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人間観察

昨日は文字通り何もしなかったので、今日は早めに家を出てジムに向かった。ジム仲間の友人もほぼ同じタイミングでチェックイン。

鉄不足なのにがっつり運動するのもいかがなものか、と思いつつ30分走る。いつもより少しペースを落としたせいか鉄錠剤のおかげなのか若干、平均心拍数が下がって(170→160)いた。気のせいかもしれない。

走ってからいつものように筋トレをしようと思ったら、自分より年上の3人組がワイワイしゃべりながら筋トレマシーンを占拠して動く気配がない。仕方がないので空いた器具だけでサーキットトレーニングをしていたのだが、どうしても会話が耳に入ってくる。「皮膚科のいいところ知らない?」「どうして皮膚科に行く必要があるの?アレルギーかなにか?私はニッケルのアレルギーがあってね」「あとで下の店でプロセッコ(スパークリングワイン)でも飲みましょうよ。やってられないわ」病院の話やら飲む話でかなり盛り上がっている。

聞き耳を立てているわけではないのだが声のボリュームが大きいいのでどうしても耳に入ってくるのだ。楽しそうにしているので別に不快には感じなかった。その女性グループのひとりと目があったので会釈をしたら、彼女は「ぺらぺら喋ってばかりでごめんなさいね」と声をかけてきた。「楽しそうで何よりです。いいお友達がいらっしゃるんですね」と別に気にしてないよー、と伝えたらほっとした顔をしていた。どうやら東ドイツ出身の3人組らしい。「孫がWhatsAppでメッセージ送ってくるんだけど、どうやって返せばいいのかわかんないのよ。本当に面倒な世の中だわ」「Facebookとかインスタとか(私はインスタやってるんだけど)ありすぎよね。ほんと〇〇」東独時代とは打って変わっていろいろと便利な世の中になってはいるのだ。世代が上がるにつれてそれらのツールが厄介に感じるらしい。その辺は世界共通なんだろうと思う。

それはそうと、今日のジムは祝日2日目だったせいか普段よりザワザワして騒がしかった。後ろの方では誰かがバーベルを落としたのかガチャン!と派手な音を立てているし、隣で友達とふざけながらランニングマシーンの上で走っていた若い女性は突然いなくなったと思ったら、転倒していた。擦りむいただけで済んでいたようだが、ランニングマシーンは油断ならないと思っているのでめちゃくちゃ集中して走っている。あんなに喋っていて大丈夫なのかな、と思っていた矢先の出来事だった。

とまぁ、ジムだけでも約3時間くらいの滞在中にいろいろなことが起こるわけで。一度鬱気味の女性に話しかけられたこともあるのだが顔を覚えられてしまったらしく、先日も急に「顔に塗るクリームもってない?」とぶっきらぼうに尋ねられた。本当にいろんなタイプの人がいるものだ。


*タイトル写真はご近所さんが階段の踊り場に置いていた飾り


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