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大好きな幼馴染がイメチェンしてチョコを渡しに来ました
ー2月13日ー
〇〇:今日の講義もこれで終了!!
彼は山下〇〇。乃木坂大学に通っている3年生だ。
先程まで講義を受けていた
〇〇:(この後、どうしようかな~)
??:〇〇ぅ~!!
〇〇:ん?
〇〇が聞き覚えのある声のする方に振り向くと
〇〇:“遥香”じゃん。
遥香:やっほー!!
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彼女は賀喜遥香。笑顔と黒髪ロングがトレードマークの〇〇の幼馴染だ。
遥香:さっきまで講義受けていたの?
〇〇:まぁな。で、どうしたんだよ?
遥香:ううん。ただ、〇〇が見えたから声をかけただけ~
〇〇:なんだよそれ(笑)
遥香:ふふっ(笑)
〇〇:(遥香の笑顔…やっぱり可愛いな///)
〇〇は小学生の時から遥香の事が好きだ。
だが、この関係性が壊れるのが怖くて成人した今でもなかなか思いを伝えられないままでいる。
遥香:ねぇ!この後時間があるならカフェに行かない?
〇〇:丁度、この後どうしようか悩んでいたからいいよ!
遥香:決まりだね!
2人は大学近くのカフェにより
〇〇:なんか、こうやって話すのは久々だな。
遥香:確かに!ここ最近はお互いに講義が被ってないから会う機会もなかったもんね。
いつも会っているような雰囲気だったが、どうやら会ったのは久々だったようだ。これも幼馴染の影響なのだろう。
遥香:でも、相変わらず元気そうでよかった~。
〇〇:遥香こそ、お変わりないようで。
遥香:…。
すると、遥香は寂しそうな顔をした
〇〇:ん?どうしたんだよ?
俺、なんか変なこと言ったか?
遥香:お変わりないってことはまだ子供って思ってるって事?
〇〇:え…何言ってるの?
〇〇は遥香の質問に驚いていた
遥香:今日も久しぶりに〇〇に会えて嬉しくて子供っぽい感じになっちゃったなぁ~って思ったし…。
〇〇:そんな、気にしすぎだよ。
遥香:でも、〇〇前に言ってたでしょ?
大人っぽい人が好きだって…。
〇〇:た、確かに言ったけど…。
〇〇:(今の遥香も…っていうか小学生の時から大人っぽいって思っているんですけど!?)
〇〇:ってか、なんで今その話に!?
遥香:…うん。決めた。
〇〇:何を?
遥香:何でもない!
〇〇:は、はい…。
〇〇:(防戦一方…。)
その後、2人は別れ…
(〇〇宅)
〇〇は姉に電話を掛けていた
??:『へぇ~、かっきーがそんなこと言ってたんだ』
〇〇:うん。俺、何か変なこと言ったのかな?美月姉さん。
美月:『多分、〇〇は悪くないと思う…でも、1つ言えるとしたら…』
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〇〇:言えるとしたら?
美月:『かっきーは〇〇に見て欲しかったんだと思う。』
〇〇:ん?どういうこと?
美月:『つまりね。ただの幼馴染としてではなくて、大人としてみて欲しかったと思うの。』
〇〇:大人として…か。
美月:『去年、〇〇とかっきーは成人したからさ。』
〇〇:そっか…。
〇〇:(考えたことなかったな…。)
〇〇:明日、遥香に謝ってくるよ。
美月:『うん。あ!だったらさ!』
〇〇:?
(遥香宅)
遥香:あれ?〇〇からだ。
〇〇L:「明日、会えませんか?
話があります。」
遥香:〇〇から誘いの連絡!?
遥香:(本当は私がっ誘おうと思ったのに…まさか、〇〇の方から誘ってくるなんて…)
遥香L:「良いよ。」
遥香:えへへ///明日、驚くだろうなぁ~
楽しみ~
ー2月14日ー
翌日…
〇〇は待ち合わせ場所で遥香を持っていた
〇〇:早めに来すぎちゃったな…。
〇〇:(これで喜んでくれると良いんだけど…)
〇〇はそう思いながら、鞄の中の物を見ていた
??:なに鞄の中見てるの?
〇〇は聞き覚えのある声が聞こえた
〇〇:いや、何でもないよ遥……え!?
〇〇が声のする方に顔を向けるとそこには
遥香:えへへ///
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イメチェンした遥香だった
〇〇:は、遥香っ!?
〇〇:(髪切ってるし、染めてるやん!!)
遥香:びっくりした?
〇〇:お、おう…。
遥香:ここじゃあれだし…カフェに行こっ?
〇〇と遥香は昨日と同じカフェに向かった
(カフェ)
遥香:…///
〇〇:ジィー
遥香:ちょっと…そんなにジロジロ見ないでよ…///
〇〇:だ、だって…///
めっちゃ可愛くなってるから。
遥香:ふぇっ…///
〇〇の一言に遥香の顔は赤くなっていた
〇〇:(でも、どうしてイメチェンなんか…まさか!?)
(遥香:でも、〇〇前に言ってたでしょ?
大人っぽい人が好きだって…。)
(〇〇:た、確かに言ったけど…。)
(遥香:…うん。決めた。)
(〇〇:何を?)
(遥香:何でもない!)
〇〇:もしかして、昨日の「決めた」っていうのはイメチェンのことだったの!?
遥香:うん…〇〇に大人の女性として見て欲しかったから…
〇〇:遥香…。
遥香:それでね…これ。
遥香は鞄の中から小さな箱を取り出し、〇〇の前に差し出した
〇〇:これって…。
遥香:今日、バレンタインデーでしょ?
〇〇は箱を開けると中には少し、歪な形のチョコが入っていた
遥香:だから、頑張って作ってみたの。
〇〇:あの料理下手な遥香が!?
遥香:ちょっと!その言い方!!
〇〇:ふっ…。
遥香:ふふっ…。
〇〇,遥香:アハハ(笑)
〇〇:ありがとう。ありがたくいただくよ。
遥香:…それでね。
〇〇:ん?
遥香:それ、本命だから!
〇〇:っ!?
遥香:私…小学生の頃からずっと〇〇のことが好きだった…ううん、今のほうがもっと好き!!
遥香:だからね…付き合ってほしいの…。
〇〇:…。
〇〇は驚いていた
〇〇:(まさか、遥香も俺の事が好きだったなんて…)
〇〇の答えは決まっていた
〇〇:じゃあ…。
遥香:?
〇〇:これ。
〇〇も遥香と同じように鞄の中から小さな箱を取り出し、遥香に差し出した
遥香:これって…。
〇〇:元々は仲直りのために作ったんだけど…。
遥香が小さな箱を開けると…
遥香:!?
その中には綺麗なハート型のチョコが入っていた
〇〇:その…本命の逆チョコって事で…。
遥香:それって…
〇〇:俺も好きだった…いや、今も大好き!!
〇〇:だから、これからはカップルとして…遥香の隣を歩いてもいいかな?
遥香:うぅ…
遥香は涙目になりながら
遥香:もちろんだよ…〇〇〜!!
遥香は席を立ち〇〇に抱きつきた
〇〇:ちょっ!人前で…
遥香:ギュー
〇〇:…。
〇〇(ったく、イメチェンしても中身は変わらねぇな。)
〇〇は遥香を抱き返した
遥香:これからよろしくね!〇〇!
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