ドラッグストアのお姉さんとS⚪︎X
ドラッグストアでの偶然がくれた夜
寒さが身に染みる冬のある日、俺はひどい口内炎に悩まされていた。食べるのも飲むのもつらい。そこで、近所のドラッグストアに足を運んだんだ。店内はクリスマスシーズンのディスプレイで彩られていて、どこか浮かれた雰囲気が漂っていた。
棚の前でどれが効くのかわからず立ち尽くしていると、制服姿の店員さんが近づいてきた。年齢は25歳くらいかな。小柄だけどハキハキしていて、親しみやすい笑顔が印象的だった。良い匂いもした。
「何かお探しですか?」
そう声をかけられて、俺はつい口内炎の辛さを全部話してしまった。彼女はちょっと笑いながら「それなら、貼るタイプのものが即効性がありますよ」と棚から商品を取り出して教えてくれた。そんな姿を見て、俺はふと「あ、この人、いいな」と思ったんだ。
そこから自然と雑談が始まった。俺が「これ、本当にすぐ効くんですか?」なんて言うと、「効きますよ、たぶん…いや、効かないって言われたら悲しいので効くと思ってください!」なんて冗談を返してくれる。笑い合ううちに、なんだか距離が縮まっていく感じがした。
気づけば俺の口から、思い切った言葉が出ていた。
「もし良かったらでいいんですけど、今度飲みに行きません?」
彼女は一瞬驚いた顔をして、それから少し考えるような素振りを見せて、「おもしろそうですね!笑」と笑顔で返してくれたんだ。
その場でLINEを交換して、俺は店を出た。家に帰ってからも心がざわついて眠れなかった。まさか、こんなことが起きるなんて…。
数日後、約束の日。飲み屋で会った彼女は制服姿とはまったく違う、カジュアルで大人っぽい服装をしていて、そのギャップにドキッとした。会話も弾んで、自然とお互いのことをもっと知りたいと思うようになった。
気づけば、お酒の勢いもあったのか、俺たちは近くのホテル街に足を向けていた。部屋に入ると、緊張と興奮が混ざり合った空気の中で、俺たちはただ相手を感じ合うように近づいていった。普段の生活では絶対に味わえないような、濃密な時間だった。