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カコジョブームの終焉について

突然ですが、このタイトル
私がFaceAppを使うようになったのは、2020年5月。
ちょうどコロナ渦に入って外出禁止が広まっていった頃にネットで見かけた画像から私もやってみようと思ったのがきっかけでした。

そして2021年4月にTwitter(当時)でバズってメディアに取り上げられてからカコジョブームは発生しました。

特に2021年は増えましたね~、毎日のようにカコジョのアカウントが増えて把握するのが追い付かないくらいでした。
ネットで取り上げられ、テレビで取り上げられ、それがまたネットで話題となり、その都度カコジョは増えていきました。

でも、数が増えると良いカコジョだけではなくなります。
顔入れ替えできる機能を使って、他人の画像に憑依するような人も出てきました。フリー素材ならまだしも、人気コスプレイヤーさんの画像を無断で使用して憑依するなど問題も出てきました。

憑依は自分の身体ではないので自分らしさという個性はありません。ただキレイな画像にしたいという欲望だけでやっているようですね。
こういった事は度々論争になり、それで直す人、辞めてしまう人、いろいろいて、こういう話をすると私なんて結構正論を言うので嫌われたりしました。
DMで見る側の自由を奪うな!とか、あなた何様ですか!とか来ましたよ~

まぁ、ブームによって人数が増えると一定数意見の合わない人も出てくるし、グループを作ったりする人たちも出てきます。
それでも自由にできるのがカコジョのいいところですし、趣味趣向が合う人が仲良くできることは良いと思い、あまり言わなくなりました。

それから3年が経ち、カコジョで始めた人たちは、憑依動画になった
り、リアルな女装子さんになったり、生成AI画像になったりといろんな道へ分かれていきました。辞めてしまった人もたくさんいると思います。

今や純粋に自撮り加工をしている人は何人なんでしょうね~、かなり少なくなったように見えます。
この状況から察すると、カコジョブームは終焉ですね。

ただ、ブームが去っただけでカコジョが終わったわけではありません。
一部オワコンみたいに考えて、生成AIが始まった頃、早々に移ってしまった人もいるでしょう。

AI画像は確かにキレイで華やかな画像が生成できますが、みんながやりはじめると個性が出せず、みんな同じ人に見えてしまうというジレンマに陥っているようです。

生成AIという特徴からすると大量なデータから創り出してもプロンプトが似ているとどうしても類似したものしか生成できないようですね。

その点、カコジョの自撮りはそもそものベースとなる画像がオリジナルですし、何年も学習させた自分の顔の加工は誰にも似ないオジリナリティがあります。

それに自撮りカコジョも昔のまま何も進歩しないで続けているわけではありません。AI画像もうまく取り込んで自然に見えるよう工夫しながら加工していたりします。

自撮りカコジョの強みって個性なんですよね。
それにプラスして、先進のAIアプリを試したり、組み合わせたりすることで、より進化する可能性はいくらでもあると思うのですよ。

だって、AI技術を使ったアプリなんてまだ発展途上ですよ。これからいくらでも新しいものは出てくるはずです。
そこに今まで培ったカコジョの加工テクニックをかけ合わせれば、より綺麗な画像も、より自然な画像もできるようになるし、動画だってできるようになります。それが今後のカコジョが進む方向性になるでしょうね。

つまり、ブームは去ってもカコジョはまだまだ進化していくわけで、これはカコジョを続けている人でないとその進化を歩むことはできないのです。

ブームは去って目立たない存在となるでしょう。
以前のようにフォロワーは増えないし、いいねも多くもらえないでしょう。
でも、私がカコジョを始めた頃はそんな感じでした。

自撮り加工を楽しんでやってみるという初心を思い出しながら、この先もコツコツ続けていく人だけが、カコジョというカルチャーを作り上げていく人たちなんだと思います。

カコジョブームが終焉となったこれからがホンモノのカコジョだけが生き残る時代へ入っていくことになります。
続ける事の難しさよりカコジョの楽しさをちゃんと理解している人だけが少なからずいる限りカコジョは進化しながら生き続けますよ~

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