゲームしない?
梅澤:なんのゲームするの?
和:人狼とかどうでしょうか?
理々杏:いいじゃん。
〇〇:でも、人数が多すぎませんか?
真佑:これも〇〇さん+各期生でやればいいじゃないですか?
〇〇:じゃ、今度は5,4,3の順でやりましょうか?
彩:やったぁー!!
楽しい交流時間はあっという間に過ぎ、
〇〇:もう12時か。
咲月:なんか、あっという間だった気がしますね。
和:お腹が空きました…
梅澤:じゃ、ご飯にしますか。
〇〇:今日、自分はお弁当じゃないのでどこか食べてきますね。
美月:じゃ、一緒にいかない?
〇〇:え?美月さんお弁当じゃないんですか?
美月:うん。
遥香:私もです!
茉央:まおもです。
桜:私も。
美空:私もですよ〜
〇〇:でも、こんなに大勢で行動したら何かあるんじゃ…
蘭世:問題ないわよ。
〇〇:うおっ!蘭世さん!
蘭世:近くに蕎麦屋があるからそこですませば大丈夫よ。
〇〇:あ、ここに来る前に見ました。
確かに、あそこなら大丈夫そうですね。
美月:じゃ、決まりだね!
遥香,茉央,桜,美空:はい!
咲月,彩,和,奈央:(いいなぁ〜)
美波:(やまやかっきーはあれとして、5期生に人気だなぁ〜)
蘭世:(これは担当決まったかも…。)
〇〇たちは近くの蕎麦屋にやってきた。
大将:へいっ!いらっしゃい!!
桜:そんなに人がいないですね。
〇〇:ちょ、そんな事言わないの。
桜:あ、すみません…。
大将:アハハ!!気にしなくていいよ。そばを美味しく食べてくれたら嬉しいからさ。
桜:ありがとうございます。大将さん。
美空:優しい大将さんで良かったね。
美月:でも、これからは気をつけてね。
桜:はい!
茉央:でも、何を頼みましょうか?
〇〇:迷うね…あ、きつねそばがある!
自分はこれで!
大将:はいよ。お嬢ちゃん達は…
美月,遥香,茉央,桜,美空:私も同じのでお願いします!
大将:は、はいよ…。
〇〇:(息ぴったり…)
って、一緒で良かったの?
美月:〇〇くんと同じのを食べたかったからね。
遥香:私もです!
茉央,桜,美空:ウンウン
〇〇:お、おう…
数分後、
大将:はい!きつねそば5人分お待たせ!
〇〇,美月,遥香,茉央,桜,美空:ありがとうございます!いただきまーす!
〇〇:うまっ!!
美月:あ、さくちゃんと同じリアクションだ(笑)
〇〇:え?そうですか?
美月:うん!
ん!美味しい!!
美空:きつねそば。これからも頼んじゃいそうです!
茉央:これはまさにうまいおき!!
桜:出ました!
〇〇:(初の生うまいおき…ごちそうさまです!)
すると、
大将:はい!たぬきそば、お待たせ!
??:ありがとうございます!
〇〇:ん?
遥香:あ、私達が入ってすぐに入店してきた人だ。
大将:あぁ。うちの常連だよ。よくここのたぬきそばを食べてくれるんだよね。
桜:大好きなんですね。
??:あれ?そういえば、大将になんかとんでもない不幸とかありませんでしたっけ?
大将:俺?
??:はい。
大将:フッ なんか悪い夢でもみたんじゃないの?
じゃ、ゆっくりして言ってね。
美月:ありがとうございます。
そう言うと大将は厨房えと戻っていった
〇〇:(今の常連さんのあの言葉、もしかして…)
茉央:〇〇さん?
〇〇:ん?
美空:どうかしましたか?
〇〇:いや、あの常連さん、もしかしたらなんだけど
“おめでとうございます!”
??:え?
〇〇:!!(この声!?)
美月,遥香,茉央,桜,美空:(もしかして! )
??の隣に立っていたのは
〇〇,美月,遥香,茉央,桜,美空:(ツムリさん!?)
ツムリ:厳正なる審査の結果。あなたは選ばれました!
??:はいっ!?
ツムリ:今日からあなたは仮面ライダーです!
ツムリはそう言うと箱を机の上に置き店を後にしようとした
〇〇:ちょ、ちょっと!
??:?
ツムリ:…あ、〇〇様。
〇〇:いや、様は良いから!!
ツムリ:あ、乃木坂の皆様も!
〇〇:(無視かよ…)
美月,遥香,茉央,桜,美空:お、お久しぶりです。
〇〇:流石に乃木坂の皆さんが記憶を覚えているのを知ってるんですね。
ツムリ:ナビゲーターですから。
〇〇:(そこはブレないんだよね〜)
また、デザグラをするんですか?
ツムリ:はい。あ、こう話してる場合じゃありませんでした。私はこれで。
ツムリはそう言うと店を後にした
〇〇:あ…。
美月:行っちゃったね…。
遥香:前から思ってたけど、ツムリさんって淡々としてますよね。
桜:はい。普通に仕事だけをしているみたいな。
〇〇:あぁ。まるで感情がないような感じだよな。
茉央:感情がない…。
??:あの!!
〇〇:はい?
??:これって一体?
〇〇:これはデザイアグランプリっていうゲームの招待状。
??:デザイアグランプリ?
〇〇:多分ですけど、あなたは記憶が曖昧なところがありませんか?
??:え?
美月:〇〇くん。じゃ、この人は…。
〇〇:うん。
??:あの、なんのことです?
〇〇:あなたが大将に質問したこと…もし、夢じゃなかったら?
??:!?
〇〇:でも、箱の中のものに触れたら、もう後戻りはできません…どうするかはあなた次第…。
??:…
美月,遥香,茉央,桜,美空:(〇〇くん(さん)…)
??:俺は…知りたい!
??はそう言って箱を開けた
そこにはデザイアドライバーと緑の狸柄のコアIDが入っていた
〇〇: …思い出したみたいだね。
??:そうだ…。昨日、ここで怪人に襲われて…。
〇〇:(やっぱり、デザグラに巻き込まれていたのか…
それに…)
〇〇は??のコアIDをじっと見ていた
美月:え?でも、私達、事務所にいたけどジャマトに襲われてない気が…
茉央:もしかして、私たちも記憶がないんじゃ。
〇〇:…いや、記憶に関して違和感がないなら、襲われていないよ。多分このあたりがゲームのフィールドの境目だったんだろうね。
美空:なるほど。(すごい分析力!)
??:それで君は?もしかして、君も昨日怪人に襲われた?
〇〇:いや、俺は昨日のことを知らないよ。
まぁ、簡単に言ったら、記憶を忘れていないんだよ。
??:どういうこと?
〇〇:デザイアグランプリで勝ったからかな?
??:デザイアグランプリに出てたの?
〇〇:あぁ。時期的に2つ前のデザイアグランプリでね。
??:え?昨日だけじゃないの?
〇〇:うん。いつからかは知らないけど、ずっと前からデザイアグランプリは開催されているんだ。その度、仮面ライダーはジャマトという怪人と戦っていたのさ。
??:ジャマト…。
そういえば、紫の牛の人がそんな事を言っていたような…。
美月,遥香,茉央,桜,美空:(紫の牛って…美波(さん)に怒られていた…あの仮面ライダーだよね?)
〇〇:(やっぱり、道重はこの前のデザグラにも出てたんだな。)
??:でも、なんのために?
〇〇:おっと、ここからは自分の目で確かめてみて。喋りすぎるのもあれだからさ。
??:あ、そうだね。ごめん。
〇〇:いいよ。俺も言い過ぎたからさ。
??:あ、それで名前は?
〇〇:俺?俺は神﨑〇〇。
景和:僕は景人。桜井景人。
桜井景人。
就活中の大学生である。
彼の言った通り前回のデザイアグランプリでここの蕎麦屋でたぬきそばを姉と食べていた時に巻き込まれていたらしい
(第2話の??(男))
〇〇:景人くんだね。わかった。
景人:それで、〇〇くん。もうデザグラに行ったほうがいいのかな?
〇〇:いや、その前に蕎麦食べないと伸びちゃうよ?
景人:あ!!忘れてた!
〇〇:(笑)
〇〇達:ごちそうさまでした!
景人:ごちそうさま!
大将、お勘定!!
大将:はいよっ!
いつも、ありがとうね!
景人:いえ。
〇〇:大将さん、俺の方もお会計。
大将:はいよっ!割り勘したほうが良いかな?
〇〇:いや、俺が全員分払います。
美月:え!?悪いよ!
〇〇:良いんです。俺も前の仕事でそこそこ貯めてたんですから。
遥香:でも…
〇〇:それにみんなには感謝してるんだから。
後、これからお世話になりますっていう意味も込めて、奢らせてください。
美空:〇〇さん…。
美月:分かった。じゃ、ごちそうさまです。
遥香,茉央,桜,美空:ごちそうさまです!
大将:いや、モテモテだね。
〇〇:そんなんじゃないですから。
はいっ!
大将:はい。ちょうどだね。ありがとう!
〇〇:ありがとうございます!
景和:じゃ、俺も行こうかな?
〇〇:景人くん。
景人:ん?
〇〇:君は、デザグラに巻き込まれているからわかっていると思うけど、このゲームは命懸けだから、気を付けて。
景人:ゴクリ う、うん…。いってくる!
景人はデザイアドライバーは腰に巻きコアIDをセットした
“ENTRY”
そして、景人は消えてしまった
遥香:デザイアグランプリの会場に転送されたんですか?
〇〇:まぁ、そんな感じかな。
美月:ねえ。これだけ聞きたかったんだけど、〇〇くんもデザイアグランプリに出る前に一般人として、巻き込まれてたりとかしてたんじゃない?
〇〇:流石、美月さん。そのとおりです。
当時、観光がてらに東京に来てたんですけど、そこでジャマトに遭遇しちゃって、その時に助けてくれたのが英寿だったんです。
茉央:じゃ、そこで〇〇さんと英寿様は出会ったと。
〇〇:うん。そこから英寿と俺は協力関係になったって感じだね。なんか流れ的にそうなったって感じだけど(笑)
美空:〇〇さんはデザグラには出ないんですか?
〇〇:あぁ。デザグラの招待が来ても、断るつもり。(まぁ、もうデザグラ関係なく仮面ライダーになれるんだけどね…)
桜:どうしてですか?
〇〇:今、望んでるものはないし。
何より今は守るべきものができたから。
遥香:守るべきもの?
〇〇:乃木坂の皆さんだよ。
美月,遥香,茉央,桜,美空:!?
〇〇:元々、乃木坂のファンで手の届かないところにいたのに、今は皆さんのマネージャーをしている。だから、守らなきゃって思ってます。今までもこれからも。
美月,遥香,茉央,桜,美空:グスッ
〇〇:え!?な、なんで泣いてるんですか!?
美月:あ、ごめんね。なんか嬉しくて…。
〇〇:美月さん…。
遥香:でも、申し訳ない気持ちもあるんです…。
〇〇:どうして?
茉央:だって私たちのせいで、〇〇さんの自由を奪ってるんじゃないかって…。
〇〇:そんなことないですよ。まぁ、マネージャーになって1日目でまだ何もできてないんですけど、俺は幸せなんで。
桜:〇〇さん…。
〇〇:だから、気にしないでください!
美空:ありがとうございます…。
この様子を店内の窓から見ていた蕎麦屋の大将は…
大将:(青春だね〜)
その後、乃木坂事務所に戻った〇〇達
(乃木坂事務所)
蘭世:よし。じゃ、みんなダンスレッスンがあるからコーチの指示に従ってレッスンしてね。
乃木坂:はい!
蘭世:で、〇〇くん。
〇〇:はい。
蘭世:仕事を教える前に、〇〇が担当するメンバーのことなんだけど。
乃木坂:ドキドキ…
蘭世:美月と5期生メンバーになるわ。
美月:(ヨシ!!)
5期生:(やったぁ〜!!)
〇〇:え?どうしてそういうことに?
蘭世:まず、5期生ちゃんだけど、2週間前に会った時にすぐに馴染んでたし、適任だったのが理由ね。後、美月は自分から志願してきたのよ。
〇〇:え!?
美月:フフッ
遥香:(相手が美月さんとはいえ、やられた!!)
蘭世:それだけじゃないのよ。〇〇くんは元々美月推しだったんでしょ?
〇〇:そうですけど…。
蘭世:推しならば、卒コンまでの体調を心配すると思うから、それまでしっかりと彼女を見守ってほしいの。
〇〇:…責任重大ですね。
美月:そんなに強張らなくても。
〇〇:何を言ってるんですか!?美月さんはストイックすぎて、一度活動休止した時があったじゃないですか!
梅澤:そうだよ。やま。
理々杏:あの時本当に心配したんだから。
無理しないでよ!
3期生:ウンウン
美月:みんな…ありがとう。
蘭世:だから、それも踏まえての人選になったの。だから、しっかりやりなさいよ。
〇〇:分かりました。精一杯頑張ります!
それから、乃木坂メンバーはダンスレッスン。
〇〇は蘭世の指導の元、仕事内容を覚えていった
コーチ:よし。今日はここまで!
乃木坂:お疲れ様でした!
蘭世:みんなお疲れ。
乃木坂:お疲れ様です!
〇〇:お疲れ様です。飲み物準備しておきましたよ。
乃木坂:ありがとう(ございます)!!
梅澤:どう?マネージャーの仕事は?
〇〇:大変ですけど、楽しいですよ。
ただ、全部覚えきれるかどうか…。
蘭世:何言ってるのよ!もう9割近く覚えてるじゃない!
乃木坂:9割!?
〇〇:あれ?そうでしたっけ?
乃木坂,蘭世:(感覚が違いすぎる…)
史緒里:私、マネージャーの仕事内容見せてもらったことあるけど、たった半日でほとんど覚えきれる量じゃなかったよ。
〇〇:え?じゃ、俺が異常なだけ?
乃木坂,蘭世:ウンウン
〇〇:(前の仕事の影響かな?あの時は、すぐ覚えろっていう感じだったからな〜ある意味、感謝かも。)
蘭世:今の〇〇くんなら、すぐに即戦力になるし、美月と5期生ちゃんの事は任せそうね。
〇〇:え?
蘭世:これで教育は終了よ。
〇〇:えぇーー!!
蘭世:でも、わからない事があったら、いつでも聞いてね。
〇〇:わ、わかりまひた。
梅澤:動揺し過ぎ(笑)
美月:〇〇くん、可愛いなぁ(笑)
〇〇:可愛くないですよ!!
乃木坂:(笑)
こうして、〇〇の初出勤は好発進で終わった
その帰り、〇〇は5期生と美月を送り届けようの車両で家まで送って行ったのだが
〇〇:あの…美月さん。
美月:ん?どうしたの?
〇〇:降りないんですか?
美月:うん。
〇〇:いや、もう着いたんですけど!
美月:事務所に忘れ物したから。
〇〇:出る前に蘭世さんに確認しましたけど、忘れ物はなかったそうですよ。
美月:チッ バレたか。
〇〇:はぁ…もしかして、自分の車で送ってほしいとかですか?
美月:その通り!!
〇〇:(だと思った。)
美月:ねぇ~。だめ?
〇〇:ウッ上目遣いはずるいですよ…
ちょっと待っててください。
〇〇はスマホを取り出し、誰かに連絡していた
〇〇:分かりました。では。
ピッ
美月:誰に連絡してたの?
〇〇:蘭世さんです。自分の車で送ってもいいか許可をもらったんです。
美月:で、結果は?
〇〇:オッケーだそうです。
美月:イエーイ!!やったね!!
〇〇:美月さん。絶対に狙ってましたよね?
美月:さぁ〜どうでしょう〜?
〇〇:(これが小悪魔美月…思っていた以上に恐ろしいや。)
〇〇達は一旦事務所に戻り、〇〇の車でマンションに戻っていた
美月:ねぇ〇〇くん。
〇〇:はい?
美月:どうして、私を推してくれたの?
〇〇:え?
美月:だって、今日の期別のトークでかっきーと五百城ちゃんの好きな理由言ってたよね?
〇〇:聞いてたんですか!?
美月:みんな他の期生のトーク内容全部聞いてたよ。
〇〇:マジですか…(怖っ…!!)
美月:ねぇ。なんで?
〇〇:そんなに聞きたいですか?
美月:うん!
〇〇:正直に言うと、実は最初から美月さんを推してたわけじゃないんです…。
美月:あ、そうなんだ…。
〇〇:でも、美月さんが初めて単独で出たドラマの「神酒クリニックで乾杯を」を観てから少しずつ気になってくるようになって…。
美月:懐かしい…もう5年前かぁ〜
でも、どうしてそこから?
〇〇:初めての単独出演ドラマなのに、演技がすごく良くて、アイドルとしてのお仕事も大変なのに、必死になって練習とかしたんだろうなって思ったんです。
美月:…。
〇〇:もちろん。美月さんの気持ちはわからないです。でも、どんなことにも全力でやってる美月さんを応援したい。そういう気持ちがどんどん強くなって気づいたら推してました。
美月:そうだったんだ。
〇〇:だから、俺も美月さんを見習って前やってた仕事も全力で頑張ってたんです。それだけ美月さんを尊敬してるので。
美月:〇〇くん…。
〇〇:…なんか恥ずかしいですね。すみません。
美月:謝らなくていいよ。ありがとう。
〇〇:美月さん…。
美月:でも、私、まだまだだと思うの。
〇〇:え?
美月:周りのみんなに認めてもらうまで何度も努力するの…でも、なかなか認めてもらえないって思っちゃって。
〇〇:そんな…美月さんはもう…
美月:わかってる…でも、完璧じゃないから…。
〇〇:…。
美月:ごめんね。愚痴みたいな事を言っちゃって…私駄目だなぁ〜。こりゃ、〇〇くんに嫌われたかな?
〇〇:なんで…
美月:え?
〇〇:なんで、そうなるんですか?
美月:〇〇くん?
〇〇:嫌いになるわけないですよ!
美月:!!
〇〇:今でも、すごいと思うのにそれよりも努力しようとしてるその姿勢、本当に尊敬します!
美月:〇〇くん…。
〇〇:それに愚痴ならいくらでも聞きますよ?
マネージャーなんですから。
美月:…。
〇〇:あ。でも、努力しすぎて体を壊すようなことをしちゃだめですよ?
これも5年前で、美月さんの担当に任命されたときも言いましたけど、活動休止しちゃったことがあったのを忘れてませんからね!
美月:…。
〇〇:あ、すみません。言い過ぎました…。
美月:ううん。ありがとう。
〇〇:え?
美月:やっぱり、〇〇くんは優しくてすごくいい人だって言うのがわかったから。
〇〇:あ、ありがとうございます?
美月:フフッ何で疑問形なの?
〇〇:あ、いや…。
美月:(笑)
気がつくとマンションに到着していた
〇〇:着きましたよ。
美月:なんか、あっという間だったね。
〇〇:確かに(笑)
じゃ、先に上がってください。
美月:嫌。
〇〇:え?
美月:いっしょに行こっ?
〇〇:いや、流石に…。
美月:大丈夫、さっき蘭世さんに聞いたけど、ここの付近にメディアが入ってこないようなシステムが導入されてるみたいだから。
〇〇:(いつ、そんなシステムを…)
美月:だから…
ギュッ
美月:行こっ?
〇〇:は、はい…///
〇〇の顔は赤くなっていた
美月:フフッ(可愛いなぁ~)
そして、それぞれの部屋に着き
〇〇:じゃ、今日はお疲れ様でした。
美月:うん。お疲れ様〜。
〇〇:では…
美月:あ、〇〇くん!
〇〇:はい?
美月:明日は一緒に行こうね!
〇〇:…ニコッ はい!是非!!
美月:ニコッ うん!!
〇〇と美月はお互いに同じタイミングでそれぞれ部屋に入っていった
〇〇,美月:///
(美月さん(〇〇くん)、笑顔可愛かったなぁ〜)
一方、デザグラの方は…
第1回戦となる「宝探しゲーム」が終了していた
景人:…。
景人は無事に生き残っていたが…
『俺は…勝たなきゃいけないんだ…
息子を…救いたいんだ…』
「宝探しゲーム」中、景人の目の前で脱落したプレイヤー 平明人のことを思い返していた
景人:平さん…どうしてあの息子思いの優しい人が…。
既に精神的にキツくなっているようだ
??:大丈夫?景人。
景人:あ、うん。大丈夫だよ“祢音ちゃん”。
景人のそばに寄り添っていたのは、鞍井祢音。
有名な一族、鞍井財閥のご令嬢であるが、普通の一般人なることを夢見ているセレブインフルエンサーで、チャンネル登録者数1000万人の動画チャンネル「スーパーセレブ祢音TV」で動画配信をしている。
実は前回のデザイアグランプリで、景人とともに巻き込まれていたため、景人と顔見知りである
(第2話の??(女))
そんな2人の様子を見ていたのは…
道重:あの感じだと、次に脱落するのはあいつらかもな。
英寿:わからないぞ。人生やゲームと同じで何が起こるかわからない。それがデザイアグランプリだ。
英寿と道重だった
道重:にしても、〇〇はもうデザグラには出ないのか?
英寿:あぁ。あいつはデザグラ関係なく仮面ライダーになったんだからな。
道重:ギーツ…〇〇を利用して何を企んでやがる。
英寿:さぁな?
道重:チッ (だが、〇〇も英寿のことを警戒はしてるだろ。けど…)
「〇〇:確かに俺は利用されてるかもしれないけど、英寿には何か考えがあるんだと思う。だから、俺はあいつを信じるよ。」
道重:(もしもの時は、〇〇のことは俺が守ってならないと…あいつは良いやつすぎるからな。)
英寿:…。(バッファ…)
ツムリ:皆さん!お待たせしました!
これより第2回戦、「ゾンビサバイバルゲーム」を行います。
このゲームから〇〇や乃木坂メンバーもデザグラに巻き込まれることになることはまだ誰も知らない
(○○宅ベランダ)
〇〇:…。
〇〇は寝る前、何故かベランダに出ていた
〇〇:(そういえば、景人くん1回戦、勝ち残れたのかな?)
(それに…)
〇〇は自分のIDコアを取り出し月の光に照らしながら眺めていた
そして、“景人がIDコアを持った時の事”を思い出していた
〇〇:やっぱり、俺は…
“普通”じゃないのかな?
【DGPルール】
ドライバーとIDコアが届いたら、
それは仮面ライダーへの片道切符。
もう 後戻りはできない。
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