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世界最大の酒会社 コンステレーション 財務分析

株の分析、比較、ランキングして行くブログで毎日投稿しています。

今回はコンストレーション(STZ)です。



基本情報


米国株。酒類世界最大手。収益の97%が米国とカナダ。



財務分析


損益計算書


粗利50%越えは食品関係業界の中でも高い方です。(平均40%)


営業利益率、純利益率ともに業界平均より高く、惚れてしまうような利益率で競争優位性があります。


(競争優位性とは他社と比べ優位な点のことを言う)



純利益の安定性はなくここ15年間で3,4回赤字になっており安定性はないですが、15年間で10倍にまで増えているので成長性は高いです。


売上高も安定性はなく、成長は意外にも2倍にしかなっていません。


EPS(1株当たり当期純利益)は15倍にまで増えており自社株買いに積極的だということが分かります。




この企業の損益計算書は問題はありますが、いいところも多く、たせばプラスです。




貸借対照表


自己資本比率45%は食品関係の業界の中では普通といった感じですが他業界も合わせれば高い方です。



長期負債は1.1兆と少し多く見えるかもしれませんが、純利益の3.3年分で完済できるので感覚ほど借りていません。



のれん代の額が8088億と多い理由は簡単で100以上の酒ブランドを保有していることからブランドを保有している会社を買収してブランドを拡大しているからです。



現金同等物はたった81億しか持ってませんが、在庫と売掛金が一応2000億あるので優良ではないですが一応大丈夫です。



内部留保

内部留保をよく知らない人のために言っておくと内部留保は貯金ではありません。

多少簿記の知識がある人ならわかると思いますが、内部留保とは経費と株主に償還するお金を差っ引いて投資や借金返済そして貯金にまわすお金です。


この企業の内部留保は15年で11倍に増えており平均リターンは17.5%で増えていることから収益力の高さが分かります。


自己資本は5倍しか増えておらず内部留保よりも大幅に成長が下回っておりこれは問題点です。



この会社の貸借対照表の評価は平均的てきな(だが普通ではない)財務で、決して財務優良企業ではありません。



この会社の財務は優良なのか?優良ではないのか?



結論から言うと優良です。


損益計算書は利益率が高く成長もあり、優良ですし貸借対照表は優良とは言えませんがあるていどのラインはクリアしているのでぎり優良です。




※投資は自己責任でお願いします。

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