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レバレッジを味方に!FXで基準枠を広げて次のステージへ

FXで成功するには、ただ勝つだけではなく、資金を守る戦略を徹底することが必要です。

リスク管理をしっかり行い、資金を守ることは、トレーダーとして生き残るための基本です。

しかし、リスク管理だけでは、本当の成長には繋がりません。

具体的には、より大きな資金を扱い、さらに大きなリターンを得るために、レバレッジを上げていく必要があります。

多くのトレーダーは、リスクを恐れ、レバレッジを上げることを躊躇します。

しかし、安定したトレードスキルを身につけたなら、適切なリスク管理のもとでレバレッジを段階的に上げていくことこそが、真の成功への鍵だと私は考えています。

今回は、トレード成績が安定した後、レバレッジを上げることの重要性と、それに向けたステップについて私の考えをお伝えします。

ただし、飽くまでもトレード成績が安定した上での話です。成績が安定する前に無理にレバレッジを上げるのは避けなければなりません。



FXで「稼ぐ」基準値を上げる理由

FXの直接的な目的、それは「お金を稼ぐ」ことに尽きます。
しかし、どれだけ稼ぎたいかという目標金額は、人それぞれ異なるでしょう。

ただ、ここで知っておいていただきたいのは、月に3,000円を稼ぐ場合も、100万円を稼ぐ場合も、必要なトレードスキルに大きな違いはないということです。

特に、長期的に安定して利益を積み上げるためには、正しいトレードスキルを習得することが絶対条件です。

では、なぜ「稼ぐ基準値」を高く設定する必要があるのでしょうか?

それは、目標金額がトレーダーとしての成長や行動に直結するからです。

月に3,000円を目指すのと、100万円を目指すのとでは、同じスキルを活かすにしても「覚悟」や「挑戦の姿勢」に大きな違いが生まれます。

FXに挑むのであれば、「少額で満足する」のではなく、最低でも月に100万円以上を稼ぐ気持ちで挑むべきだと私は考えています。

それは、単に金額の大小ではなく、トレードに対するご自身の可能性を広げるためでもあるのです。


基準枠を超えることを拒む「現状維持バイアス」

トレード成績が安定してきたのに、なかなかレバレッジを上げられないというトレーダーの方も多いのではないでしょうか?

私もたまに上げることができたとしても、画面に映し出される大きな金額の増減に耐えきれず、早々に利確してしまうことがよくありました。

では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

その原因は、私たちの脳が現状の「基準枠」を持ち、それを超えようとする変化を「未知の領域」として拒むからです。

人間には「ホメオスタシス(恒常性)」という仕組みが備わっています。

これは体内環境を一定に保つ働きで、たとえば塩分を摂り過ぎた場合、腎臓が余分な塩分を排出して血圧を正常に戻そうとします。この現状維持のメカニズムは、身体だけでなく心理面にも影響を与えます。

心理的なホメオスタシス、すなわち「現状維持バイアス」によって、脳は変化を嫌い、今の状態を維持しようとします。

この快適で慣れ親しんだ領域は「コンフォートゾーン」と呼ばれ、このゾーンにいる限り、不安やストレスを感じることが少なく、安全な状態を保つことができます。

たとえば、普段消極的な人が「明日からもっと積極的になる!」と決意しても、三日坊主で元の行動に戻ってしまうのは、現状維持バイアスのせいです。

脳は変化に対して強力な「防衛反応」を示し、元の状態に引き戻そうとするのです。

同じことがトレードにも当てはまるという訳です。

たとえば、エントリー後にモニターに映し出される数百円単位の増減に慣れていたトレーダーが、突然数千円単位の増減に直面すると、脳は「危険」と判断し、メンタルにストレスを与えてその状態を拒みます。


基準値を上げるには?

では、基準値を上げるためには、どうすればいいのでしょうか?
それは、「段階的な変化」と「継続性」を意識することが重要です。

いきなり大きな変化を求めるのではなく、少しずつ自分の基準枠を広げることで、無理なく新しい状況に適応させていくのです。

たとえば、レバレッジを上げる際は、一度に大きく上げるのではなく、少しずつ調整しながら進めるのが効果的です。

この方法により、急激な変化でメンタルに負担をかけることを避けられます。

そして、この変化を「継続」することで、脳は徐々に新しい行動や状況を「当たり前」と認識し始めます。

こうして新しい基準枠を受け入れると、今度は逆に「以前の基準枠」に戻ることが不自然に感じられるようになります。

たとえば、大きなレバレッジでの取引が当たり前になると、小さなレバレッジでの取引がかえって物足りなく感じられたり、リスクが小さすぎると感じたりするのです。


私がレバレッジを上げるに至ったきっかけ

私もなかなかレバレッジを上げることができませんでした。これまでに自分なりのトレードスキルを身に付け、ある程度の成果を上げていたにもかかわらず、資金を守ることを重視するあまり、長らくレバレッジを上げる勇気が持てなかったのです。

たまに試しで高レバレッジの取引をすることはありましたが、画面に映る含み益と含み損の大きな変動にメンタルが持たず、結果としてすぐに利確してしまうのが常でした。

しかし、「やっぱりこうなるよな!」というシナリオ通りに相場が動く体験が続いた時に、腹をくくって、許容損失額を少し大きく取り、今までの5倍以上のレバレッジで取引を行ってみました。

ハラハラドキドキはしましたが、シナリオ通りに動く相場と大きく含み益が膨らんでいく様子に、自分の中で何かが変わった感覚を覚えました。

私の場合の経験は段階的な変化ではなく、少し一足飛びに基準枠を強引に広げた例と言えるかもしれません。けれども、この一歩がきっかけで、今では以前の低レバレッジでの取引に戻ることを、逆に「脳」が拒否しているように感じます。

重要なのは、絶対的な自信のある相場状況でのみ挑戦することです。この姿勢を忘れずに、今後も慎重に基準枠を広げていこうと思います。


まとめ

FXの最大の魅力は、その効率性にあります。

これは以前の記事でもお伝えしましたが、究極の取引スタイルは、月にわずかなトレードで済ませ、チャートに張り付く時間を最小限に抑えながら、大きなチャンスを見極めて高レバレッジで取引し、高額の収益を得ることです。

その実現には、2つの絶対条件があります。

それは、徹底した資金管理正しいトレードスキルを身につけること。

この2つが揃わない限り、高レバレッジでの取引はただのギャンブルとなり、資金を一瞬で失うリスクが高まります。

値ごろ感だけでエントリーするようなトレードは、決して行わないことです。

ちなみに、すでに十分な資産を築いたトレーダーの中には、「稼ぐ」こと自体が目的ではなくなり、自分の描いたシナリオ通りに相場が動くことに達成感を覚える方もいるようです

これは、前回お伝えしたギャンブル依存症の要因であるドーバミンがポジティブに作用した状態ですね。私もそのような感覚を持てるように精進していきたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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