見出し画像

#90 壊れそうだよな僕ら

人事との面談でとうとう泣いてしまった。
押し込んでいた感情が全部涙になって、マスクが鼻水でずびずびになった。
人事は顔色ひとつ変えず聞いていた。
分かっていたのに、つい泣いてしまった。

昨日聴いたカネコアヤノの天まで届くように伸びる歌声。生の「光の方へ」。
「壊れそうだよな僕ら 次の夜には星を見上げたい」。
昨夜は満たされたような感覚で帰ったのに、今夜はひどく心が重い。

分からない。分からない。
いくら仕事だからって、どうしてこんなに圧力でねじ伏せられるのか、まるでわからない。
分からなすぎて涙になる。
私たちのSOSは会社には届かないのに、どうして泣いたんだ、情けない。

仕事のために生理痛を抑えつけようとピルを飲んでいる。最近、頭痛外来のためにとったMRIで破裂の可能性はないような小さい、でも確かな動脈瘤が見つかり、ピルも動脈瘤の原因になり得ると知って、やるせなくてやるせなくて。

怒られたり、押し付けられる為に薬を増やして、脳の血管にコブなんて作って私は命を削っていくの?
これが、「大人」ですか?

パワハラが声高に叫ばれる世の中になっても、パワハラが解決するわけじゃなさすぎて、だから自殺は減らないし、若者の離職率は増えるばかりだし。
みんなかっこ悪いので、頼むからかっこいい大人になって下さい。
本物のナイフじゃなくても、言葉のナイフを突き立てているなら、殺人犯と同罪...。

面談はオンラインだったから人事は在宅してて、私には在宅なんて皆無で、毎日心を削られる場所に義務で出社し続けて挙句に泣いたわけで、
1人ポツンと残った会議室で、通話を切った後、涙が止まらなくて止まらなくて、あ、まだまだ心の感受性は死んでないや、なんて冷静に思ったりした。

しかしなんで涙の5倍くらい鼻水って出るの?オンラインでも分かるくらいマスクが濡れて、滑稽だった。

本日は、暗いことを書いてしまいました。

駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!