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#75 足りない足りないと彷徨う日々の中

久しぶりに会社に出たら来月からの仕事のスケジュールが真っ黒になっていた。
時間は更に足りない。
久しぶりに書けた脚本はとても頼りないまま滞った。
才能はもっと足りない。
足りない足りないと彷徨うここ数年、いつまでも深い海にゆっくりと沈んでいく感覚に襲われていて苦しい。後悔はいつも訪れるのが遅すぎる。

つかの間のお昼ご飯、人と話すのはやっぱり良い。
やりすぎなくらい置かれたパーテーションの途切れ目で、相手の顔が2つに分かれているように見えて少し滑稽だった。

働きたくないと嘆くのは幼稚な事なのだ。間違えない。
夢が叶うまでの道は困難を極める一方だ。苦しみが足りない。
あ、また足りないことが増えてしまった。

ああそれでもまだ身体が心がついてこない。
両立という無限地獄の負荷に、簡単にぽきりと折れてしまう。
こうやって嘆きや言い訳や、哀しく思うことを並び連ねて歳ばかり重ねるのだろか。
この1年で私は一体何を得ただろうか。
ちょうど1年前の公募で二次まで残った後、ぷっつりと通らなくなってしまった自分の手腕に素直に泣けている。いつになったらお前は傑作を書けるのだ!!!

人が頑張るときはいつも人知れずで、その苦労は誰も知りえない。
ただ勇気を出して「助けて」と言えないことで、追い込まれていく人が今もまさに増え続けている。
足りないものをなぞっては死にたくなる憂鬱に光が差すにはどのトンネルを抜ければいい?

神が与えた人間の業はあまりにむごすぎる。。。
むごすぎるよと私は今日も意味のないことを打ち込んでいるのです。
生き方も考え方も変えなければいけないし、もっとエナジーを呼び起さねばならない。
足りない足りないと彷徨うこの道の先を灯すのも結局は自分であった。

東京は毎日のように感染者が1000人を超え、順調に死者も増え、と殺伐としているのに、まだ五輪をやれると思っている政府が怖過ぎる。段々と感染状況に鈍感になっていく国民も怖い。
多くの神頼みは止めるので、
せめてなるべく身体を健やかに丈夫に、保てますように。

駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!