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突発的な症状

「ママ、なんか耳も痛いし目もおかしくなってる」

昨晩、息子がそんなことを言いながら目を見せてきた。確かに目が充血している上、少し腫れているようだし耳も心なしか赤い。風邪からくる中耳炎なんだろうとは思ったが片耳が少し聞こえにくい、というので念のために小児科へ連れて行くことにした。

近所の行きつけの小児科は完全予約制で待ち時間ゼロ。メールで症状を簡単にまとめ、直近で予約が取れるかどうか打診する。翌日の朝(つまり今朝)に予約が取れたのでホッとした。小学校の担任に「小児科へ連れて行くので遅れます」と連絡を入れると「遅れるのであれば今は大して授業もやっていないのでゆっくり休んでください」と返事が来た。さすがドイツである。それが今朝、またメールが入っていて「6時間目にクラスの集合写真を撮ることを忘れていました」と担任の先生。ドイツは日本とは違い、夏休み前に卒業となるからだ。小学校の6年間もあっという間に過ぎようとしている。

小児科の先生曰く、「軽い中耳炎ですね。点鼻薬を1日3回してしばらく様子をみてください。痛みがひどくなればイブプロフェンなどを投与してください」なるほど。やはり風邪からくる中耳炎だったのか。帰り道に「体が痒い」というので様子を見ていたら腕やお腹に蕁麻疹が出た。冷やしたガーゼを当てているうちに引いたが、次から次へと忙しい。それでも幼児のときよりは随分と楽になった。長女が幼児の頃は半日勤務をしていたが幼稚園から頻繁に呼び出しがかかったものである。しかも風邪の症状も嘔吐やら発熱やら脱水症状やらでてんてこまいになることが多かった。

それにしても、息子がここまで調子を崩すのも珍しい。今月半ばから新しい職場で仕事始めになるので、まとめて具合が悪くなっているような気がしないでもない。そういえば、産休明けに娘の胃腸炎がうつって、復帰初日から3日ほど休んだことがある。今回はさすがにそうはならないだろうが自分の体調も含め油断は禁物だ。

子育てと仕事のバランスを取るのは子どもたちが小さかった頃は正直かなり難しく感じた。今回、就活をしてみようと思えたのも息子がようやく小学校を卒業し、ギムナジウムへの進学が決まるタイミングだったからである。その他の要因としては円安に伴う日本からの仕事の激減だった。

10年間のフリーランス生活もあと少しで一旦終了ということになる。9月中旬からの日本への一時帰国も控えているし、今年も後半戦に突入するがこの先どうなるのか楽しみだ。




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