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はとバスツアーに初参加

「平日は友人がみんな仕事があって行けないので、突然なのですがはとバスツアーに行きませんか?」

まだ1度しか東京でお会いしたことのない知人からこんなお誘いがあった。はとバスについては耳にしたことがあるが観光にあまり興味のない私はこれまでに使ったことがなかったし、まさかツアーそのものに参加することになるとは思いもしなかった。何事も経験だし、たまたま東京に滞在しているときにお誘いをいただいたという縁も感じたので「ぜひ!」と即答した。

当日は雨が降りそうで降らない微妙な天気だったので小さな折り畳み傘をかばんに忍ばせておいた。観光なのでカメラも持参。丸の内の南口付近に乗り場があるらしいので京橋駅から徒歩で向かう。東京駅が奥に見える位置にバス停が見えてきた。知人の顔がすぐにわかるだろうか。そんなことを考えながら待合室に向かった。

知人が入ってきた途端、お互いにすぐわかったのだから不思議なものである。バスに座ってこういうことがよくあるのか尋ねると、一度だけ会った人とか同僚と突然一泊旅行に出かけることが割と多いのだそうだ。最初にお会いしたときになんかあんまり話さないけど面白そうな人だな、と思ったのはやはり当たっていたようだ。どうしてあのときはそんなに話さなかったのか尋ねると「私より話す人がいたので任せようかと思いまして」という返事だったので納得がいった。黙っていてもその辺りはその人の持っている雰囲気で何となくわかるものなのだろう。

さて、ツアーの方だが旅程はこんな感じだった。9時50分出発だったかな。

・築地市場 自由時間50分
・プリンスホテルでバイキングランチ 60分
・東京タワー 60分
・赤坂迎賓館(内観ツアー)70分

自由行動はできるが時間の制約があるのでがんばらないと全て見るのはなかなか大変なスケジュール。ふたりともじっくり見たい派なので「時間が足りませんよね、がんばりたくないし」と始終言いながらも結果的にはかなりがんばって見て回ることになった。

どこを見ても混んでいた築地市場
ここは空いていた

築地はまだ行ったことがなかったが予想通りインバウンドツーリストで激混みだった上、物の値段がバグっていた。海鮮丼が3000から4000円とか。もちろん何も買わずに途中で近くの築地本願寺に足を伸ばすことにした。かなり風変わりな建築に驚く。ふたりしてじっくり眺めすぎてバスに戻る時間にちょっと遅れてしまった。


築地本願寺
どこかインド?を感じさせられるデザイン

築地で買い食いを我慢したためかホテルに着く頃にはお腹がぺこぺこに。これまた種類も多く、迷っている時間もないのでさっさと取り皿に取っていただくことに。もう少しゆっくりできるとなお良かったがこれぞツアーという慌ただしさだった。こういうツアーは時間をきっちり守る日本人じゃないとなかなか敢行できないのでは、という疑問が生じたほどである。

デザートとコーヒーもがんばっていただきました

初っ端から遅れた私たちはまた遅れるわけにもいかないのでかなり努力したような気がする。

さて、ランチのあとは東京タワーへ。東京タワーは確か大学生のときに一度登った記憶がある。はとバスツアーのガイドさんがそれは美しい声で「東京タワーは333mあります。展望台は150mの高さにございます」といった説明をしてくれた。勉強になります。曇ってはいたがかろうじて景色は見えた。

展望台からの景色
日本のおみやげはどこに行ってもレベルが高い
東京タワーを見下ろせる場所も


赤と白のタワー

最後は(この辺から寝不足でフラフラだった)赤坂迎賓館へ。内観のツアーということでこれまたじっくりと煌びやかな装飾を眺める。残念ながら撮影は禁止なので写真は外観のみ。

噴水に亀の装飾
洋風の迎賓館正面

東京市内には赤坂迎賓館のような広々とした敷地を持つ公園やスペースがたくさんある。迎賓館の正面付近にはお茶を飲むスペースも設けられており、訪問客がゆっくりとお茶をしている姿も見られた。

はとバスツアー、なかなか良かったのでおすすめです。女性の運転手さんだったところも良き。












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ベルリンのまりこさん
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