㉗年商10億円規模までの会社がコロナ後も生き残るために大事なこと~都銀出身・元焼肉店経営・元不動産投資家・地方在住、経営コンサル2年目の気付き
写真の説明
写真は、私にとって中学高校時代の2つ上の先輩にあたる方、岡峰光舟さんが先日出版された本です。なんとお城に関する知識が半端じゃないそうで、今回出版されたそうです。私はこの方を知ってるだけで恐れ多くて話したことは無いです…。本職はロックバンド THE BACK HORNのベーシスト。高校時代から右指3本を駆使して、Mr.Bigのビリー・シーンモデルとリッケンバッカーをブリンブリン、グワングワン超高速で弾かれていたのが懐かしいです…。
◆テーマは資金繰り管理
さて、今回のテーマは資金繰り管理です。地味なテーマとあなどることなかれ。
ここで押さえておかねばならない事実。それは、現金が無くならない限り倒産しない。という事実です。
つまり、現金があり続ける限り、企業は存続するということです。
なので、大げさに言えば、資金繰り管理ができている限り、企業は永続するということですね。
もし、管理らしい管理をざっくりで、きちんとしていないのならば以下の手順で資金管理を始めてみてはいかがでしょうか?まずは、初級編といったところです。アバウトなどんぶり勘定で経営をまわしてきた経営者だとすれば、これだけで今までと雲泥の差です。
◆管理のポイント
①資金繰り予定表を作成する。
⇒当初のフォーマットや項目はシンプルに。ゆくゆくは分析の精度向上のために、勘定科目、売上項目をできる限り細分化する。
②予定と実績を振り返る。
⇒預金通帳を確認できさえすれば、資金量は確認できます。例えば「毎月10日もしくは15日の始業前」など振り返る日時を決めてしまうと実行確率が上がります。
③未達(マイナス)、到達(フラット)、過達(うわぶれ)原因を分析する。
⇒A4サイズ1枚で良いので分析シートを作成する。経営会議の資料をご自分で作成されるのが実態を把握する上でベストです。施策の成功率や継続率が向上します。
要は言い換えるならば、「いかに精度の高い振り返りの習慣を身に着けるか。」ということにつきます。
◆チャンスタイム到来
これから10年以上、会社経営を続けていこうと考えておられる経営者にとって二つ、資金繰りにとってもプラス要素となり得る、重要政策を国が推進しております。
まずは、ご存じ、
①事業再構築補助金(元々挑戦したい領域や事業がある会社は申請マストです。)
そして2つ目。
②資本性劣後ローン
資金投下し、一定のリターンが高い確率で見込める事業があるのならば、使わない手は無いです。
・期間中の元金返済が無い。
・金融機関の融資審査においては疑似資本とみなされる。
というインパクト抜群の特徴。
日本政策金融公庫・商工中金など、現時点で積極的な姿勢に舵を切っておりチャンスタイム到来中です。
コロナ禍において、売上が既存事業が減少傾向にあるなら更さらに有効です。
事業再構築補助金を絡めてセットで活用できるのならば、相性バツグンで尚良しです。
実は、危機ではあるが、捲土重来、業績再浮上の大チャンスがきています。
できることなら上記の2つの政策を活用し、同業他社が弱ってきているのならば、それらに勝てる戦略・戦術を経営計画書に描き、それに沿ってPDCA体制を回していく。
今後、力を入れるべき事業に注力することで、業績はきっと回復していくことでしょう。やる前から諦めることだけはしないでいただきたいと思います。いつの時代もチャンスは転がっているものですね。
中村徳秀
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