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23歳キャップを被ったカジュアルな女性とネットカフェの出口で出会う

ネットカフェの出口で


ネットカフェの自動ドアが開くと、夜の冷たい空気が頬を撫でた。会計を済ませ、スマホを見ながら外に出ると、そこに彼女がいた。黒髪を無造作に束ねた、カジュアルな服装の23歳の女の子。目が合い、なんとなく「今からどこか行くの?」と聞いてしまった。

「特に決めてないけど…お腹すいたな」

正直こういう返事が来ると、もうほぼ確定で仲良くなれる。その自然な返事に、「向かいのハンバーグ屋、行く?」と言葉が出た。

彼女は「あ、いいね」と笑った。

店に入ると、柔らかい照明が二人を包んだ。ハンバーグの香ばしい匂いが漂う。向かい合って座り、他愛のない話をする。彼女は23歳、最近工場でのラインのバイトを辞めたばかりらしい。

「なんで、俺と来たの?」
「なんとなく…面白そうだったから」


その一言に、心がざわついた。ハンバーグを頬張る彼女の横顔を見ながら、不思議な縁を感じる。俺はよく食べる女性が好きだから。

笑うときに少しだけ首をかしげる癖が、妙に可愛かった。

食事を終え、店を出る。夜風が少し強くなっていた。歩きながら、ふと「このまま帰るの、もったいなくない?」と言った。彼女は少し驚いたように俺を見て、すぐに笑った。

「…だよね」

そして、二人でラブホテルへ向かう。徒歩10分くらいだったけど、すごい話好きでずっとしゃべってた。部屋に入ると、さっきまでの盛り上がったトークはなくなり、静寂の中、視線だけで会話が続く。ソファに座り、彼女が小さく笑う。

「…不思議な夜だね」
「ああ、でも…悪くないね」


その言葉の後は、もう書かなくてもいいよね?

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