Japan Sports Week 2021-セミナーメモ「最先端テクノロジー活用」
登壇:(株)ユーフォリア 代表取締役 橋口 寛
(一社)日本スポーツアナリスト協会 理事 千葉 洋平
【ユーフォリアの活動】
2008年創業、2012年に「ONE TAP SPORTS」をリリースし、現在71の競技1700チームに利用され、26の代表チームにも採用されている、アスリートマネジメントシステムを運用している。
【日本アナリスト協会(JSAA)千葉氏の活動】
フェンシング(ベンチャースポーツと位置付け)で、アナリスト兼監督補佐として活動している。
現在、コロナ禍において本格的な競技復帰を目指して選手をサポートしている。
ポイントは以下の4つを明確にすること
・VISION
・TARGET
・KPI
・PLANNING
コンディションの段階を7つのレベルに設定。それぞれのレベルでトレーニングのテーマがあり、クリア条件が定量的にも定性的にも設定されている。期間を2週間から3週間とゆとりを持たせている。
定量的な指標としては、
・シャトルラン(yo-yoテスト)
・垂直跳び、スクワットジャンプ:「JumpEye」で計測
・体脂肪率
・CMJ(カウンタームーブメントジャンプ)
・体重
副次的な現象として、スマートウォッチの利用者が1名から6名に増えた。アクティビティの見える化がモチベーション向上につながっている。
定性的にも評価するためにアンケートやヒアリングを実施した。
またコロナの影響で新たなスポンサー探しに追われる人はそちらを優先させるなどフレキシブルに対応した。
他のスポーツとの横断については、ラグビーが科学的アプローチでは先進しており参考にした。
フェンシングは、結果的に他のスポーツに先駆けて、20年9月に日本選手権を開催できた。その後の選手ヒアリングでは、コンディション的な問題はない一方で、試合勘の欠如が聞かれた。
この分野のデジタル人材は不足しており、競技を横断した取り組みが求められる。
【感想】
コーフボールにおいても、やりたいけどなかなかできていない取り組みで参考になった。コストや人材で課題はあるが、常に進歩する分野なので、情報キャッチのアンテナを高く持って、積極的に取り組んでいきたい。
まず、現状の把握をしながら、アプリで始められることを調べて、できることから始めよう。
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