#12 Modern love
咲子さんの歳に追い付いた。
産み落とされて24年になりました。
I was born...
素敵な大人になれてるのだろうか。
心底嫌いな人が今近くにいて、職場を共にしているから、だんだん自分の事を懐疑的に見てしまう。
私は嫌いな人間がいる私ですら許せないほど、清いまま居たいという心がある。
苦しめる、それが、いつも。
デビット・ボウイはmodern loveで何を歌いたかったのか。きっと宗教愛への反感であるが、私は何か別のものを感じていつも聞いている。
他人に媚びないこと。それが現代の自己愛である。
みたいな。
いつまでも頭ごなしにキャンキャン叱るだけの、お嬢ちゃんなら、私は全身全霊で嫌うし妬むし呪うし、、、
人間はいつも負の感情を書くとすごく小さく情けなく見えてしまうのはなんでだろう?それも人間なのに、どうして人は美しいものばかりを人に求める?
美しいものは時に苦しさを内在する。
人はもっと折り合いをつけて頑張ってると言われても、私は好きな人は大好きだし、嫌いな人は大嫌いだ。
そしてその嫌いな人は、大抵自分が一番正しいという風にそれぞれに尊い他人を押し込める者。一生嫌いだと思った。
私は24からは清いまま生きようとするのを辞める。
昔から希死念慮や破壊衝動に悩まされてきて、どうやらそれらは私の脳の血管にある小さいこぶが生み出しているらしいと知った昨年。いや、私がそういうことにして納得した。
私の異常性をこぶのせいにして、付き合っていくことにしたのだ。
私は私に生まれてしまったからには逃げ道がない。私という人物や性格、個体と向き合わなければならない。
私には私が一番近くて遠い。
文を打ち込む親指の先がよく見える近さなのに、精神の中では遠いのである。
自分という難題、宇宙のような未知の広がり。
私は自分をそのままで愛しながら、決して自分が今のままで正しい限りではないと、内省しながら歩きたい。携帯のようにアップデートに弛まぬ努力を注ぎたい。
そして同時に、悪い心に傷付けられた他者に寄り添いたいし、他者を自分のできる範囲で愛していたい。
救うとはおこがましいが、救えなかった人たちの顔がよぎっては過ぎていく。
去るものは少なくなかった。毎回哀しかった。
旅がしたい。大空を渡って、ぼんやりする頭で聞いたことない言語に怖がりながら未踏の地を彷徨い歩くあの旅が!!!
愛し合いたい。外見が全てではない。心の深いところを見せ合って、お互いの孤独を認めてあげたい。
前に前に進みたい。停滞をしたくない。もっと前に、今いるところを飛び出して、誰も近付けぬとこまで行ってみたい。その後はそれから考える。
命は有限でいつ果てるか分からないから儚いのであるが、無事に一歳また重ねたようです。
ますます励みます。
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