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97【経営計画策定後のコンサルメニューとは?】地方在住経営コンサルタントの思索

写真は私です。笑
先週、ご縁あって、約8年振りにプロフィール写真を更新しました。慣れない撮影は小っ恥ずかしいものですね。
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はじめに~まずは経営計画の策定を~

今回は弊社が行うコンサルティング内容について書きます。

まず最初に顧問先企業の経営計画の策定を支援し、銀行借入の最適化をして、財務コンサルタントの仕事はもちろん終わりではありません。その後は計画運用のサポートがメインであり、それこそが成果が上がるか否かのカギとなることは言うまでもありません。

※なぜ、経営計画策定からコンサルを始めるのか詳細理由は55回ブログをご参照ください!

今回ももったいぶらず、一番大切なお伝えしたいことを言います。

それは「プロジェクト管理」が業績の向上には必須!ということです。

もっと細かく詰めて言えば、プロジェクトのみならず、タスク管理です。

経営計画のアクションプランを軸に、重要項目から優先的に経営資源を割いて、愚直に計画に基づく新たな行動を継続すれば、必ずと言っていいほど成果が上がります。

嘘だと思いませんか?

実は本当です。

理由は明確。年商10億円規模までの中小、零細企業の業績は、経営者に依存し過ぎているからです。自分のスーパープレイヤーとしての感覚に頼り、案件を積み上げて行く行動をひたすら取り組んで行く中で、全て自分で重要な経営判断と重要項目に該当する行動をやろうとして、無駄やムリ、様々な非効率な事象が実は発生しているという事態がよくあるからです。

無駄やムリ、様々な非効率を防ぐための、「転ばぬ先の杖」の一歩目とも言えるのが、経営計画の策定です。

ただ、全プロジェクトとタスク管理をくまなく、継続的に行動、実行管理できる超人的な自制心と管理能力を持つ経営者はまれです。

私がメインに活動をしている地方都市では特に、地域の仕事、役職を担うことも多く、自社の経営のみに集中していれば良いという恵まれた環境にある経営者の方が圧倒的に少数という状況もあったりします。

では、どうするのか?

やはり答えは、「経営計画に基づく日々の行動管理」。まずはこれに尽きます。

「そんな単純なこと?」と思われるかも知れません。しかしながら、物事の本質はシンプルです。この原則から逃げることはできません。

そして、経営計画を土台に、自社の幹部やスタッフの力をフルに活用し、その力を引き出していき組織全体でのレベルアップが今後の厳しい経済環境で生き抜いていくには必須ということが言えます。

経営者一人では本当に難しい経営計画の運用

「一見簡単なようで実は難しい。」のが経営計画の運用です。

年商10億円規模までの中小、零細企業において、「戦略戦術は経営者のみぞ知る。」という状況は往々にして存在します。

「社員、スタッフは現場にだけ集中してくれたらいいんだ!」と考えるワンマン経営者も少なからずいらっしゃいます。

確かに、おっしゃる通りで、ランチェスター戦略の一説によれば、

「従業員30名までの企業の業績の98%は、経営者の自社が選択する戦略への理解力と行動力で決定する。」

という説もあるほどです。

だからと言って、経営者だけが戦略戦術を理解していれば良いということではありません。

月一回以上の経営会議の基準であり、経営者と社員、スタッフの共通言語となる経営計画が無ければ、議論の土台が存在せず、ただ問題に対するその場限りの場当たり的な戦術、部分最適のみに陥りがちになってしまいます。

では実際コンサルタントは何をする?

私の場合で言うと、

①計画策定6か月➡②後半6か月が計画運用と改善行動のサポート。➡③その次の6か月で計画運用サポートをしながら次期計画への修正作業。

というサイクルとなります。

弊社では経営計画の最終ページにクロスSWOT分析から導き出された施策の中でも特に重要で、効果が見込めるであろう項目のアクションプランを5~8個ほど抽出します。そして、5W2H以上の細かさで3か月タームでの行動を詳細に設定し、これを元に派生して、タスク進捗管理表をケースによっては作成し、もれなく滞りなく施策が進んでいくサポートを行います。

コンサルタントとして、外部の目からの進捗の監視とサポートがあると、実現性が高まっていく経験を数多く経験してきました。

専門外は課題に合わせて外部連携

お客様のために「心を鬼にして。」計画の運用を支援していきます。

ただし、顧問先企業のリソースと弊社ではできることに限界があります。そのため、年商10億円規模までの中小、零細企業においては、いうなれば情報の交通整理係としての機能。言い換えるなら専門家にベストな形でパスを出す、司令塔的ハブ機能が求められます。

昨今、「伴走支援」という言葉がもてはやされている気がしてなりませんが、平たく言えば経営者にとって経営で困った時の第一の相談相手が、空白になっている企業が大半という現実があるからです。

良識と知識を持った判断をくだせる相談相手の不在は、経営資源が限られる、年商10億円規模までの中小、零細企業はこれからの時代、特に死活問題となっていくでしょう。

情報の可視化と交通整理もコンサルの仕事

弊社では、情報の整理と、優先順位をつけた行動への助言が経営計画策定後の約6か月のコンサルテーションではメインになってきます。

経営計画に基づく、それぞれのプロジェクト担当者と、マンツーマンの経営会議と言えば、イメージし易いかもしれません。

経営者とのマンツーマンの経営会議。そして、経営計画のアクションプランで設定した、行動項目の責任者との面談でのプロジェクトの進捗とタスクの管理をコンサルタントの力も使って活用していけば、自社の戦略戦術に一本筋がとおり、一貫性が出て、経営者の言行一致という望ましい状況が時間はかかりますが、徐々に醸成されていきます。

年商10億円規模までの中小、零細企業の業績改善の本質は、

「勘ピューター経営から経営計画に愚直に基づく経営へのシフトチェンジ」

というシンプルなことであることがほとんどです。

まとめ

最後に、経営計画の策定後のコンサルタントの動きを簡潔にまとめます。弊社の業務の理解の一助になれば幸いです。

・アクションプランの実行管理面談。ネックや進捗を把握。情報を可視化。場合によってはタスク管理表まで詳細に作成。

・課題の緊急性や重要性を加味した上で、費用を設定予算内で賄えるレベルのものであれば士業などの専門家へ適切に橋渡し、マッチング。

・営業を手伝える商材、サービスの企業には、営業会議のファシリテーションや、実際の営業代行という「営業支援」もケースによっては適宜実施する。

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今回もお読みいただきありがとうございました。

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株式会社なかむらコンサルタンツ

代表取締役 中村徳秀

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nori.nakamuraconsul@gmail.com



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