Klabとアカツキの粗利率の比較(会計初学者のお勉強)
既にこの2社のPLとBSの大きさ、営業利益(率)の比較をしました。
今回は、粗利(率)の比較をします。以下の計算式によって得られます。
粗利の計算式:売上高ー売上原価
粗利率の計算式:粗利÷売上高
Klabの粗利
(百万円)
売上高:32,674
売上原価:22,125
粗利:10549
粗利率:32.2%
アカツキの粗利(百万円)
(百万円)
売上高:21,927
売上原価:5,909
粗利:16018
粗利率:73.1%
(※AppleやGoogleに売上の3割を払うから粗利率が7割を超えるのはおかしいと思うんだけど何でだろう・・・パブリッシャー持ちってこと??)
比較
アカツキの粗利率が高いですね。粗利率のデータは見つかりにくいですが、営業利益率のランキングは見つかりやすいです。日本企業の営業利益率ランキングでも上位らしいです。
なぜこんなに高いのかを調べたところ、会計の方法にあるようです。ややこしい。
アカツキの営業利益率が異常に高いのは何故か?
⇒アカツキの売上の大半を占めるドッカンバトルがネット計上だから
グロスとネットの違いはこんな感じ。
パソコンショップAの10万円のPCが売れた場合にAmazonに立つ売上はいくらでしょうか。
10万円?それとも、受け取り手数料の3万円?
正解は、どちらでもオッケーです。
10万円で計算するならグロス計上、3万円で計算するならネット計上となります。
ゲーム業界の会計はパブリッシャーとデベロッパーに注意が必要ですね。
Klabの売上の中心はラブライブ!(あとはキャプ翼?)のはずで、これもアカツキと同じようにデベロッパーですが、営業利益率の差を見ると、Klabはネット計上ということでしょうか?Klabの会社ホームページを見ても分からず・・・
これは後日調べたいと思います。
P.S.
見ている財務諸表はnoteに書いている量=インプット量なんだけど、もっとたくさん見るべきだよな・・・