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学校までの道のりとその帰り道

さて、今日もお茶の時間がやってきた。しかし、なんだこの眠気は。外は曇天だし霙まじりの雨が降ったり止んだり。風も強い。昨日は息子の12歳の誕生日で朝から晩までよく遊んだせいか、今日は朝からちょっとフラフラしている。

ドイツの小学校(娘のギムナジウムでもそうだが)では、誕生日の日にケーキを持って行くのが通例となっている。ケーキは市販の虹色ケーキを相方が焼いたので、それを切り分けタッパーに詰めて息子と学校に向かった。

「あの一番右の女の子はいつも同じ時間に行くからよく見るけど、なにもしゃべりたくないから別の道からいくねん」「あの緑色のカバンの子はグループで行ってるのに、一番に学校に着きたいからいつも走ってる」「あ、あの子は同じクラス」

15分くらいの道のりを息子の実況中継を聞きながら連れ立って歩く。普段はもちろんひとりで行くんだけれど、今日はケーキのタッパーが重いから付き添っているのだ。

「昨日、家でもハッピバースデーの歌を歌ったから、もういいねんけど、絶対みんな歌うで…」

ケーキとビーガンの子どものためにビーガン対応のグミまで用意しているのだから、それはもう避けようがないのでは、と思いながら聞いていた。祝って欲しいのか、放っておいて欲しいのか。ティーンエイジャー一歩手前の息子を見ているとなかなか面白い。学校の前まで見送られたくないだろう、と近くまで来たらそのままタッパーに入ったケーキを渡して別れた。

そのままスーパーへ買い物に行くが、まだ体が完全には起きていないらしく、またちょっとクラクラした。8時前のスーパーはまだ商品が陳列棚に収められていなくてここそこに段ボールに入った商品が置かれている。特に野菜コーナーは半分くらい棚が空いていた。

今日の夕ご飯はどうしようかな。

そんなことを考えながら店内を歩く。肉は相変わらず高くて、牛ミンチが500gでほぼ6ユーロ(約950円)なのにもまだまだ抵抗があるし、鶏肉もずいぶん値段が上がった。サラダ油や牛乳、バターの値段は落ち着いたが、肉の値段だけは相変わらず。迷った挙句、親子丼を作ることにした。

息子も12歳になったことだし、そろそろ定期的に仕事ができるよう対策を立て始めるタイミングだよなぁ、と強風に煽られながら公園を通り抜けて家に戻る。やりたいことをやるにしてもまずは先立つものがないと始められないわけで。海外生活や海外での育児についても良し悪しというものがあり、そのことについて数日前からメインブログの方にまとめているところ。

これから先の10年間の大切さをひしひしと感じている今日この頃です。



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ベルリンのまりこさん
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