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HINA-KUUGA PROLOGUE3 変身

翌日、3人組は昨夜に起きた出来事を話しに行った。ただ、助けてくれた方の正体は◯◯が変身しているということは言わずに。

桜子はまだやるべきことがあるという事で旅館に、そして◯◯は昨日の事が原因なのか布団から出たくないと引き込んでいた。

その後、警察内で緊急会議があり町の人に気づかれない上で最大の警戒体制をする事になり、襲った蜘蛛怪人はもちろん桜子達を助けた方はまぐれだということで一致してしまい、発見次第射殺が許可された。
それを聞いた桜子は


桜子:そう。

一樹:すいません。

浩二:俺達も敵じゃないって説得してみたんですけど…

三郎:全く伝わらなくって。

桜子:無理もないわ。証拠がないもの。

3人組:…

一樹:あの…◯◯くんは?

桜子:さっき外行ったけどすぐ戻ってくるんじゃない?

浩二:じゃないって、どうしたんですか?

桜子:どうしたって?

浩二:いつもの桜子さんじゃないですよ?普通なら心配でずっとテンパっているはずなのに!

三郎:そうですよ!

桜子:私だって心配はしてるわよ。

三郎:だったら!

桜子:でも、今私たちができることってあると思う?

一樹:それは…

桜子:大丈夫だって励ましても◯◯が変わらなきゃ意味がないの!みんなはそれが分かってるの?

3人組:…

桜子:今は見守るしかないわ。



◯◯:はぁ…
 

俺は旅館近くの河原に座り込み、イヤホンをつけて音楽を聴きながら穏やかに流れている川を眺めながめていた。 

これは俺が悩んでしまったときや心を落ち着かせたいときにいつもやっていることで、いわゆるルーティーンみたいなものだ。
ちなみに今聞いているのは俺が作った曲である。恥ずかしすぎて誰にも言ったことないんだけど。 


◯◯:なんでこうなっちゃたんだろう。

 

思えば、昨日、一昨日といろんな事がありすぎてパニックになっている。
俺の家系があの遺跡に関係していたこと、そして昔存在していた戦士が俺の先祖であること、そして…その力が俺自身に受け継いだ事。

 

◯◯:…

 

正直言えば、俺はこんな力は欲しくなんてなかった。ただ、こんな大自然の中で穏やかに暮らしたい。そう。この川の流れのように。

 

◯◯:どうしたらいいんだよ…

 

おそらく、昨日のこと聞いた警察は蜘蛛怪人を殺すつもりだろう。もちろん俺も…

 

◯◯:ん?

 

でも待てよ。もし俺と蜘蛛怪人が殺されたと考えてそれで平和になるのだろうか?

あの時のビジョンではあの蜘蛛怪人しか映ってなかったけど、他にもいるような気がする。

それに山には約200もの人が入るくらいの穴が空いていた…てことは…

 

◯◯:まだ死ねない…

 

周りの敵になっても構わない。この町をいやこの世界を守れるのは俺しかいないんだ!

俺は覚悟を決めイヤホンを取り外し立ち上がると 


ピピッ 


母さんからの電話の着信音が鳴った

 

◯◯:もしもし。

桜子:「◯◯!大変よ!昨日襲ってきた蜘蛛の怪人が現れたわ!」

◯◯:っ!!場所は!?

桜子:「警察署近くの教会でお母さん達も近くまで来ているけど…」

◯◯:分かった!母さんは近くにいる町の人の避難をお願い!

桜子:「え!?◯◯は?」

◯◯:じゃ!

桜子:「え!?ちょ…」


 ピッ 


俺に真の覚悟があるのかわからない。 

でも今は行かないと! 

悟さんみたいな犠牲が…


もう…あんな涙は見たくないんだ!



桜子:え!?ちょ…

一樹:桜子さん?

浩二:◯◯君は?

桜子:フフッ

三郎:さ、桜子さん?

桜子:あ、ごめん。何でもないわ。

桜子:(どうやら、吹っ切れたみたいね。)

一樹:(何があったんだ?)

浩二:(でも嬉しそうだ。)

三郎:(◯◯君が立ち直ったのかもしれないな。)

桜子:さぁ!行くわよ!

3人組:イエッサー!


 桜子達は教会につくと
入り口付近にはすでに5台のパトカーが止まっていた。

すると

 

警官1:うわぁ!

警官2:おい大丈夫か!?


昨日の蜘蛛怪人が約20人もいる警察を相手に戦っていた

 

警官3:なんてやつだ。

警部:怯むな!どんどん打て!

警官4:ダメです!全く聞きません!

警部:クソォ〜

 かなり劣勢のようだ 

警官2:あ!博士!

桜子:大丈夫ですか?

警部:何やってるんですか?早く逃げてください。

桜子:警部さん。教会の中は?

警部:悟の部下達が中に入ってから戻っていない。

警官3:連絡によるとこの教会はまもなく壊されるみたいで客は来てなかったみたいなんです。

一樹:神父さんは?

警官4:いるはずです。

警官1:だが…

三郎:どうしたんですか?

警官1:俺さっきまで教会内にいて見たんです…

浩二:何を?

警官1:神父が怪人になったのを。

警部:何だと!

桜子:やっぱり…

警部:どういうことですか?博士。

桜子:怪人は一体じゃない。

警官達:え?

桜子:おそらく…あの穴の数だけ怪人がいるってことです!

警部:何だと…

警官2:こんな奴が200体も…

警部:今は恐れている場合はないぞ!

三郎:それで中の状況は?

警官1:現在、悟さんの部下達が交戦中ですが…

桜子:わかりました。皆さんはあの蜘蛛怪人をお願いします。

警部:博士は?

桜子:彼らと教会に突入します。

警部:そんな無茶なことを!?

桜子:戦うわけじゃないんです。助けに行くんです。

警部:だが、しかし…

桜子:大丈夫です。(少し耐えればきっと…)

桜子:行くわよ!

3人組:イエッサー!

警部:あ、ちょ…


桜子達は教会に突入するべく蜘蛛怪人に突っ込んだ

 蜘蛛怪人は桜子達に向かって口から糸を吐いた 


浩二:待ってましたよ! 


浩二はジャベルで身代わりに糸をまかせた


蜘蛛怪人:!?

浩二:うおぉー! 


そして浩二はそのまま反対側に蜘蛛怪人を投げ飛ばした

 

浩二:おらよっ

 

浩二はシャベルを蜘蛛怪人の頭に向かって投げ捨てた

 

蜘蛛怪人:グホッ…

浩二:そいつはくれてやるよ。

 

桜子達は教会の中に入って行った

 

警官2:す、すげぇ…

警部:感心してられんぞ。全員!警棒を持って突撃! 

 

無事に教会内に入った桜子達


一樹:また扉がある。

桜子:おそらく、その先がメインのホールよ。

三郎:じゃ、そこに…

桜子:準備はいい?行くわよ!

3人組:イエッサー!

 

桜子達は突入した

 

そこには神父が待ち構えているかのように立っていた
だが、他の警官達の姿はない

 

桜子:あなたは誰?

神父:…

桜子:怪人なのは分かってるのよ

 

すると 


神父:ギジャバ ビゴギン グスジャヅザ 

浩二:この意味のわからない言葉は…

一樹:構えるぞ。三郎!

三郎:あぁ。 


一樹と三郎はシャベルを神父に向けて構える

 

神父:ウオォー!

 

神父は蝙蝠の怪人の変身した。


一樹:俺達が気をひきます。

三郎:その間、桜子さんと浩二は警官さん達を探して逃げてください

浩二:おい。大丈夫なのか?

一樹:あぁ。彼が必ず来る。それまで耐えてやるぜ!

桜子:ちょっとまって…

一,三:?

桜子:これを…

一,三:これは…

桜子:あいつはおそらく… 

一樹:なるほど。

三郎:ありがとうございます。

桜子:気をつけてね。

一三:イエッサー!

 

桜子と三郎は近くにあった右側のドアに向かい入って行った

 

蝙蝠怪人:…

 

蝙蝠怪人は桜子を追いかけようとするが

 

一樹:おっと。ここから先にはいかせないぜ。

三郎:俺たちが相手だ!

 

2人がそういうと

 

蝙蝠怪人:ラヅゴグザグ ヂゾグデデジャス

 

と言い襲い掛かってきた

 

一樹:行くぜ!

三郎:あぁ!

 

一方、桜子、浩二組は


桜子:いないわね。

浩二:まさか、あいつがもう既に…

桜子:馬鹿な事言わないの!あのホール内には何もなかったんだから…ん?

浩二:どうしました?

桜子:あれは・・・

 

と桜子の指がさす奥の曲がり角の内側の床に赤い液体が

 

浩二:まさか…

桜子:いくわよ!

浩二:はい!

 

2人がその曲がり角を曲がってすぐに

 

桜,浩:!


そこには悟の部下たちが全員いた

そのうち2人が出血している

 

桜子:大丈夫!?

悟部下1:博士!?それに浩二さんも!?

悟部下2:なんでこんなところに!?

浩二:あんたたちを助けに来たんだよ。で、2人はどうしてこうなったん
だ?

悟部下1:実は、あの蝙蝠みたいなの怪人と戦闘になったんですけど…

悟部下2:その際に2人が噛まれてしまって…

桜子:なるほど、ちょっと待ってね。

 

すると桜子は常備していたバックから包帯を取り出し器用な手先で負傷した悟部下達の応急処置をし始めた

 

悟部下1:なんで博士が包帯を?

浩二:あぁ。遺跡の調査や発掘の際、何が起こるのかわからないのでいつも常備してるんですよ。
悟部下1:な、なるほど。

 

-数分後-

 

桜子:これで大丈夫なはずよ。

悟部下3:すみません博士。

悟部下4:ありがとうございます。

悟部下2:もう終わったんですか!?

桜子:えぇ。まだ軽いほうだったからね。でも、無理は禁物だからあなた達が支えてあげなさい。

悟部下1:ありがとうございます泣

桜子:ほら、警官なんだから泣かないの。

桜子:さぁ、一樹たちを迎えに行って脱出するわよ!

 

そして桜子達がホールに戻ると

 

一樹:うわっ!

三郎:くっ!おらっ!

 

一樹と三郎は蝙蝠怪人に押されていた。

 

桜子:二人とも大丈夫!?

一樹:まぁ。なんとか…

三郎:途中で噛まれそうになりましたけど、これで何とかね。


三郎はあるものを見せた


悟部下達:鏡?

三郎:まぁ、見ててください。

 

蝙蝠怪人:グワァー!

 

蝙蝠怪人が三郎に向かってくる

 

悟部下1:危ない!

三郎:大丈夫です。

 

三郎が鏡を蝙蝠怪人に向けると
鏡が協会の窓から出ている光の反射によってその光が蝙蝠怪人に当たると

 

蝙蝠怪人:ギヤァ!

 

蝙蝠怪人は苦しんでいた

 

悟部下2:き、効いてる…

桜子:昨日の怪人は蜘蛛のような見た目をしていた。その見た目通り、蜘蛛の糸をしようしていたわ。

桜子:そして今回の怪人は蝙蝠のような見た目をしている。つまり、蝙蝠の特性に気づけば、弱点も見えてくる。

三郎:蝙蝠は夜に活動が活発になり。

浩二:日中は洞窟などの暗い所にいる

一樹:ということはお前の弱点は光だ!ニヤッ

二,三:(なんで、お前が決め顔してるんだよ…)

蝙蝠:グオォー!


すると蝙蝠怪人は叫びだした
すると桜子達は耳を塞いでいた


一樹:うっ…

浩二:なんだ…これ…

三郎:耳が…

悟部下達:ズキズキする…

桜子:そうか…蝙蝠は超音波を出せるんだった…バタッ 


桜子は超音波に耐えられず倒れ、また超音波の影響で教会内の火のついたロウソクが床に落ち木材だったひな壇に引火した


悟部下1:クソッ。このままじゃ、俺たちも丸子げにされちまうぞ。

三人組:桜子さん…

桜子:(こんなに危険なんじゃ。◯◯でも…)


するとメインの扉からバイクが突っ込みバランスが崩れながら蝙蝠怪人に突進した

 

蝙蝠怪人:ゴホッ…

 

蝙蝠怪人は突進されたため超音波は止んだ

 

悟部下2:な、なんだ?

 

バイクに乗っていた人がヘルメットをとると

 

◯◯:皆さん!大丈夫ですか?

三人組:◯◯くん!

桜子:◯◯…

◯◯:母さん!大丈夫!?

一樹:あの怪人が超音波を出したせいでな。

浩二:だが、◯◯くんが来てくれたおかげで助かったよ。

◯◯:そうですか。

三郎:でも◯◯くんも耳がいいからきつかったんじゃ…

◯◯:ヘルメットしてたから、大丈夫だったんだと思います。

三郎:あっ。そうか。

悟部下1:君はあの時の…

悟部下2:博士の息子じゃないか。

◯◯:あなた達は悟さんの…無事だったんですね。

悟部下1:まぁな。君のお母さんのおかげだよ。

悟部下2:けど、バイクでどうやってここまで?教会前には蜘蛛の怪人が…

◯◯:あぁ。あのままバイクで突っ込んだんですよ。その時に蜘蛛の怪人にもあたって…これって、犯罪ですよね…

悟部下1:いや、そこは俺たちが何とかしてやるさ。ありがとう。

 

蝙蝠怪人:グウゥ…

 

◯◯:!

 

蝙蝠怪人が再び立ち上がった

 

悟部下1:クソッ。なんてしぶとい奴だ。

◯◯:…フンッ!

 

◯◯は蝙蝠怪人に突っ込んで強烈な拳の一撃を与えた

 

悟部下2:ひるみやがった…

◯◯:皆さんは先に行っててください。俺はこいつを…

桜子:待って…一人じゃ危険よ!

◯◯:母さん。俺は覚悟ができたよ。

桜子:それはわかってる。でも、さっきのことで痛感したの。もし◯◯に何かあったら…

◯◯:俺はもう母さんに心配されるような子供じゃない!

桜子:!

蝙蝠怪人:グオォー!

◯◯:!フンッ!

蝙蝠怪人:グッ…

◯◯:俺は今回のことでよくわかったんだ!

◯◯:もうこんな奴らなんかのために

◯◯:二度とあんな涙は見たくない!

◯◯:悲劇は繰り返したくない!

◯◯:みんなが笑顔で暮らせるようになるまで戦ってみせる!


桜子:◯◯…

三人組:…

悟部下達:…(どういう意味だ?)


◯◯:だから、見ててくれ!

◯◯:俺の…変身!!

 

◯◯の腰からベルトが出現し、両手をベルトにかざし、左側のサイドバックルのボタンの方に左手は移動し、右手は前に出してポーズをとった

そして、右手を左手に乗っているサイドバックルのボタンに瞬時に移動させボタンを押し、そのまま蝙蝠怪人に殴りにかかり徐々に◯◯の姿は変わっていきこの前の白ではなく赤の戦士に変身し、蝙蝠怪人を投げ飛ばした。

その姿は◯◯が見たビジョン通りの姿だった。


三人組:◯◯くん…

桜子:本当に覚悟ができたのね。(あの顔つきお父さんにそっくり…)

悟部下1:何だ!あれは?

悟部下2:もしかして、これが三人が言ってた戦士か?だが、色が違うみたいだが…

蝙蝠怪人:!

◯◯:…

蝙蝠怪人:ビガラグ バスビ “クウガ”!

◯◯:クウガ…そうか!クウガか!

◯◯は蝙蝠怪人に突っ込みお互いに乱打戦となった


◯◯:母さん達は急いで外に!

桜子:わかったわ!
 

桜子たちは外に出るために入口に移動しようとしたその時、蜘蛛怪人が教会内に侵入してきた。


桜子:!

◯◯!(やっぱりまだ生きてたか!) 


◯◯は隙をついて蝙蝠怪人の胴体を掴んで蜘蛛怪人に向かって投げ飛ばした。


蜘蛛怪人:グガッ…

 

結果は見事に命中。

 

悟部下:おぉ!

◯◯:さぁ!急いで!

桜子:えぇ!


そして、桜子達は無事に脱出した

 

◯◯:(よし!)

蜘蛛怪人:”ゴオマ”! ギダダギ バビゾギデモトイヒデ!

蝙蝠怪人:グスガギゾ! “グムン”! バダギン ギジャラゾギジャガデデ “ゲゲル”ン!

◯◯:(なるほど…蜘蛛の方が“グムン”で。蝙蝠の方は“ゴオマ”っていうのか。それにゲゲルって…)

 

◯◯は昨日落ち込みながらもグロンギの言葉について資料で見ていたため、怪人の名前を瞬時に理解した。
そして、ゲゲルの意味も…


グムン:ゴセジョシロ クウガ!

○○:!

グムン:ジャヅザ ゴセビ ジャサゲソ!

ゴオマ:!

グムン:ジャセビザ ガガ ビボグングサリグ!

ゴオマ:バババダ。

 

ゴオマは翼を広げそのまま上に高く飛び教会から脱走した

 

○○:待て!グッ…

 

グムンは口から糸を出し○○の首に締め付け教会の入り口に向かって投げ飛ばし、○○はそのまま外まで放り出された


 
○○:うわっ!


警部:な、なんだ!?

桜子:警部さん。この方は昨日助けてくれた戦士です。

警部:そうか。全員構え!

 

警部の合図で警官達は○○に銃口を向けた

 

○○:!(って、まぁそうなるよな。)

桜子:ちょっと待ってください!この方は敵ではありません。

警部:そうとは断定できない。

一樹:待ってくれ!あいつはさっきも俺たちを助けてくれたんだ!

悟部下1:そうです!我々が見てた感じだと危険性は全くありません!

警部:君たちがそう思ったとしても私は思っていない。

悟部下2:ですが…

警部:警部に向かって口出しするな!

悟部下達:…

浩二:このやろっ…

桜子:やめなさい。浩二。

浩二:しかし…

 

桜子は警部の前に立ち

 

警部:なんだね。

桜子:私の息子に向かって拳銃を向けるんですか?

○○:!

三人組:ちょっ!

警部:なんだと…?

桜子:あなた方が拳銃を向けたのは…私の息子の○○です!

全員:!

警部:な、何バカげたことを言う。証拠はあるのか?証拠は!


すると○○はそのまま近づき、

 

警部:な、なんだ?

○○:警部さん。

警部:!こ、この声は…

○○:確かに俺はこんな姿になってしまいました。でも…いや、だからこそ戦わないといけないって思ったんです!

全員:…

○○:でも、もし俺がこの町の危険を犯すと思ったのなら、そのときはやってください。

桜子:○○…

○○:けど今は!

 

○○が教会の方に振り向くとグムンの姿が

 

○○:一緒に戦ってください…この町のこの世界の笑顔のために!

警部:!


??:『私はね。この世界を笑顔にしたくて警察官になったのさ。君はどうかね?』


警部:…全員!蜘蛛怪人に攻撃を集中し、戦士を…〇〇くんを援護しろ!

警官達:はっ!!

 

警官達はグムンに向かって発砲した。


桜子:!

三人組:よしっ!

悟部下:しゃっ!

○○:警部さん…

警部:早くいけ!

○○:…はいっ!


○○は隙をついてグムンに一撃を与えようとするが、グムンが間一髪のところで跳んでかわし、糸を出して○○に縛り付けた。


○○:クッ…


グムンはそのまま飛び降り、○○を取り押さえ左手から大きな爪を出し○○に向けた


グムン:ドゾザレ。
○○:!


その時

 

バンッ


銃がグムンに当たりひるんだ。


○○:!(今のは!)


○○は発砲した方に顔を向けると
銃を構えた警部の姿があり、○○に頷き、○○も頷き返した 


グムン:グガァ!


グムンがとどめを刺そうとしたと瞬間
○○は縛られていた糸を引きちぎり、間一髪で攻撃をかわして投げ飛ばし

そして、○○は胸に向かって二回連続でキックを放った


○○:ハァハァ…

グムン:ボォォ…

 

グムンは苦しみだし、キックが当たった胸には超古代の文字が

 

グムン:ボゾク…ジャデデジャス…ボォォ…

○○:…

グムン:ク…クウガァ~!


そういうとグムンは爆散した。


警官達:や、やったぁ!

 

警官たちは喜び三人組と悟部下はハイタッチし、警部は少しほっとした顔で頷いていた

 

桜子:はぁ…(本当に立派になったわね)


○○は変身を解除した


○○:(殺してやる…か…)


これで事件は終わり、○○達は警察の人たちとともに警察署に向かうことになった

 

○○:母さん。俺、決めたことがあるんだけど。

桜子:あら、奇遇ね。私もよ。

○○:それ、あわせてない?

 

○○達が決めた事とは?


次回、PROLOGUE1−4 始動


(今回出てきたグロンギ語)

・ラヅゴグザグ ヂゾグデデジャス 
(訳:まずそうだが血を吸ってやる)

・ビガラグ バスビ クウガ 
(訳:貴様がクウガになる)

・ゴオマ! ギダダギ バビゾギデ ギスンダ! 
(訳:ゴオマ!一体何をしているんだ!)

・グスガギゾ! “グムン”! バダギン ギジャラゾギジャガデデ “ゲゲル”ン!
(訳:うるさいぞ!グムン!私のゲゲル(ゲーム)の邪魔をしやがって!)

・ゴセジョシロ クウガ! 
(訳:それよりもクウガだ!)

・ジャヅザ ゴセビ ジャサゲソ!
(訳:奴は俺にやらせろ!)

・ジャセビザ ガガ ビボグングサリグ!
(訳:奴には昨日の恨みがある)

・バババダ。
(訳:わかった。)

・ボゾク…ジャデデジャス…ボォォ…
(訳:殺…してやる…ボォォ…)

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