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#89 通りすがりの人

職場にはモンスターがいる。
遜色なしにモンスターだ。これを書けば伝わると思うんだけど、先日、
「私も10年目だし後輩いびりをそろそろやらなきゃいけないじゃんw」
と言っていた。
もうしてますけど...と言う周りの全員の心の声が一致していた。

マジもんのモンスターと言うのは、変化が一生訪れない。
その人だって最近人事にパワハラの疑いで呼ばれた?と聞いたばかりだけど、モンスター度は快調快調、勢いは増すばかり。

で、私も最近やられてて心が死んでます、という話。

詳しく書いても一向に暗い話になるだけなのだが、当事者になってみると「可哀想な人」などと割り切ったり出来ない。
ただただ、なぜなのか?何がしたくてそれをしてるのか?そして、逃げたいの感情で毎日が埋め尽くされる。

ひどく憂鬱だ...。

キム・スヒョンさんの書いた「私は私のままで生きることにした」をよく読み返す。この本では前述のようなモンスターを「通りすがりの人」と表現している。

気を揉んだってうめいたって恨んだって
彼らはどうせあなたの人生から去っていく人なのだから。

ものすごく正論だなと思う。

過去にもどうして他人に対してそうも高圧的でいられるのか、という人には何度か出会してきた。今までは何とか1、2ヶ月でいびりの対象から抜けていたけど、今回ばかりはまた分からない。とても優しい先輩も3ヶ月くらい心を病んだと言っていてとても気の毒だった。

最近脚本に対しての所見を増やして、また公募に向かううちに分かったんだけど、私はどうしても自分のその時の体験や感情が作品を作ってしまう。

だから今は職場で心を殺される現代と、その渦中の人のドラマを書いている。

どうしても自分の深淵と向き合う作業になるので難航している。今日明日にかなりの土台を作れないと間に合わないが。。。
とりあえずパソコン台を買った。背筋が伸びて確かに快適…な気がする。

やはりスクールという重りを課したら人生のスピードが速くなった。スクールに加えて今月は異動もあったし、梅雨だし…目まぐるしい。
私の人生はやっぱりなるべく速いスピードで進んでいくんだなって思う。今までもだし、これからも。

そして止まってはいけない。止まってはいけない。
神様に与えられた役割が書くことであったと信じたいし、それを本物にしたい。
最近夢を叶えた11人の若者を眩しく見ていたし、自分も負けてはいられない。

「ここでは吸収したいことだけ吸収して気負わずに自由に働いてください」と、私に管理職が言ってくれたこと、とても大事なことでした。すごく救われた。モンスターに「もっと自分から仕事探せよ」と圧をかけられたばかりでしたので…とても。

要所要所、足を踏み外して真っ逆さまに落ちてしまいそうな穴の手前で、手を引っ張ってくれる人がいて、私はそんな出会いに恵まれて生きてきて…
支えてくれる人を大切に、通りすがりの人に無駄な感情を使わない。

忘れずに覚えておきたいこと。

駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!