SR400が改めて美しい
1978年に誕生したYAMAHA SR400
2021年の製造でSR400の生産が終了することとなった。
最終モデルのファイナルエディションリミテッドは定価70万円だったものが、現在ヤフオクでの落札相場が120万円前後になっている。
それに伴って、全年式のSR400が高騰している。それほど根強いファンがいるバイクなのだろう。
私の好みは断然1980年初め頃のキャストSRである。4,5年ほどしか生産をされなかったが、やはりスポーティーなキャストホイールがかっこいい。
カフェな感じにも、チョップした感じにも似合う。
そんなSR400を撮影する機会があった。
SR400 2003年式
ホイールやブレーキなどが変化しているが、見た目がほとんど変化していないSR400。
これほど長年続いて販売され、変化がないバイクはSR400ぐらいだろう。
変化をしないというのもそれで美しい。
あえて強い言い方をするが、SRなんていじってなんぼのバイクだと思う。作りもシンプルであるし、パーツも多いし、いじり甲斐がある。実際に純正のSR400は数が減っていることもあり、しっかり値段が付く。
それを長年堪えて乗り続けるのも凄い忍耐だと思う。
その気持ちを抑えて乗り続けることで、より価値があるバイクとなっていく。
自分好みに乗ることはもちろん素晴らしいが、純正のまま綺麗に後世へ残していくことも同じぐらい素晴らしいことと思う。
SRはまだそれほどの古いバイクとなってはいないが、後世にしっかり語り継がれ、歴史として残っていくバイクになるだろう。