Geats〜それぞれの願い〜 第4話
第4話
〇〇が乃木坂のマネージャーとして初出勤した翌日
〇〇:さてと、支度完了したから行きますか。
ガチャ
〇〇は支度を済ましてドアを開けると…
美月:〇〇くん、おはよう〜!!
〇〇:おはようございます!美月さん。
美月:昨日は良く眠れた?
〇〇:まぁまぁですかね?5時間くらい寝たと思いますけど。
美月:いや、もっと寝ないとだめでしょ!
〇〇:蘭世さんからの教育内容を復習してたんで…。
美月:本当に真面目だね。
〇〇:美月さんには敵いませんよ。
それよりも、美月さんはちゃんと寝たんですか?
美月:え…?
う、うん。ね、寝たよ〜
〇〇:(あれ?)
本当ですか?
美月:も、もちろんだよ〜
〇〇:(こりゃ、俺よりも寝てないな…)
まぁ、そういうことにしときます。
美月:う、うん。(絶対あまり寝れてないことバレてる!!)
〇〇:じゃ、行きましょうか?
美月:う、うん!!
(乃木坂レッスン室)
美月:おはよう!
〇〇:おはようございます!
美波:美月。〇〇くん。おはよう!
史緒里:あれ?もしかして、2人で来たの?
美月:もちろん!だって、お隣さんだもんね〜?
〇〇:まぁ、そうですね。
美月:ちょっと、普通の反応しないでよ〜!
〇〇:いや、実際そうですから。こういう反応になっちゃいますよ。
美月:え〜面白くないな〜
〇〇:美月さん。俺は遊び道具じゃないですよ!
美月:むぅ〜 プクッ
美波:(美月。楽しそう〜)
史緒里:(なんか、異常な速度で仲良くなっているような…)
美波,史緒里:(これは…昨日何かあったな!!)
〇〇:それにしても、美波さんと史緒里さん来るの早いですね。まだ、集合時間1時間前なのに。
美波:そういう〇〇くんと美月も早いけどね。
私はたまたまだよ。昨日は早めに寝たから、起きるのが早かっただけ。でも、史緒里はいつもこの時間には来てるよね。
史緒里:まぁね。いつもメンバーの中では一番乗りで来ようと思っているから。
〇〇:凄いですね。俺も見習わないと…。
美月:そうなったら、私も早く起きないと。
〇〇:やめときます…。
美月:え?
美波:美月は寝ないときとかあるもんね。
史緒里:確かに…。
〇〇:本当に無理をしすぎてるんじゃないかと心配になりますから。だから、しっかりと休む時は休んでくださいね。
美月:〇〇くん…ありがとう///
美波:(美月。もう〇〇くんに惚れ込んでるな〜)
史緒里:(でも、わかる。優しいし安心感もあるもんね。)
ーそれから46分後ー
さくら:お、おはようございます!!
〇〇:さくちゃんおはよう! フフッ
さくら:?どうかしましたか?
〇〇:えっとね…髪が…
さくら:あっ!!とかしてくるの忘れてました!
〇〇:少し時間があるから急いでやってきたら?
さくら:はい!いってきます!ダッダッ
〇〇:さくちゃんってあんな感じなんだ。
??:ううん。あのさくちゃんは結構珍しいよ。
〇〇:え、そうなの?まゆたん。
真佑:うん。いつもは完璧な状態で来るんですけど、寝坊するとあの感じで来るんだよね〜。
〇〇:なんか、想像つきそう(笑)
真佑:だよね(笑)
祐希:せ、セーフ!!
〇〇:あ、与田さん。おはようございます。
祐希:おはよう〜ねぇ、まだ時間になってないよね?
〇〇:10分前ですからセーフですよ。
祐希:良かった〜
〇〇:ボソッ まゆたん。与田さんはいつもこのくらいなの?
真佑:ボソッ ううん。これはちょっと早いほうだよ。時々遅刻もするしね(笑)
〇〇:これも想像つくね クスクス
真佑:だよね クスクス
祐希:ん?〇〇とまゆたん。何話してるの?
真佑:いえ、大したことじゃないですよ〜
〇〇:それよりも与田さん髪が…
祐希:え!もしかして乱れてる?!
〇〇,真佑:ウンウン
祐希:い、急いで整えなきゃ!!ダッダッ
〇〇:(賑やかでいいな〜)
さくら:〇〇さん!
〇〇:あ、綺麗になったね。
さくら:はい。〇〇さんありがとうございます!
〇〇:いいよ。でも、5分前に入ってきた時のさくちゃんの慌てっぷり、面白かったな〜
さくら:ちょ///それは忘れてくださいよ〜///
真佑:あ!さくちゃん赤くなってる!
さくら:もう〜まゆたんまでー!!
美月:プクッ むぅ~(〇〇くん楽しそう…しかもまゆたんの方が年上なのにタメで話してるし…。)
何故、〇〇が真佑にタメで話してるのかというと…
ー約30分前ー
〇〇:(えっと…今日は午前のレッスンが終わったら…美月さんと5期生の仕事はそれで終了か…っていうか、ラジオがある史緒里さん以外は今日の仕事ないじゃん…)
〇〇:(そういえば、さっき史緒里さんがのど飴を持ってくるのを忘れたとか言ってたような…後で蘭世さんに許可もらって買いに行こうっと!)
和:〇〇さん!
咲月:おはようございま〜す!
〇〇:あ、おはよう〜
今日はなぎさつ一緒に来たんだね。
咲月:えへへ。今日の和ちゃんはデレデレの日なんです。
和:べ、別にデレデレじゃないよ!
〇〇:(これが和ちゃんのツンデレか〜)
満更でもなさそうだね。
和:〇〇さんまで〜 プクッ
〇〇:でも、そういうギャップ萌えがあるからより可愛く見えちゃうんだよね〜
和:へっ///
〇〇:ん?どうかした?
和:い、いえ!なんでもないです!
あ、ありがとうございます///
〇〇:お、おう。
咲月:ムゥ~ 和、早く着替えに行くよ! ガシッ
和:あ、ちょ、ちょっと〜〜!!
〇〇:・・・。(和ちゃんのあの反応が気になったけど、取り敢えず、5期生はこれで全員集まったな。)
真佑:〇〇さん、おはようございます!!
〇〇:あ、まゆたん。おはようございます。
真佑:ウ~ン…
〇〇:どうかしましたか?
真佑:いや、まゆたんって呼んでくれるのは嬉しいんだけど、敬語なのがなんか違和感があるなぁ〜って。
〇〇:た、確かに…
真佑:ねぇ!私もタメ口で話してよ!
〇〇:えぇ〜!!
真佑:駄目なの〜?
〇〇:ウッ (まゆたんの上目遣い…これも破壊力が…)
わ、分かったよ…
真佑:やったぁ〜!
〇〇:///(可愛い///)
真佑:(顔が赤くなってる。可愛いなぁ〜)
その様子をちょうどレッスン着に着替え終わった和と咲月が見ていた
和:(もしかして、田村さんも?!)
咲月:(た、田村さんが〇〇さんを落としちゃった…ヤバい、また強敵のライバルが〜…)
その後、まゆたんの策略によって4期生で〇〇が唯一敬語で話していた奈於からもタメで話してほしいと言われ承諾したらしい
〇〇:(朝からタジタジだ…)
奈於:(まゆたん!抜け駆けは許さないぞ〜!)
真佑:そういえば、〇〇くんって「祢音TV」って知ってる?
〇〇:あぁ。あの人気セレブインフルエンサーの?
真佑:うん!!あの子、めっちゃ可愛いから絶対乃木坂に入れるよね?
さくら:う〜ん。確かに入ったら人気出そうだけど…
〇〇:でも、あの鞍居財閥のご令嬢だよ?
流石に難しいんじゃない?
美月:プク~~!!(なんかムカつく〜〜!!)
美波:美月、顔。
美月:え?
美波:完全に嫉妬してるね。
美月:べ、別にそんなんじゃないし///
美波:ほっぺは素直だけどね。ツンツン
美月:もう〜うめ〜!!
〇〇:ニコッ(美月さん。楽しそう。)
それからレッスンの時間になり
〇〇:皆さんお疲れ様です。ドリンクとタオルです。
美月:ありがとう!〇〇くん!
祐希:ぶはぁー!生き返るわ〜!
〇〇:(与田さん、おじさんっぽくなってますよ…)
〇〇:美月さん、楽しそうでしたね。
美月:そりゃね。みんなとこうやって一緒に練習するのも少ないから楽しまないと!
〇〇:ですね。
遥香:…。
〇〇:?(あれ?遥香さん?)
蘭世:〇〇くん。
〇〇:蘭世さん…。
蘭世:あなたも気づいた?
〇〇:はい。
蘭世:この後、かっきーと話してみたら?
〇〇:え?
蘭世:多分、〇〇くんなら大丈夫だと思うから。
〇〇:わ、分かりました。
〇〇:トントン あの、美月さん。
美月:ん?どうしたの?
〇〇は遥香を別室に呼び出した
遥香:〇〇さん?どうかしましたか?
〇〇:うん。ちょっと気になることがあってね。
遥香:気になること?
〇〇:率直に聞くけど、美月さんの卒業のことでまだ悩んでるでしょ?
遥香:え?
〇〇:さっき俺と美月さんが会話してた時、顔が暗くなってたからさ。
遥香:バレてましたか…
〇〇:うん。すごくわかりやすかったよ?
遥香:ちょ!そこまで言わなくてもいいじゃないですか!
〇〇:フフッ ごめんごめん。
遥香:もう〜。
〇〇:まだ、美月さんに卒業してほしくない感じなのかな?
遥香:…実は。
遥香は先程の明るさから一遍、暗い表情になり
〇〇:?
遥香:美月さんが卒業発表した日に美月さんと2人でご飯を食べに行ったんですけど…その時に美月さんに言われたことが有って…
〇〇:言われたこと?
遥香:「これからの乃木坂の事、お願いね」って言われたんです…でも…私…グスッ…「はい」って答えることができなくて…
〇〇:かっきー…。
遥香:後悔してて…それからずっと、このことを引きずってて…。
〇〇:…後悔か。
誰にだって後悔はあるよ。もちろん俺もね。
遥香:…。
〇〇:デザグラに乃木坂の皆さんを巻き込んでしまったこと…豪徳寺さんが退場してしまったこと…それ以前に前の仕事の時にうまくいかなくて、他の社員の方に迷惑をかけすぎて、自分が情けなさすぎて家で涙を流していたこと…他にも学生時代の事も…もう数えなられないほどあるよ。
遥香:〇〇さん…。
〇〇:でもね。引きずったままじゃ前に進む事はできない。だから、その後どうすればいいのかを考えてみる。時間がかかっても良い。かっきーには乃木坂のメンバーがいるから。もちろん、蘭世さんや俺も。
遥香:…。
〇〇:だからさ、一緒に頑張ろうよ。
きっと、美月さんもかっきーが大好きで後を託せると思っていったことだと思うからさ。
遥香:はい…ありがとうございます…グスッ
〇〇:ナデナデ
〇〇は不意にも遥香の頭を撫でていた
遥香:///(もう…本当にずるいんですから…///)
美月:(かっきーがそのように思っていたなんて…)
美月は〇〇から誘われ、〇〇と遥香の会話の内容を扉越しに聞いていた
美月:グスッ(〇〇くん、ありがとう。)
その後、レッスンは順調に進んでいき…
コーチ:はい!今日はここまでです!お疲れ様でした!
乃木坂:お疲れ様でした!
〇〇:かっきー、ダンスのキレが凄く良くなってたよ!流石だね!
遥香:いえ!〇〇さんのおかげですから!
ありがとうございます!
〇〇:そんな、大したことはしてないよ〜。
〇〇,遥香:ニコニコ
真佑:(なんか…)
奈於:(いい雰囲気…)
美月:(これは…あの時、〇〇くん何かやったな〜!!)
蘭世:みんな、お疲れ〜
今日は史緒里以外はもう仕事がないから自由にしていいわよ。
美波:そっか、久保は今日ラジオか〜
史緒里:うん。頑張ってくるよ!
〇〇:史緒里さん。よかったらこれ。
史緒里:え?あ、のど飴だ〜!
理々杏:そういえば、今日のど飴忘れたとか言ってたよね。
史緒里:うん。ちょうど困ってたんだよね。
〇〇:なので、空いてる時間で買ってきました!
と入っても近くのコンビニのですが…。
史緒里:ううん!凄く助かるよ〜
ありがとう〜
〇〇:いえ!ラジオ頑張ってくださいね ニコッ
史緒里:ドキッ う、うん///
美月:(あれ?)
美波:(これって…)
理々杏:(久保ちゃんもまさか…)
〇〇:ん?史緒里さん?
史緒里:ひゃ、ひゃい!!
〇〇:だ、大丈夫ですか!?
史緒里:だ、大丈夫!!大丈夫だから!!
〇〇:なら、いいんですけど…
祐希:あれ?そういえば、久保ちゃんの方が〇〇くんより年下なのに話し方が逆なの?
〇〇,史緒里:あ。
美波:あ、ハモった。
美月:ムゥ~(なんか、こっちもいい雰囲気なんてすけど〜!!)
〇〇:確かに…
史緒里:自然とそうなっていたかも。
ごめんなさい。
〇〇:いえ、俺は問題ないですよ。
史緒里さんが良ければ、このままタメでいいので。
史緒里:本当に?
〇〇:はい。今更感もありますからね。
史緒里:フフッ そうだね。
美波:っていうか、久保のをきっかけに3期のみんな全員〇〇くんとお互いにタメで話さない?
〇〇:えっ!?
美月:確かに!!なんか4期の年上メンバーもタメで話してみたいだし プク~
〇〇:え!?なんで、知ってるんですか?!
(今朝起きたばかりのことなのに!!)
美波:〇〇くんがまゆたんと話してる時に嫉妬したような目でじっと見ていたよ。
〇〇:(え?嫉妬??)
美月:ちょっと、うめ、それ言わないでよ〜
美波:でも、本当のことじゃん。
美月:うぅ…///
〇〇:で、でも、そんなに軽く決めちゃって良いんですか?俺、まだマネージャーになってまだ二日目ですよ…?
美波:それだけ、〇〇くんの事を信用してるってことだよ?
史緒里:1ヶ月前に私達を助けてくれたし、2週間前にあった時にはもう信用していいって確信したしね。
理々杏:今更だけど、僕もタメで、しかも、くん付けで話してるしね。
〇〇:そういえば、理々杏さんもでしたね(笑)
後、俺も理々杏さんには敬語だし…。
理々杏:確かに(笑)
気づいてなかったよ(笑)
美波:こんなにも自然に話せてる時点でもう〇〇くんの事をすごく信頼してるってことだよ。
期間とか関係ないよ。
〇〇:美波さん…。
美月:だから、ね?
〇〇:…うん。分かりま…いや、分かった。
これからはタメで話すね!
3期生:おぉ!!
美月:遂に〇〇くんがタメで!!
綾乃:なんか〇〇くんより年上組にとっては新鮮かも!
蓮加:じゃあ!はいはい!!
葉月:蓮加、どうしたの?
蓮加:昨日の4,5期みたいにさ。私達もあだ名で呼んでもらおうよ!
〇〇:あ、あだ名もですか…
史緒里:あ、あだ名///
美月:蓮加ナイスアイデア!!
私もあだ名で呼んでもらいたかったんだよね!
〇〇:美月さんノリノリですね…。
美波:原因は〇〇くんだけどね。
〇〇:え?俺ですか!?
理々杏:(やっぱり自覚ないんだ…)
美波:(まさに天然のたらしだね。)
美波:(嬉しそうなのは美月はもちろんとして確定でもう1名…)
史緒里:あだ名…〇〇くんがあだ名で…///
美波:ハァ…
〇〇:?
その後、
理々杏、珠美、麗乃、葉月は下の名前。
楓、綾乃、祐希はよく呼ばれるあだ名の…
「でんちゃん」「あやてぃー」「与田ちゃん」の呼び方になったのだが…
美波:なかなか…
史緒里:決められないもんだね…。
祐希:うめちゃんが決められないのちょっと意外かも。
美波:だって、〇〇くんが呼びやすそうなのがいいのかなって思ってさ。
〇〇:別に気にしなくていいのに。
美波:気にするよ。だって、これから長い付き合いになるんだから。
美波:っていうか!
美月,蓮加:…。
美波:このアイデアの発案者と1番このアイデアに意欲的だった人がなんでこんなにも時間が掛かってるの?
美月:だって、これから〇〇くんに呼ばれる名前が決まるんだよ!じっくり考えないと…。
美波:(美月はもう次元が違うわ…)
蓮加:蓮加は2択で迷ってるんだよ。
「蓮加」か「れんたん」かで。
美波:(蓮加の方は幼い考え方すぎる…)
理々杏:じゃあさ!4人共、〇〇くんに決めてもらおうよ!
美月,史緒里,蓮加,美波:えっ!?
〇〇:別に構いませんけど…。
史緒里:い、いいの!?
〇〇:うん。なんなら、かっきー、さくちゃん、あやめんは俺が決めたし…。
美波:(なるほど、だから抵抗感がないのか。)
〇〇くんが良いなら良いんじゃないかな?
蓮加:うん!!
美月:(どんな、あだ名をつけてくれるのかな?)
〇〇:じゃ、まず美波さんは、梅さんで良いかな?
美波:さん付けなんだね。
〇〇:その方がしっくりくるんですよ…。
美波:うん。大丈夫だよ。
〇〇:ありがとう。
じゃ、蓮加さんはれんたんで!!
蓮加:エヘヘ なんかそんな気がしたよ〜!
〇〇:本当に〜?
蓮加:ちょ!本当だよ!!
蓮加以外:(笑)
〇〇:じゃ、史緒里さんはしおりんで。
史緒里:う、うん!!
(よく呼ばれるあだ名だけど、なんか嬉しいなぁ〜)
美波:(すっかり、久保も〇〇くんの虜だな。)
〇〇:最後に美月さんは…
美月:ドキドキ…
〇〇:…やっぱり、美月さんのままで!!
美月:わかった!!…って、えっ???
〇〇:え?
美月:なんで私は今まで通りなの〜?
〇〇:だって、これが1番しっくりくるんだもん。
美月:え〜!!
ちなみに拒否権は?
〇〇:なし!!
美月:ガーン…
3期生(美月以外):(〇〇くん。美月の扱い方がわかってきた気がする…(笑))
美波:じゃ、これで決まりだね!〇〇くん。改めて、これからよろしくね!
〇〇:うん。よろしく!
美波:(やっぱり新鮮すぎる!!)
美月:ギロッ(絶対に他のあだ名で呼ばせてやる…)
〇〇:み、美月さん怖い…。
美月:〇〇くんのせいでしょ〜!!!
3期生(美月以外):(笑)
その頃、デザグラの方は…
景人:(ここ、「宝探しゲーム」の時と同じ森だ。たしか、この近くにキャンプ場があるんだっけ?)
ー昨日ー
ツムリ:それではデザイアグランプリ 第2回戦「ゾンビサバイバルゲーム」を開始します!
祢音:ゾンビ!?怖っ!!
??:だ、大丈夫だよ嬢ちゃん!なんとかなるさ ガクガク
祢音:おじさん。足が震えてますけど…。
??:そ、そんな事ないし!!
っていうか、名前を覚えてよ…俺には小金屋林魚っていう名前があるんだからさ…
祢音に親しく話している男性は小金屋林魚。
第1回戦の「宝探しゲーム」で祢音と協力してクリアしたため、仲が良いらしい。
ツムリ:現在、ゾンビジャマトの集団が郊外に近づいています。
今は我々、デザグラスタッフが強力なバリアで進行を封じていますが、明日の朝には破られると思います。
過去の傾向からゾンビの群れが出現するのは3回。
つまり、第3ウェーブまでに市街地に到達されたら、大勢の人がゾンビに感染、大惨事してしまうでしょう。
??:じゃあ、その第3ウェーブまでにゾンビジャマトの群れを全滅させればいいってこと?
ツムリ:はい。
林魚:おぉ!!流石だな。坊主!
??:坊主じゃない。墨田奏汰だ。
あんたもちゃんと名前を覚えろよ。
林魚に口答えしたのは墨田奏汰。現在高校3年生。
この2人に英寿。道重。景人。祢音。
計6名がデザイアグランプリの第1回戦に勝ち残ったプレイヤーである。
ツムリ:ウンッ そして、このゲームはスコア対決となります。
すると、得点表のパネル画面が表示された
ツムリ:ゲーム終了時、スコアが最下位だった1名は強制的にリタイアとなります。
英寿:ニヤッ
道重:…。(余裕そうだな。ギーツ。)
景人:あの。ゾンビに感染ってまさか…
ツムリ:いずれ、“ゾンビ”になりますのでご注意を。
景人:…。
英寿:(さて、ウォーターとシールドだけでどうやっていこうか。)
道重:ハズレバックルしかなくておじけづいたか?
英寿:ハハッ まさか。
俺と勝負するか?
道重:何?
英寿:もし俺のほうがスコアが上なら、お前のバックルをいただく。
道重:フッ いいだろう。
だが、俺が上ならお前の持ってるバックルを全部もらう。
英寿:フッ。
景人:(あの二人、いつもあんな感じなの?)
ツムリ:それでは、ゲームを開始します!
景人:…。
景人は手に持っているアローバックルを見ていた
『息子を…救いたいんだ…』
景人:平さん…。
ー昨夜ー
(高層ビル内)
明人部下:どうぞ。
景人:あっ…。失礼します。
景人は明人が勤めている会社に来ていた。
実は、景人は一つ前のデザイアグランプリに巻き込まれた当日にここの入社面接を受けており、落ちていた。
明人部下:まさか、平部長が無断欠勤なんて一度もなかったんですが…。
景人:(やっぱり、戻ってきてなかったんだ。)
明人部下:行方不明になり、ご家族も警察に届けを出したらしいのですが…。
景人:そうですか…。
景人:(平さん…行きますよ!!)
「SET」
「SET」
「SET」
「SET」
「SET」
「SET」
祢音:へ〜んしん!
男性プレイヤー達:変身!
「ARMED SHIELD」
「ARMED ARROW」
「ZOMBIE」
「ARMED SHIELD」
「ARMED HAMMER」
「MAGNUM」
「READY FIGHT」
ーデザグラ「ゾンビサバイバルゲーム」開始 30分前ー
(乃木事務所)
〇〇:えっ!?俺も上がっていいんですか?
蘭世:うん。今日はこれといって忙しいことはないし、明日もお休みだからしっかりと休息を取ったほうがいいと思うよ。
〇〇:は、はぁ…。
蘭世:それに…あっち。
〇〇:? クルッ
〇〇が後ろに振り返ると
美月:〇〇くーん!!
蓮加:やっほ〜!!
〇〇:えっ!?み、みんな、なんでここに?
真佑:なんでって、〇〇くんを待ってるんだよ!
〇〇:はいっ!?
遥香:私達これから花見兼、キャンプに行く予定なんです。
和:それで、〇〇さんも今日の仕事を終わりなんですよね?
〇〇:そ、そうだけど。
咲月:だから、私達とキャンプ行きませんか?
いえ、来てください!!
〇〇:え!?
でも、元々予定してたことだよね?
俺、邪魔なんじゃ…
さくら:そんなことないですよ!
祐希:〇〇くんがいたら絶対楽しいもん!!
美波:念の為に、予備のキャンプ用具も準備してるから大丈夫だよ。
〇〇:でも…
美月:ダッダッダッ
美月は〇〇に走って近づき
美月:私やみんながここまで〇〇くんと行きたいって思ってるんだよ?
〇〇:美月さん。
美月:だから…ギュッ
美月は〇〇の手を握った
〇〇:!!
美月:行こっ?
〇〇:わ、分かったよ///
美月:じゃ、決まり!!
蓮加,祐希,さくら:やったぁ〜!!
遥香:プクッ (またしても美月さんに…)
真佑,和,咲月:(やられた…)
美波:やれやれ…
蘭世:(まだ、入社して2日目なのにすごい信頼だね。)
ー30分後ー
こうして、美波が良く利用するキャンプ場にレンタカーで向かった
祐希:空気が美味しいー!!
美月:そうだね!
蓮加:なかなか、プライベートでこんな事出来ないから、なんかもう楽しいよね!
美波:〇〇くん。運転してくれてありがとうね。
〇〇:ううん。大丈夫だよ。
美波:やっぱり、〇〇くんがタメ口なの慣れないね。
〇〇:まだ、決まって数時間しか過ぎてないからね(笑)
さくら:あ、何組か既にキャンプされてる方がいますね。
美波:ここに良く来てる人達だね。
今日は家族連れが多いね。
遥香:さすが、美波さん常連ですね。
〇〇:家族連れってことはまだ、春休みって所が多いのかもしれないね。
咲月:そういえば、奈央や彩が通ってる高校もまだ春休みみたいですよ。
和:そういえば、咲月は今年で高校卒業したもんね。
〇〇:咲月以外だと、茉央ちゃんといろはちゃんが卒業したから、今思えば、現乃木坂にはもう高校生メンバーは2人しかいないのか…。
美月,遥香:(ん?咲月!?)
真佑:時が経つのって早いね〜。
〇〇:また、あやめんに何か言われるよ。
真佑:あ!それだけは気をつけないと…。
〇〇:(笑)
美波:さてと、早速準備を…
すると突然、
「ギャーー!!」
全員:!?
咲月:な、何?
〇〇:まさか…
〇〇達が悲鳴の聞こえたほうに顔を向けると…
そこにはゾンビジャマトの姿が
祐希:ジャ、ジャマトだ!!
〇〇:みんな、逃げよう!!
美月:うん!!
一方、デザグラの進捗状況はというと…
(景人(タイクーン))
ゾンビジャマト:ジャ〜。
景人:(やっといなくなった。)
景人:さあ、今のうちに!
母親:ありがとう!
子供:ありがとう!
景人はゾンビジャマトを倒すのではなく、デザグラに巻き込まれた一般人を避難誘導させていた。
景人:はあ…はあ…。
(コレであの家族は安心かな?)
すると、
「SECRET MISSION CLEAR」
の通知音がスパイダーフォンからなり
景人はスパイダーフォンの画面を見ると
「シークレットミッションクリア」の表示が出ていた
景人:(え?何これ?)
すると、景人の頭の上に?マークのボックスが現れた
景人:あっ、ああ…。
景人がそのボックスを開けるとそこにはブーストバックルが入っていた
景人:おっ…おおっ!
あのときのすごいやつ!
どうやら、景人はブーストバックルに触れたのは初めてではないようだ。
(祢音(ナーゴ)・奏汰(ダーパン)組)
バンッ!バンッ!
ゾンビジャマト:ジャ〜…ジャ〜!
奏汰:チッ(全然、やられないじゃねぇかよ…)
祢音:えいっ!よっと!
祢音:にゃ〜〜〜〜〜〜!
ゾンビジャマト:ジャ〜……ジャーー!!
祢音:えーっ!なんで倒れないの!?
ゾンビジャマト:ジャ〜…
祢音:シャッ!シャッシャッ!
ゾンビジャマト達:ジャ〜〜!!
ゾンビジャマトは祢音の可愛い威嚇に全く怯むことなく襲ってくる
祢音:ああ〜っ!やめて…!
あ!助けて パンダさん!
奏汰:おいおい。ライバルを助けるバカがどこにいるんだよ。
奏汰は祢音にそう言うと再びゾンビジャマトに銃撃を再開した
バンッ!バンッ!
祢音:嘘~~~!?
祢音はなんとか、ゾンビジャマトの集団から逃れようといたが…
祢音:(えっ!?行き止まり!!)
祢音:ああっ…! キャーッ!
祢音はもうだめだよと諦めかけたその時!
英寿:フンッ!
祢音を救ったのは英寿だった。
英寿は祢音のハンマーをゾンビジャマトの頭に目掛けて攻撃した
英寿:ハッ!
ゾンビジャマト:ジャ〜…。
すると、ゾンビジャマトの体が崩れていった
祢音:えっ!?
英寿:ゾンビの弱点は頭って、昔から相場は決まってる。
祢音:なるほど!だから、倒れなかったんだ!
ありがとう!英寿様!!
英寿:お礼してる暇はないぞ。
祢音:だね!!よし!いっくぞ〜!!
奏汰:はあ…フン。
(くだらないな…)
奏汰は英寿と祢音の様子に呆れながら、再び攻撃を再開した
後ろにゾンビジャマトが迫ってきていると気づかずに…
(道重(バッファ)・林魚(メリー)組)
「POISON CHARGE」
「TACTICAL BREAK」
道重:はぁっ!!
林魚:なるほど!頭を攻撃すればいいのか!!
林魚も道重の戦い方を分析してゾンビジャマトの弱点を見抜いていた
林魚:だが…
ゾンビジャマト:ジャ〜…
林魚:ゾンビ多すぎでしょー!!
く、来るなぁ~~!!
道重:(メリーのやつ苦戦してるな…なら、このあたりのジャマトは全て俺が狩る!!)
道重は英寿に勝つために心の中でそう思った時、
“はぁ…はぁ…”
道重:ん?(あれは…
“〇〇!?”
〇〇:皆、大丈夫!?
美波:私達はなんとか大丈夫だけど…
美月,祐希:はぁ…はぁ…
〇〇:あ…。(そういえば、この2人は運動神経があんまり良くなかったんだった…)
〇〇:美月さん、与田ちゃん、大丈夫?
美月:へ、平気だよ…!
祐希:ごめん…。祐希はもう無理…。
〇〇:(いやいや、美月さんも大丈夫じゃないと思うけど、そういうことにしとこ。)
〇〇:(でも、背中にはリュック持ってるし…)
〇〇:はぁ…仕方ない…
(与田ちゃんファンの方、ごめんなさーい!!)
〇〇:失礼します!
祐希:え…?ちょっ!!
〇〇は祐希をお姫様抱っこした
美月,遥香,咲月,和,真佑:なっ!!
美波,蓮加,さくら:おぉー!!
祐希:〇、〇〇くん!?
〇〇:急にごめんなさい。少し捕まってて!!
祐希:う、うん///
美月:(私も大丈夫じゃないって言っておけば…)
わ、私も…
美波:やま。諦めな?
美月:はい…。
〇〇:あの、建物に入ろう!!
〇〇達は近くの廃墟内に身を隠した
〇〇:とりあえず、ここで一時休憩しよう。
〇〇は祐希を降ろした
〇〇:本当にごめんね。与田ちゃん。
祐希:ううん///ありがとう!〇〇くん!!
〇〇:お///おう///
美月,遥香,咲月,和,真佑:(与田(さん)も落ちちゃった~~!!)
美波:(流石の女…いや、乃木坂たらしね…)
蓮加:ねえ〇〇くん。この状況って…
〇〇:うん。間違いなくデザグラに巻き込まれたね。
さくら:どうしますか?
〇〇:デザグラの獲得できるポイント内容に一般人の救出があれば、参加者に助けてもらえそうだけど…
和:どこに参加者がいるか、分かりませんもんね。
〇〇:うん…
〇〇は自信で背負っているリュックの方に目を傾けていた
〇〇:でも…。
乃木坂:?
〇〇はリュックの中からデザイアドライバーとマグナムバックルを取り出した
乃木坂:!?
遥香:〇〇さん、それって…。
咲月:もしかして、デザイアグランプリに…
〇〇:いや、参加はしてないよ。
真佑:じゃ、どうして…?
〇〇:(この為に、俺が仮面ライダーになれる世界を作ったっていうのか?英寿。)
美月:〇〇くん?
〇〇:(デザグラの参加者の邪魔をしたくない。
でも、今は守れるのは…)
〇〇:みんなは待ってて。
遥香:〇〇さん!!
美月:かっきー!
遥香:美月さん。
美月:大丈夫。〇〇くんなら。
〇〇はゾンビジャマト集団の前に姿を現し、デザイアドライバーを装着した
ゾンビジャマト:ジャ~…
〇〇:フンッ!
「SET」
〇〇:パチンッ(指を鳴らす音) 変身!!
〇〇はマグナムバックルのリボルバーを回転させトリガーを押した
「MAGNUM」
「READY FIGHT」
〇〇は仮面ライダーギーツに変身した。
和:あの姿って…
咲月:ギーツだ…。
真佑:〇〇くん…
祐希:頑張って!!
〇〇:さぁ、ここから先は行かせない!!
バンッ!バンッ!
英寿:!?
(なんだ…今の胸のざわめきは…
まさか!?)
ツムリ:あの、ギーツは…まさか!
〇〇様!?
ゲームマスター:!?(彼もこのゲームに巻き込まれていたのか…。)
英寿:(どうやら、早く片付けたほうがよさそうだ。)ん?
英寿:(この扉…よし、使ってみるか!)
アームドウォーターになっていた英寿は扉に専用武器の「レイズウォーター」の蛇口を扉に突き刺した。
〇〇:クソッ! キリがないな。
〇〇はゾンビジャマトに悪戦苦闘していた
遥香:なんか、あのジャマト、ゾンビ見たいですよね。
美波:確かに…。
蓮加:じゃ、どこかに弱点があって底に当てないと倒せないんじゃない?
ゾンビゲームでも、そういうのあるし。
咲月:流石、蓮加さんです!
和:じゃ、その事を〇〇さんに…
祐希:ううん。その事はもう〇〇くんは知ってる気がする。
真佑:どうしてですか?
祐希:え?勘だけど?
乃木坂:ズコッ
美月:でも、たしかに与田の言う通りかも。
さくら:どういうことですか?
美月:〇〇くん。唯一、ジャマトの“頭”を狙ってないのよ。
乃木坂:!?
和:じゃ、そこが弱点?
美月:たぶんね。
咲月:じゃ、どうして…。
美月:〇〇くんは多分、デザグラの参加者の邪魔をしたくないんだと思う。
乃木坂:え?
〇〇:(頼む。参加者の誰か来てくれ!じゃないと損してしまうぞ!!)
蓮加:そっか、デザグラに参加者は自分の願いを叶えるために命がけで戦ってるんだよね。
美月:うん。それにこのゲーム内容もスコアだとすると…
美波:獲得できるスコアを落としてしまう恐れがある…
祐希:あぁ!なるほど!!
美月:本当に〇〇くんは優しすぎるんだから…。
〇〇:ハァハァ (やべっ…ずっと逃げていたし、全く休憩してないから疲れが…)
乃木坂:あっ!!
〇〇の動きが一瞬鈍ってしまい、ゾンビジャマトはそれを見逃さなかった。
〇〇:やべっ!!
遥香:〇〇さぁーーん!!
「TACTICAL BREAK」
ブオーン!!
ゾンビジャマト:ジャ〜…
美波:あいつは…
??:全く…油断は禁物って前のデザグラで言っていたのはどこのどいつだ?
〇〇:フッ それより、スコアを稼げたことを喜んだほうが良いんじゃないのか?
“道重”
道重:フンッ 余計なお世話だ。
道重:(無事でよかった…。)
さくら:あの時の…
蓮加:牛さんだよね?
美波:(なんかムカつく…)
道重:立てるか?
〇〇:当たり前だ!!
ゾンビジャマト:ジャ〜…
道重:これは大量だな…。
〇〇:道重。俺がジャマトの隙を作る。
その間にスコアを稼げ。
道重:あぁ。こいつは俺の獲物だからな。
〇〇:よし。決まりだな!!
さぁ、ここからがハイライトだ!!
バンッ!バンッ!
〇〇はゾンビジャマトの集団にマグナムシューター40Xを乱発しながら突っ込み、相手の攻撃をかわしながら、前腕部の固定式短銃「アーマードガン」も駆使しながら、頭以外の部分を攻撃していく。
美月:(あの牛さんが来る前からそうだけど、〇〇くんの攻撃 確実に当たってて動きに無駄がない。)
道重:(流石だな。前回のデザグラの時、空いている時間にサロンのトレーニングエリアでめっちゃ練習をしてたもんな。)
道重:(その理由は…)
ー前回のデザイアグランプリ時ー
道重:お前、そこまで勝ちたくて…
〇〇:いや。前回のゲームでマグナムのバックル手に入れたけど、周りに一般人がいたから、当たったら大変じゃん。だから、ジャマトだけに確実に当てられるようにしてるんだよね。
道重:…。
〇〇:ニコッ
道重:(最初は冗談かと思った…。
だが、その後のゲームは一般人を助けてもスコアは稼げないのに、戦闘に巻き込まれた一般人には攻撃が当たらないようにして、人助けをしていた。)
道重:はっ!!
ザンッ!
ゾンビジャマト:ジャ〜…
道重:(俺はこの時思った。こいつは他の奴と…同じギーツであるアイツともは違う…勝つことの大切にしているが、それよりも他人のことを優先してしまう純粋なバカなんだと…。)
「BULLET CHARGE」
「TACTICAL BLAST」
〇〇:はぁ~!!はっ!!
ババンッ!!
ゾンビジャマト:ジャ〜
〇〇:決めろ!!道重!!
「POISON CHARGE」
道重:(だから…)
道重:…あぁ!!
「TACTICAL BREAK」
道重:はぁっ!!
ブオーン ザンッ!
ゾンビジャマト:ジャ〜…
道重:(こいつは…〇〇は人々を救うって言うなら…俺は〇〇を守る!! そう決めたんだ!!)
ゾンビジャマトの集団は全滅した
〇〇:ふぅ〜やったな。
道重:…フンッ。
道重:あぁ…。
パシンッ!!(ハイタッチ音)
(デザイアグランプリ会場)
ツムリ:第1ウェーブ、終了です!
道重:第1ウェーブが終わったらしい。
〇〇:そうか。
〇〇と道重は変身を解除した
〇〇:じゃ、ひとまずは安心だな。
道重:まぁな。
真佑:やった〜!!
蓮加:2人共すごかったね!
美波:そうね。
遥香:ホッ…
さくら:良かったね。かっきー。
遥香:うん!
和,咲月:イエーイ
パチン(ハイタッチ音)
美月:〇…
祐希:ダッダッ
祐希は〇〇に向かって走り出し
祐希:〇〇く〜ん!!
〇〇:あ、もう大丈…って、ちょちょちょ!!
うわっ!!
バタンッ
祐希は〇〇に抱き着き
〇〇はその勢いに耐えきれず、倒れてしまった
美月,遥香,和,咲月,真佑:あぁーーー!!
〇〇:よ、与田ちゃん!?
祐希:カッコ良かったよ!!〇〇くん!!
〇〇:あ///ありがとう…///
祐希:うん!! ギュー!
〇〇:えっと…与田ちゃん…。
祐希:何?
〇〇:そろそろ離れて…。
祐希:ハッ! ご、ごめん!!
祐希は〇〇から離れた
〇〇,祐希:///
道重:何、のぼせてるんだよ。
〇〇,祐希:のぼせてねぇよ(ないですよ)!
道重:…。(息ぴったりすぎるだろ…)
美月:こらぁ〜〜!!与田ぁ〜〜!!
祐希:あっ…。
美月:なにしてんじゃ~~!! グリグリ
祐希:い、痛いよ~!!
美波:ちょっ、やま!!
遥香:いくら何でも頭グリグリはダメですよ!
遥香と美波はなんとか美月を祐希から引きはがした
美月:離せぇ~~!!
美波:焦らないのーー!!ガシッ
美月:うっ…!!
〇〇:梅さんやりすぎ!!
美波:あ…。
美月:チーン…
〇〇:美月さん…
与田ちゃん、なんか…ごめんね。
祐希:ううん。大丈夫…。
美月:チーン…
遥香:美月さん…。 ナデナデ
美月:…。
さくら:かっきーのナデナデで起きないなんて…。
〇〇:え?珍しいことなの?
和:いつも美波さんのヘッドロックで気絶した後、賀喜さんのナデナデで復活するんです。
〇〇:…。(え?さっきの美波さんのって日常であることなの!?)
道重:どうするんだよ…。
〇〇:えっと…どうしよ…?
蓮加:〇〇くんが頭撫でてみたら?
〇〇:え!?
美月:ピクッ!!
〇〇,美月以外:(あ、やっぱり(そういう事)ね。)
遥香:〇〇さん、やってみてください。
和,咲月,真佑:ウンウン (美月さんが羨ましいけど…我慢しよ…)
〇〇:えぇ…///
道重:おい、顔赤いぞ。
〇〇:う、うるさいなぁ…。
わかったよ…。
〇〇:ナデナデ
美月:ふっかーつ!!
からの〜 ギュー!
〇〇:うぉっ!!
美月は復活した瞬間、〇〇に抱き着いた
祐希,遥香,和,咲月,真佑:あぁーー!!
美波:(こうすると思った…。)
〇〇:え///ちょっと///
美月:これで上書き~!!
〇〇:///
道重:(さっきより真っ赤じゃないかー!!)
〇〇:と///とりあえず美月さんは離れてください///
美月:えぇ~…
〇〇:お///お願いします/// ナデナデ
〇〇はまたも不意に美月の頭を撫でた
美月:あ/// う、うん///
和,咲月,真佑:ムゥ~
さくら:(〇〇さんって…)
蓮加:(本当に天然のたらしだね…)
〇〇:ごめん。道重。
道重:いや…俺は別にいいけど…。
〇〇:で、戻るんだろ?
道重:あぁ。手伝ってくれてありがとな。
〇〇:それはこっちのセリフだよ。
じゃ、俺達はここで…
??:妙に盛り上がっているな。
〇〇,道重:!?
美月:え!?
遥香:あれって…
和:ギーツ!?
祐希:なんで、もう1人いると!!
〇〇:(博多弁になってる…じゃなくて!!)
美波:あれ?この声って…
蓮加:聞き覚えがあるよね?
ギーツ:流石、やっぱりスターは辛いな…。
真佑:まさか!?
ギーツは変身を解除した
咲月:英寿様っ!?
さくら:なんで、英寿様がギーツに?
英寿:久しぶり。
道重:…。
〇〇:…。
英寿は○○に向けて微笑んでいた。
【DGPルール】
ゲーム中に命を落とした参加者は、
この世界から退場となる。
十分にご注意ください。