【#MARVEL】スパイダーマン:スパイダーバースでボロボロ涙を流した話【ネタバレ有】
『スパイダーマン:スパイダーバース』を、3月8日(金)の公開に先駆けて、IMAX仕様限定で鑑賞してきた。
今作は、『スパイダーマン』の映画としては初となるアニメ作品であり、第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞をしたこともあり、非常に気になっていた。
昨年公開されたスパイダーマン関連作品としては初のスピンオフ映画となる『ヴェノム』がイマイチだったこともあり、相当な期待度を持ってTOHOシネマズ日比谷に向かったのであった。
実際、タイトルの通り、あまりにも良すぎてボロボロ泣いてしまった。
サム・ライミ版『スパイダーマン』の豊富なオマージュに加え、
新進気鋭のクリエイターによる彩色に目を奪われ、
現状のヒップホップシーンのメインストリームと、
主人公を重ね合わせた素晴らしいサウンドトラックが
『スパイダーマン』が『スパイダーマン』たる所以を何よりも証明していたからであった。
サム・ライミ版『スパイダーマン』において有名な言葉、
「運命を受け入れろ」
『スパイダーマン』として「生きる」ということ、
あるいは世相やトレンド、カルチャーをミックスしながら飲み込んで、
中学生の主人公が「成長」し、
受け入れた上で運命を「乗り越え」ていくこの物語は、『スパイダーマン』そのもののストーリーであった。
不安定な思春期と、人種への眼差しと、多くの偏見と尊敬を、このワンシーンに凝縮させている、そう感じざるを得ない。
ぜひ必見の『スパイダーマン:スパイダーバース』を劇場で。