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介護おむつの選び方完全ガイド|最適な一枚を選ぶ3つのポイント!
初めての介護おむつ選び、迷っていませんか?
介護を始めると、排泄ケアの大変さを実感することが多いですよね。
「どのおむつを選べばいいの?」「サイズや種類が多すぎてわからない…」と悩む方も少なくありません。
私自身、ドラッグストアで勤務していた際に、介護用品の相談をたくさん受けてきました。
特に介護おむつは、ご本人の快適さだけでなく、介護する側の負担にも大きく影響します。
適切なおむつを選ぶために押さえるべきポイントは、たった3つだけ。
✅ 「ADLマーク」を確認して、利用者の動作レベルを知る
✅ 「アウター(外側のおむつ)」と「インナー(内側のパッド)」を適切に組み合わせる
✅ 「サイズ」をしっかり選び、快適性とモレ防止を両立する
この3つのポイントを押さえれば、ご本人に合ったおむつがスムーズに選べるようになります。今回は、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
1. まずは「ADLマーク」を確認しよう!利用者の状態を知ることが大切
介護おむつを選ぶとき、まずADLマークを確認しましょう。
ADLマークとは、利用者の動作能力を示す指標で、介護おむつのパッケージに表示されていることが多いです。このマークを参考にすることで、適切なおむつのタイプを簡単に選ぶことができるようになります。
以下は、ユニ・チャームが提供するADLマークの例です。
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▶ ADLマークの詳細はこちら(ユニ・チャーム公式サイト)
ADLマークで見る利用者の動作レベル
• 軽度(自立歩行が可能):一人で歩ける方
• 中度(介助が必要):介助があれば歩ける方
• 重度(寝たきり):寝て過ごすことが多い方
「どんなおむつを選べばいいのかわからない…」と悩んだら、まずはこのマークをチェックしてください。
ADLマークを活用したおむつ選びの流れ
✅ ADLマークを確認し、利用者の状態を把握
✅ 状態に合った「アウター(外側のおむつ)」を選ぶ
✅ 同じADLレベルの「インナー(内側のパッド)」を組み合わせる
✅ 適切なサイズを選ぶ(ウエスト・ヒップサイズ)
この流れを押さえておくと、おむつ選びで大きく間違うことはありません。
2. 介護おむつは「アウター」と「インナー」の組み合わせで選ぶ
おむつは、「アウター(外側)」と「インナー(内側)」の組み合わせで使うのが基本です。
アウターのみで使用することもできますが、介護の負担を減らすため、またおむつ代金の節約のためにも組み合わせて使用することをおすすめします。
▶ アウター(外側のおむつ)
• パンツタイプ:軽度〜中度の方におすすめ。自立歩行ができる方や、トイレを利用できる方に適しています。
• テープ止めタイプ:中度〜重度の方におすすめ。介助が必要な方や、寝たきりの方に適しています。
▶ インナー(内側のパッド)
• レギュラーパッド:日中の使用向け
• 夜用パッド / 長時間用パッド:夜間や交換回数を減らしたいときに
💡 ポイント! ADLマークが同じアウターとインナーを組み合わせると、間違いなく適切な製品を選べます。
3. サイズ選びで快適さが変わる
介護おむつを選ぶときに意外と見落とされがちなのが 「サイズ選び」 です。
サイズが合っていないと、以下のようなトラブルが起きます。
☑ モレやズレが発生しやすくなる
☑ ご本人が違和感を感じる
☑ 交換の手間が増えて介護負担が大きくなる
サイズの選び方
✔ パンツタイプは「ウエストサイズ」で選ぶ
✔ テープ止めタイプは「ヒップサイズ」で選ぶ
サイズが合っていないと感じたら、ワンサイズ上や下を試して調整するのも方法のひとつです。
4. 利用者さんに寄り添ったケアを
排泄ケアは、ご本人にとって とてもデリケートな問題 です。「おむつを使うのが恥ずかしい」「自分でできないのがつらい」と感じる方も少なくありません。
そのため、できるだけ負担を感じさせない工夫が大切です。
✔ 「このおむつならスムーズに交換できるよ」と前向きな声かけをする
✔ パッドを活用して、なるべく下着感覚で使えるようにする
ご本人も、介護する側も、少しでも楽に過ごせるように。無理せず、できることから取り入れていきましょう。
最後に:在宅医療_薬剤師ラボのご案内
介護が初めての方でも、ちょっとした工夫で負担を軽くしながら、より快適な排泄ケアを実現できます。
もっと詳しく知りたい方は、「在宅医療_薬剤師ラボ」 で、介護・在宅医療に役立つ情報を発信しています。薬剤師の視点から、わかりやすく解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
✔ ADLマークを確認して利用者の状態を把握する
✔ アウターとインナーをADLマークに合わせて選ぶ
✔ サイズ選びを適切に行い、快適性を高める
初めての介護は不安も多いですが、一つずつ知識を増やしていくことで、ご本人にとっても介護する側にとっても、負担の少ないケアができます。少しずつ、自分に合った方法を見つけていきましょう!