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#95 すれ違い、過ぎて行く

何だか今日はとんでもなく悲しい帰路だった。薄ぼんやりした置街灯にヒガンバナが照らされていて救いだった。昔からなにかと恐れられていたり、墓の花だと思われがちだけど、ヒガンバナはとても綺麗だ。注視せずに通り過ぎてしまうだけで、とても。

参ってる。疲れてる。それは自分が良ければそれでいい人達と毎日向き合うからで、こっちも働いてるだけなのに悪口を言われ続けると参る。
その人を「よく知らない」から簡単に向けてしまうその悪意、それがどれだけ重たく鋭く哀しく冷たいものなのか。想像力が元々足りない人に言っても仕方ないのかもしれないが、立ち止まってよく考えて欲しい。足元を見て、よく考えて欲しい。
流れていく文字が人を殺す時代になってしまった。

とかく目立っている人には尚更、嫉妬や憎悪を抱くかもしれないが、一人一人には心があって、その心には傷がつくと言うこと、それを忘れては人間でいてはいけない、いる意味がない、と語調を強めて言いたくなる。

ルールというものがこの世に存在するのは争いをなくすことの他に、人を傷付けないためでもある。
そのルールを守れない人達に私はずっと参ってる。何も同調しろ、マジョリティになれと言っているわけじゃないんだ。ただ、ルールを守って欲しいと思うだけで。

誹謗中傷に毅然とした態度を示す芸能人がいて、それを見てもなお誹謗中傷を重ねる人達を見て、身の毛もよだつほど恐ろしい。
いくらその人の後ろに影や傷や、問題があったとしても、到底許される行為ではないのである。

...とぐるぐると回りながら深海に潜る思考を引きずって、涙を垂れ流し、動けなくなっていたところに、私の大好きなシンガー、小山田壮平がツイキャスライブをやってくれるのである。
何度となく助けられているけど、感謝してもしきれないけど、ただただ今夜もありがとう。
孤独にどん底に落ちていく夜を寄り添ってくれて、ありがとう。

駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!