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#99 12月の雨

12月は雨から始まった。
朝からユーミンの12月の雨をひたすら聴いていた。

手元のプロットは1文字も進んでないし、
今夜も呑んでしまって、
もうなんだよおという嫌悪感で始まった。

「こんなに働いてるのに正社員になれない!」と涙を流す大好きな先輩の前で何も言えずに座ってる名ばかりの正社員の自分が嫌いだ。
あの人は幸せになるべきだ、という人がこの世にはいっぱいいすぎる。

私は誰かが誰かに振られたとか、
ほんとそんなことで泣いちゃうので、
傷付いてしまうので、非常に燃費が悪い。

もっと自分のことばかりになれればいいんだろうけど、なれないんだろうよと思う。

漸く重い腰を上げてTwitterアカウントを作った。
ずっと信頼している友達が「もっと発信しなよ!」と繰り返し言ってくれて、それでも怠惰でチャランポランな自分は、発信がなかなか出来ないまま何年も過ごしてきた。それを漸く、やってみた!のである。

最近、人との距離感にすごく失敗していて、
それは急に近付き過ぎたんだろうなって失敗だけど、
今日は愛する友が「クールじゃなくて人見知りなだけなのに誤解されちゃうんだね」なんて優しい言葉をくれてまたちょっと泣いた。

仲良くなりたいだけ、も上手くいかないどん詰まりの時代ことレイワ。

最近カネコアヤノの武道館に行って、客入れSEが6個上の先輩にブッ刺さったようで、全部洋楽だったから私にはさっぱりだったんだけど、知りたいなって思った。
好きな人が愛する音楽は知りたい。

また別の日には「人たらしなんじゃない?」なんて言われて、全く核心をついてないなと思った。
私は頑張って一人一人に近付いていってるだけだ。
だってみんなそうでしょ?愛されたいでしょう。

クリスマスなんもしないなんてつまらないから一緒にいようよと行ってきた愛する女の先輩だけど、私が同性愛者なら確実に惚れてただろう。
恋愛感情は1ミリも浮かんでこないのを見ると、わたしにはその気はないらしいが。

別に人種も年齢も性別も関係ないのだ。
私はわざわざ私に好きだと言ってくれる人をずっと待つし、愛したい。

だけどLINEが半日空くだけで、私には傷モノなのだよ、嗚呼なんて脆い。
忙しければ半日くらい空くだろうよと自分を省みて、それでも棚に上げた。
私も少しは自分本位らしい。

12月が雨降りで始まり、私の自己肯定感は地の底まで潰えたようだ。

駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!