#50 立ち止まりたくない
そばに創作ノートを置いて、キャラと起承転結の流れ、イメージソングの歌詞とパソコンの画面を睨めっこ。いつもイメージから入る。こういう人、こういう気持ちのぶつかり合い、こういう感情って、手触りのないものから入る。
立ち止まりたくないよ。毎日他の人の創作物に触れて、自分の脳の足りなさに辟易して、最近はクソ暑いし、海にも行けないし。
停滞したくない気持ちに反して、沈むように立ち止まり続ける体。
好きなものに手が届かない暗闇がもう何年も続く。
少しも振り向いてもらえたことがない。息切れだってするし、涙も出る。
そのくせこの夢で好きな人に振られたり、もうとにかく、報われなきゃわりに合わないよ!って喚きたくなるような、暗闇。
今は苦しいほど私の真ん中に居座る。
まあ新作を書いているしね。
分かってる、どうあがいたってね、身体中の血液が好きと叫ぶから、安心しとけよ。捨てたり蔑ろになんてしないよ。
うううあ
自分への愛情が足りなすぎて軽率に人に愛を吐いてしまった。
うううううあ
どうしようもねえ。
脚本、結婚してくれませんか。
私とだけ…。末期か。
脚本家志望の絶対数は他の芸術よりも少ないと思うけど、ネットを見ていればやっぱり存在している。数年前から、上がってくるなよという憎悪すらこもったライバル視を彼らに向けている。
命懸けて目指すと持つ感情も汚くなっていく。
誰もどの感情もこの感情に勝ちえないのだよ。
だから私は等しく人を傷つけるから、応援してくれる人が本当に大切で。
少しチャンスを掴んだだけで涙を流した兄とか、いつも側で一緒に一喜一憂する母、距離をとりつつ否定をしたことのない父、生きがいにしてくれた祖母。
めちゃくちゃ大事に思っている。その深い理解が、ほんとにありがたく…何にもかえがたい。ありがとう。
バランスちゃんと取れてるかい!
ボールズの渚で、ボーカルが叫ぶこのフレーズが刺さる。
バランスちゃんと取れてるかい!!!
早く愛されたいと思ってしまうのは私の蒼さ、若さ。分かってるのだ。
もっと下積みは長くて、うまくいかないこともいっぱいあって…でも生き延びなきゃ、バランスちゃんと中央にとって、追いかけなきゃって思うほどに苦しい。
拝啓、これは矛盾です。知っている。夢なら頑張れ!それで済む話。知ってるけど、私はとっても不完全なのですよ涙 敬具。
不完全でうじうじとしている私も愛しといてね神様。
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