ジムの前にアレクサンダー広場へ
今週末は快晴だったベルリン。この時期にこれだけ太陽が顔を見せるのは珍しいし、気温もそこまで低くない。それなのに目覚ましを9時にセットして目が覚めたはずがまた二度寝してしまった。なんだか先週末の日曜日と同じことしてるよなぁ、と思いつつ11時にコーヒーを淹れる。
先週も寝過ぎた反省をしてジムに行ったんだけれど、今日は天気がいい。息子に「今日どっか行くの?」と聞かれたので「ジムに行くか散歩に行くか迷ってる」と答えた。「ジムに行って友達とカフェでお茶でもしたらいいやん」うん、それは先週の日曜日にやったところ。今日は特に誰とも会う約束はしていなかったのでひとまずジムへ向かうことにした。今月は予定が入っていなければジムへ、というパターンになりつつある。
太陽のせいで散歩をしている人がたくさんいた。またトラムが後ろから迫ったきたので小走りで急いだのだが人が多すぎてちょっと苦労したくらい。これから春に近づけば近づくほど出歩く人の数が増えていく。ジムに直接行くにはもったいないお天気。ジムに面したアレクサンダー広場に寄って行くことにした。何やら緑色のプラットフォームが設置されている。ベルリンではこのように開発計画を展示して少し高い位置から開発対象の土地を眺められるように展望台が設置されることが多い。
どうやら赤の市庁舎周辺とマルクス・エンゲルス・フォーラムの開発プランの展示になっているらしい。確かに現在のアレクサンダー広場は広いだけで特に市民の憩いの場にはなっていない。緑地化して居心地のよい空間にしようという計画のようだ。
つい最近、ポツダム広場を歩く機会があったが開発時期が早かったエリアにも関わらず、市民の憩いの場になってもいなければ特に行きたくなるような魅力的な空間設計にもなっていないのではないかと歩きながら中途半端に高い高層ビルを眺めていた。ポツダム広場はベルリンの壁が二重に張り巡らされていた土地なので、全くのゼロからの開発だった。どこでどう間違えたのか、ベルリン映画祭の期間だけメイン会場を中心に、会場に指定される映画館が集まっていることから活気づくエリアにはなっているのだけれど。
都市開発というのは一筋縄ではいかない難しい事業であることは間違いないがもう少しなんとかならなかったのか、ベルリン。と思うことは割と多々ある。アレクサンダー広場の開発はなんとかうまく進めて欲しいものだ。
完成予想図の左側に見えるフンボルト・フォーラムについては非常に気に入っている。以前、同じ場所にあった共和国宮殿も好きな建造物だったので、開発プランを知ったときは残念に思ったものだった。ベルリンは非常にゆっくりとしたペースではあるがこんなふうに少しずつ開発が進んでいく街でもある。