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夢を叶えたねこばか。

子供のころに買ってもらったシャム猫のぬいぐるみのことをときどき思い出します。

子供の頃の夢は『ねこを飼うこと』

私は物心ついたときにはすでに、自他ともにみとめる病弱な子供でした。

猫の毛に対する喘息のアレルギー数値も高くて、ヘタしたら命に関わるレベルと言われていたから、当然動物を飼うなんてことは夢のまた夢。

そんな私のために母親が買い与えたものが、ねこのぬいぐるみでした。

ピータンというねこ

このぬいぐるみについていたタグには

「ピータンです。よろしくね」

と書かれていたから、このコはピータンというらしい。

白いふわふわの毛並みに、ブルーアイ。シャム猫らしく鼻先や耳、尻尾などにポイントが入っているコでした。

子供ながらに「ピータンて…なにそれ変な名前」と思ったことははっきり覚えています。

ねこへの愛をこじらせる幼少期

カレンダーとかについている子猫の写真を集め、毎日それを眺めては

「おかあさん!ねこちゃん、かわいいねぇ!」

と言っていたらしい。

子ども心に「猫を飼う=自分の命に関わる」と思っていたから(親やお医者さんにそう言われてた)こそ、ねこへの憧れはますます高まっていたんだと思います。

タブーこそ燃える…というやつですね。

喘息が治ったら、絶対ねこを飼うんだ!

その一心でできるだけ自分の健康に気遣い、ひそかに『猫貯金』をしてきた私が、運命の出会いを果たしたのは社会人4年目のことです。

当時付き合っていた彼から「一緒に暮らさない?」と言われしぶっていたところ

「うちに来るなら猫飼えるよ?」

と言われ、あっさり承諾。

当時はペットを飼う=ペットショップで買う しか思いつかなかったので、彼の家に引っ越して早々ペットショップに行きました。

一目惚れでペットを飼ってはいけないとあれほど言われていたのにも関わらず、大金叩いてロシアンブルーの子猫を契約。

だって、飼う覚悟なら子どもの頃からずっと持っていたし、無責任な行為じゃないはず…と。

それが先代猫です。

膨らみすぎていた憧れを現実にするきっかけ(ねこを飼うきっかけ)をくれた当時の彼には本当に感謝してる。

そしていまは…

前述のピータンのことを思い出しはじめたのは、実は最近になってからです。

というのも今飼っているねこの1匹が、そういえば青目のシャムミックスなんだ…

偶然だけど、無意識が働いてたのかなぁ。

保護猫だからっていうのもあるけど、私の偏愛に負けず劣らず、ねこたちからの愛情ずっしりもらってます。

子供の頃の私に自慢したい。

未来のあなたは本物のかわいいねこたちに囲まれて、夢のもふもふライフを送ってるよ!って。

だから病弱をいいわけに諦めないで、って。







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