#11 愛を綴っておく
よく知らないうちに愛を綴っておこう。
実る愛ばかりではないけれど、胸に愛を持つことはいつでもいいことだ。
君は多くを語らない。
物静かにいつも周りが話すことに耳を傾けている。
君のこれまでの人生はよく見えないけれど、君のさりげない優しさに滲み出ていくものがある。
君の想いを君が口にする前に周りが冷やかした時、それでも君は友を赦した。
私はそれに一番、愛を覚えた。
静かに静かに赦した強さを私は知っておくよ。
色んな話をした。色んな話をしている。
それでも分からない事がいっぱいあるけど、1日にものの2通の言葉のラリーが一月になるとこんなに膨大に思えて心地良いと教えて貰った。
私は何も知らないまま、君の戻してくる言葉を待ち続けてしまう。愛を綴っておく。
日々が苦しくてまた本を買った。
私はどうも甘ちゃんである。
今の仕事のために成長する意味を見出せていない。
先輩が今日言葉を尽くして「あなたの感覚はおかしくないから忘れてはいけないよ」と言った、その言葉が心に残っただけだった。
私は演劇が好きだった。
なのに今は。。。即答で好きとは言えない悲しさばかりが目に付いてしまう。
欲しかったものを手に入れたはずなのに、それが喜びややりがいではなく深い苦しみを持ってくることもあると知った。それでも私は、嫌いになっても首を絞められて苦し過ぎてもいいから、ドラマだけは書きたいと今日も思った。私が死ななくて済んだのはいつもドラマのお陰であったのだ。
怒られ過ぎて頭がとち狂った。
ソフトボールをやっていた時と同じ感覚に今いる。
人は怒られ過ぎると、最早なんて言う言葉で怒られてるのか、耳に入ってこなくなる。
永遠に響く雑音なのだ。
頭がとち狂った......。
しかし確かなのは、今までの方が辛かったのである。私はこの辛味のある1年となな月を超えて、確実に何かを超えて、今生きている。
今日は一筋の希望のようなメールが届き、とても救われていた。それがすぐに何かに繋がるわけではなくても、頭がひね曲がり、動けなくなっていたこの足を、微かに軽くする出来事だった。
己を強く持つ友の、悪気のない言葉が思い出される。そうだ、君への愛をもう一個思い出した。
君は絶対、己が正しいと言う口振りをしないのだ。「こうしてしまう」と言う優しい言い方を使うのだ。
そこが私が一番好きなところである。
駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!